交通事故(追突事故)の示談金相場2018年版!よくあるQAもチェック

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交通事故(追突事故)の示談金相場2018年版!よくあるQAもチェック

あなたやあなたのご家族・ご友人が、交通事故(追突事故)の加害者になってしまったら…

刑事事件の解決に「示談」が非常に大切なのは、よく知られたことですね。

…でもいざ示談となると、わからないことだらけです。

示談金の相場は?

示談のメリット・デメリットとは?

示談の流れ示談書の書き方は?

疑問や不安でいっぱいになることでしょう…

でも、大丈夫!心配はご無用です。

ここでは、追突事故の示談金やよくあるQAについて、徹底調査の結果をレポートします。

法律的な部分の解説は、テレビや雑誌でおなじみ、弁護士の岡野武志先生にお願いしました。

よろしくお願いします。

今回は交通事故(追突事故)ですね。

示談金の相場やよくあるQAを、過去の実績最新の動向を踏まえて解説していきます。

交通事故(追突事故)の示談金の相場10連発

交通事故(追突事故)の示談金の相場10連発

皆さん、示談といえば、気になるのはやはり示談金の相場ですよね?

ここでは、追突事故の示談金の相場を見ていきます。

今回は特別に、岡野先生の事務所が過去に解決してきた事案の一部を公開してくれました。

いずれも、過去実際にあった追突事故のケースです。

我々だからこそ提供できる生のデータを、弁護活動の現場からお届けします。

どうぞご期待ください。

ハイ、力強いお言葉をいただきました。

期待してますよ!

まずは示談金が10万円以下だったケースです。

示談金が10万円以下だったケース

示談金3万円~10万円のケース

事案の概要 示談金
商業施設の敷地内に入ろうと左折したところ、左脇を並走中の原付バイクに接触し、バイクの運転手を転倒させ、加療約10日間を要する傷害を負わせたが、救護措置を取らずに当て逃げをした交通事故事件。 3万円
路上で、飲酒の影響による居眠り運転により、前方を走行する大型貨物自動車に気付かずに衝突し、加療約24日間を要する腰椎椎間板ヘルニアの傷害を負わせた交通事故事件。 10万円

どちらの事故も被害者はケガをしていますが、10万円以下で解決できたようです。

示談金が50万円以下だったケース

示談金20万円のケース

事案の概要 示談金
路上を時速80~90㎞で走行中、居眠り運転により前方を走行する車両に追突し、被害者に頸椎捻挫などの傷害を負わせたが、救護措置をとらずに当て逃げをした交通事故事件。 20万円
路上を自転車で走行中、横断歩行していた通行人に気づかずに追突し、全治3ヶ月を要する左上腕挫傷などの傷害を負わせた交通事故事件。 20万円
路上で、安全確認不十分のまま進行したところ、信号で停車中の車に追突し、相手方の運転手にむちうちの傷害を負わせたが、救護措置をとらずに当て逃げをした交通事故事件。 20万円

軽傷の事故でも、救護措置を怠ると示談金はあがってしまうのかもしれませんね。

示談金30万円~50万円のケース

事案の概要 示談金
飲食店駐車場から出て車道に進入しようとしたところ、50代女性と接触して、女性の右足甲部分をタイヤで踏みつけた交通事故事件。 30万円
路上右折レーンで待機中に、信号機しか見ていなくて前方確認を怠ったため、前方で同様に右折待ちをしていたタクシーに追突し、タクシー運転手に全治1週間程度の頸椎捻挫の傷害を負わせた交通事故事件。 42万758円
交差点で一時停止をした後、進もうとしたら、被害者の運転する車両と衝突し、被害者に通院を要する手の怪我を負わせた交通事故事件。 50万円

このあたりを見ると、必ずしもケガの重さが示談金に比例するとは限らないようですね。

示談金が300万円以下だったケース

示談金300万円前後のケース

事案の概要 示談金
信号機がある交差点を右折しようとしたところ、青色信号で横断中の80代歩行者に気づかずに衝突し、上下斜視、複視の後遺障害を伴う脳挫傷、骨盤骨折などの傷害を負わせた交通事故事件。 271万円
遠方に設置された信号機の表示に気をとられ、安全確認不十分のまま交差点を通過しようとしたところ、横断歩行していた通行人に気づかずに追突し、外傷性くも膜下出血、肺挫傷などの傷害を負わせた交通事故事件。 300万円

重症の事故になると、やはり示談金も相当あがりますね。

さて、10件の実例を通して、追突事故の示談金の相場が見えてきたでしょうか。

なお、その他の示談金の相場はこちらからかんたんに確認できるようにしておきました。

以下では交通事故(追突事故)の示談に関するよくあるQAを見ていきます。

弁護士の先生と一問一答形式で進めていきます。

交通事故(追突事故)の示談に関するよくあるQA

交通事故(追突事故)の示談に関するよくあるQA

交通事故(追突事故)の示談とは?

そもそも追突事故はどんな犯罪?

追突事故の示談について知りたいのはもちろんですが、その前に…

そもそも追突事故ってどんな犯罪

追突事故をすると、どんな刑罰が待っているの?

というところを押さえておきましょう。

交通事故(追突事故)は、「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」に規定されている過失運転致傷罪にあたります。

過失運転致傷罪は、自動車の運転上必要な注意を怠り人に傷害を負わせることによって成立する犯罪をいいます。

フムフム。追突事故は過失運転致傷罪になるんですね。

では、それが規定されている「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」とやらを見てみましょう。

ちなみにこの法律、とても名前が長いですよね。

一般的には、自動車運転死傷行為処罰法と呼ばれているようですよ。

第五条  自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。

追突事故を起こすと、懲役か禁錮、それか罰金になるんですね。

懲役刑・禁錮刑

懲役」とは、懲役刑のことで、追突事故で有罪判決を受けた人物を刑務所に収監し、刑務作業を行わせる刑罰です。

禁錮」とは、禁錮刑のことで、追突事故で有罪判決を受けた人物を刑務所に収監する刑罰です。

懲役刑や禁錮刑が言い渡されても、加害者に有利な事情が考慮されて執行猶予になれば、直ちには刑務所に収監されません

執行猶予になると、直ちには刑務所には入らず、執行猶予期間中は社会で日常生活を送ることになります。

そして執行猶予期間内に再び犯罪を犯さなければ、刑務所への収監を免除されます。

執行猶予期間中に再び犯罪を犯した場合、執行猶予が取り消されて、その取消しの時から懲役刑・禁錮刑の刑期分、刑務所に収監されます。

罰金刑

罰金」とは、罰金刑のことで、追突事故で有罪判決を受けた人物から一定の金銭を強制的に取り立てる刑罰をいいます。

追突事故の場合、100万円を超える額の罰金を科すことができません。

そこで悪質な追突事故に対しては、罰金刑ではなく懲役刑や禁錮刑が言い渡されることになります。

追突事故はどんな犯罪?

懲役 禁錮 罰金
法定刑 7年以下 7年以下 100万円以下
意味 刑務所に収監し、刑務作業を行わせる刑罰 刑務所に収監する刑罰 一定の金銭を強制的に取り立てる刑罰

追突事故の示談の効果は?

さて、過失運転致傷罪にあたるという追突事故。

追突事故で示談をするとは、どういう意味なのでしょう?

示談をした場合、どんな効果があるのでしょう?

追突事故の示談とは、追突事故で生じた賠償金をめぐるトラブルを、加害者と被害者の合意をもって解決することをいいます。

示談書の作成は、示談成立の必要条件ではありません。

しかし、その後のトラブル(「示談が成立した、しない」の言い争い)を防ぐためにも、示談書を作成することが大切です。

示談が成立すると、その効果として、追突事故の加害者は、被害者に示談金を支払い、その他の示談の条件を履行する義務を負います。

追突事故の被害者は、加害者が示談の条件を履行しない場合、成立した示談書を証拠として、その後の民事手続きを有利に進めることができます。

へえ~

「示談」っていうのは、犯罪で生じた賠償金問題を、当事者たちが合意で解決することなんですね。

後々の「言った、言わない」トラブルを避けるためにも、示談書はぜひとも作っておいたほうが良さそうです。

追突事故の示談の効果は?

加害者側 被害者側
意味 追突事故の賠償金のトラブルが当事者間の合意によって解決した
権利・義務 示談金の支払い義務が生じる 示談金を受け取る権利が生じる

交通事故(追突事故)の示談のメリットは?

加害者側のメリット

さて、加害者はもちろん、被害者にとってもなかなか良さそうな「示談」。

ここはズバリ、示談にはどんなメリットがあるのか聞いちゃいましょう。

先生、追突事故で示談をする加害者にとってのメリットってなんですか??

追突事故の示談が成立すれば、加害者はその後の刑事手続きにおいて、示談が成立しなかった場合に比べ有利に扱われます。

具体的には、不起訴となり刑事裁判にならないことで、前科がつかない可能性が高まります。

刑事裁判や前科がつくのを避けられれば、社会復帰もスムーズです。

追突事故の加害者側にとって、示談のメリットは非常に大きいです。

おお~強調しますね。

刑事処分が軽くなる可能性が高いということで、加害者はぜひとも示談したほうが良さそうです。

被害者側のメリット

加害者にとって、とてもメリットの大きそうな示談ですが…

示談は被害者にとっても、メリットがあるのでしょうか?

追突事故の示談が成立すれば、被害者は民事裁判などの面倒な手続きを経ることなく、賠償金を受け取ることができます。

もっとも、示談の成立と同時に賠償金を受け取らなければ、その後加害者に逃げられてしまうリスクもあるため、注意が必要です。

加害者に逃げられてしまった場合、賠償金を受け取るためには、示談書を証拠として民事裁判などの手続きを取る必要が出てきます。

とはいえ、追突事故の被害者側にとって、示談のメリットはやはり大きいです。

なるほど。

示談をした場合、被害者は民事裁判をしなくても、早期に賠償金を受け取れるんですね。

やはり示談は、加害者・被害者双方にとってメリット尽くしのようです。

次は反対に、示談のデメリットを見ていきましょう。

交通事故(追突事故)の示談のデメリットは?

加害者側のデメリット

示談は加害者・被害者どちらにとってもメリットが大きいということでした。

では逆に、デメリットはあるのでしょうか。

まずは加害者側から見ていきましょう。

追突事故の加害者側にとって、示談成立のデメリットは特にありません。

仮に示談が不成立に終わると、

被害者に対する賠償責任を負い続ける

刑事処罰が軽くならならない

というデメリットを負います。

しかし示談が成立した場合、加害者側にとっては良いこと尽くしで、デメリットはありません。

強いて言うとすれば、示談交渉を頼むと弁護士費用はかかるでしょう。

でも、示談が成立して刑事処分が軽くなるんだったら、弁護士費用はデメリットとはいえませんね。

示談成立のデメリットはない!

…ということで、やはり加害者は積極的に示談を目指すべきですね。

被害者側のデメリット

では最後に、追突事故で示談することによる被害者側のデメリットを見てみましょう。

追突事故の被害者側にとって、示談成立のデメリットは、加害者に対する刑事処罰が軽くなることです。

示談が成立したという事実は、その後の刑事手続きにおいて、加害者に有利に扱われます。

ですから示談が成立していると、加害者に対する刑罰は軽くなる傾向にあります。

追突事故の被害者が、加害者に対して強い処罰感情を抱いている場合、加害者の刑事処分が軽くなるのはデメリットといえるでしょう。

ふむふむ。

示談が成立すると、加害者への刑事処分が軽くなっちゃうんですね。

それは確かに、被害者にとっては納得のいかない事態かもしれません。

自分が追突事故の被害者だったら、

加害者と示談して早々に賠償金を受け取るか…

示談をせず、加害者に重い刑事処分が下されるのを期待するか…

なかなかに迷うところです。

追突事故の示談のメリット・デメリット

加害者 被害者
示談成立のメリット ①賠償責任を免れる
②不起訴の可能性が高まる
早期に賠償金を得られる
示談成立のデメリット 特になし 加害者に対する刑事処罰が軽くなる

交通事故(追突事故)の示談の流れとは?

では実際に示談するとして、気になるのは示談の流れです。

具体的に、まずはどうしたらいいのか。

示談はどんな風に進んでいくのか。

先生、教えていただけますか?!

追突事故の示談の流れは、通常の事件の示談の流れと同じく、加害者側と被害者側との交渉により進行します。

追突事故の加害者が被害者の連絡先を知っている場合、当事者同士で示談の話し合いを進めることができます。

示談成立の流れとしては、

①話し合い
        ↓
②示談条件の確定
        ↓
③示談書の作成
        ↓
④示談金の支払い
        ↓
⑤示談書にサイン

という流れを経ることが多いです。

これに対して、追突事故の加害者が被害者の連絡先を知らない場合、示談を進めるためには弁護士を選任する必要があります。

弁護士を選任すれば、警察官や検察官から被害者の連絡先を聞けるケースが多いからです。

弁護士を選任した後は、弁護士が被害者と話し合って、示談が成立することになります。

おお~わかりやすい!

まずは被害者と連絡がとれなければ、示談もなにもないわけですね。

弁護士に頼むなりどうにかして、被害者と連絡をとること。

これが示談の第一歩だそうです。

追突事故の示談の流れは?

加害者側 被害者側
相手の連絡先を知っている 自分で示談を進めることが可能 自分で示談を進めることが可能(※)
相手の連絡先を知らない 弁護士を選任する必要がある

※ただし、加害者の側から示談の申し入れがあるまで待つことも多い

交通事故(追突事故)の示談書の書き方は?

追突事故を起こしてしまったら、積極的に示談するのが良さそうということがわかりました。

示談金の相場示談の流れも、だいたい分かりました。

でもでも、一番肝心な示談書の書き方が、さっぱり分かりません。

これも先生に教えていただきましょう。

追突事故の示談書の書き方は、通常の示談書の書き方と特に変わりません。

ポイントは、示談の対象と内容を明確にすることです。

示談書には通常、以下の項目を盛り込んでいきます。

①事件の内容(日時、場所、加害者・被害者の氏名など)

②示談金の金額、支払方法

③示談書に記載されたもの以外の賠償義務がないこと(清算条項

④加害者と被害者の署名

⑤被害者が加害者を許すこと(宥恕条項)、被害者が告訴を取り下げること(告訴取消

示談金の一括払いが難しい場合は、分割払いの合意を結ぶことも可能です。

示談書に、「被害者は加害者のことを許します」という旨の宥恕条項(ゆうじょじょうこう)を設けた場合、その後の刑事手続きでは加害者に有利に考慮されます。

なるほど~よくわかりました。

示談書にはいくつかの決まった盛り込むべき項目があるようです。

ここで教わったことをきちんと踏まえたら、ちゃんと示談できそうで心強いですね。

追突事故の示談書の書き方は?

書き方 要否
事件の内容 追突事故が起こった日時、場所、加害者と被害者の氏名などを記載する
一般的によく盛り込まれる
示談金の記載 示談金の金額と支払い方法を記載する
清算条項 示談書に記載されたもの以外の賠償義務がないことを記載する
署名 被害者と加害者双方がサインする
宥恕条項 加害者を許す旨の文言を書く
任意
告訴取消 被害者が告訴を取り下げる旨の文言を書く

以下のページには、示談書のひな型が載っています。

示談書作成の際には、ぜひ参考にしてください。

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まとめ

いかがでしたか?

ここでは、追突事故の示談金相場や、示談についてよくある質問を見てきました

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