当番弁護士とは?制度の利用方法|呼び方・費用や報酬・24時間対応か、徹底解説

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当番弁護士とは?制度の利用方法|呼び方・費用や報酬・24時間対応か、徹底解説

逮捕の時は突然やってきます。

「逮捕されて、急に誰にも連絡できなくなってしまった!」

「警察署の中で味方がいない。どうすればいいんだろう・・・」

そんな時に助けてくれるのが当番弁護士です。

今からその当番弁護士について解説していきます。

当番弁護士って何?

いつ、どのタイミングで、誰が呼べるの?

どうやって呼べばいいの?

などの疑問にお答えしていきます。

当番弁護士制度とは?気になるQA【5選】

当番弁護士制度とは?気になるQA【5選】

Q1.当番弁護士制度とは?|ドラマ「当番弁護士」を参考に

当番弁護士とはどういう制度かご存知ですか?

昔、火曜サスペンス劇場の2時間ドラマでも坂口良子さん主演の「当番弁護士」というドラマがありました。

主人公は弁護士会から派遣される当番弁護士で、被疑者を取調べ段階から守っていくお話です。

では、その当番弁護士というのは、どのような制度なのでしょうか。

当番弁護士」というのは、逮捕された人に弁護士が1回だけ無料で面会(接見)に来てくれる制度です。

この弁護士は、被疑者(逮捕されている人)からの要請に応じて、各都道府県の弁護士会が派遣します。

派遣された当番弁護士は、逮捕・勾留されている警察署に出向き、必要なアドバイスを行います。

アドバイスの内容は、黙秘権などの権利についての説明、取調べの対応方法、今後の捜査の流れについてなどです。

ご家族に連絡を取ってもらうことも可能です。

急に逮捕されると、何をどうすればいいのかわからず、頭が真っ白になるかもしれません。

そのような場合は、とりあえず当番弁護士を呼びましょう。

その後の捜査の流れなどについても教えてもらうことができます。

逮捕されている本人が呼ぶ場合は、基本的には刑事さんに「当番弁護士を呼んでください」と伝えるだけです。

呼び方については、後半で詳しく説明します。

当番弁護士とは

逮捕されている人に、1回だけ無料で弁護士が面会に来てくれる制度

黙秘権などの権利

取り調べの受け方

その後の捜査の流れ

についてアドバイスしてくれる。

Q2.当番弁護士の費用|報酬や日当はかかる?

当番弁護士制度、本当に無料なのでしょうか。

当番弁護士制度は、弁護士会が無料で弁護士を派遣してくれる制度です

費用は弁護士会が負担しています。

ただしこの制度を利用できるのは1回だけですので注意してください。

無料で呼べるのは1回だけとはいえ、拘束されている留置場に弁護士が来てくれるというのは助かりますね。

2回目以降の接見を希望する場合は、

条件に該当する場合は国選弁護人を呼ぶ

自費で私選弁護士を依頼する

という選択肢があります。

2回目以降の弁護士との接見については、後半で解説します。

当番弁護士は無料で来てくれる

ちなみに、自分で私選弁護士を依頼する場合の接見費用は、1回あたりだいたい3万円~5万円です。

弁護士事務所によって異なるので、詳しい費用については依頼する事務所にお問い合わせください。

私選の場合の弁護士費用について、こちらで詳しく解説しています。

Q3.当番弁護士は24時間いつでも接見に来てくれる?

警察に逮捕されてから、時間制限がある中で取り調べが進んでいきます。

そのため、警察などの捜査機関も早く証拠を得られるように取り調べをします。

可能な限り早く来てもらいたいですよね。

では当番弁護士は24時間いつでも来てくれるのでしょうか。

当番弁護士はその名のとおり当番制で、その日に当番となっている弁護士は一日待機してくれています。

ですので、基本的には要請があった当日に駆けつけてくれます。

当番弁護士は、当番の日は予定を調整して待機してくれています。

夜間や休日は留守番電話対応のところが多いようです。

当番弁護士の要請の受付は24時間行っている(留守電対応あり)

弁護士会としては当日中の接見を目指している

当番弁護士制度は、自分で弁護士を選ぶ私選弁護士と比べるとデメリットもあります。

メリットとデメリットについて、表でまとめてみました。

当番弁護士のメリットとデメリット
メリット デメリット
・一回だけ無料で拘束されている場所に来てもらえる
・警察などに「当番弁護士を呼んでほしい」と言うだけで来てもらえる
・基本的に当日中に来てもらえる
・一回しか利用できない
・弁護士を選ぶことはできない
・その後の弁護活動はしてもらえない

当番弁護士は、逮捕されてから無料簡単に呼べるというメリットがあります。

その反面、示談交渉を進めてもなど、その後弁護活動をしてもらうことはできません。

一方、私選弁護士に依頼する場合はどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

私選弁護士のメリットとデメリット
メリット デメリット
・逮捕される前から依頼できる
・被害者との示談交渉や、早期釈放に向けた活動をしてもらえる
・逮捕から起訴後まであらゆる面で弁護活動をしてもらえる
・弁護士費用がかかる

私選弁護士がしてくれる弁護活動は具体的には、以下のようなものがあげられます。

私選弁護士による弁護活動
・自首の付き添い
・逮捕の回避
・取調べ中のサポート
・被害者との示談交渉
・早期釈放のための活動
・不起訴を得るための活動
・無罪判決を得るための活動
・量刑を軽くするための活動
・執行猶予を得るための活動

私選弁護士の場合は、事件の発生から裁判の終わりまで、多岐に渡る弁護活動をしてもらえます。

では、以下の表に当番弁護士と私選弁護士の特徴を比較しておきます。

当番弁護士と私選弁護士の比較
当番弁護士 私選弁護士
特徴 ・逮捕後、1回だけ無料で接見に来てくれる
・来てもらう弁護士は選べない
・刑事弁護をしてもらうことはできない
・いつでも何回でも、接見に来てくれる
・相性の良い弁護士を選ぶことができる
・釈放や不起訴、より軽い刑罰になるよう弁護活動をしてくれる

もし、弁護士を呼ぶにあたって

接見後も継続的に弁護活動を依頼したい

経済的に余裕がある

という場合は、私選弁護士に依頼することをおすすめします。

Q4.当番弁護士センターとは?

当番弁護士制度は、日弁連刑事弁護センターが全国実施を推進してきました。

この制度の発足自体は、1990年に大分県の弁護士会が独自に始めたことが始まりのようです。

今では全国の弁護士会で「刑事弁護センター」などが設置され、当番弁護士制度が運営されています。

実際に当番弁護士を呼びたいときは、各都道府県の弁護士会に連絡してください。

呼び方は、このあと解説します。

Q5.当番弁護士と国選弁護人(被疑者国選)との違い

当番弁護士制度に似た制度に、国選弁護制度があります。

起訴前に呼ぶ場合は、「被疑者国選」と呼びます。

国選弁護人制度とは、貧困などによって自身で弁護士を呼ぶことができない被疑者・被告人のために、が弁護士をつけてくれる制度です。

被疑者国選を呼べる条件は、

勾留中であること

貧困その他の事由により弁護人を選任できないこと

この2点です。

当番弁護士は逮捕されていれば、どのような人でも呼べます。

それに対し、国選弁護人は資力が50万円に満たない人などのための制度です。

ここでは当番弁護士との比較のため、勾留されている間に呼ぶ被疑者国選について見てみましょう。

被疑者に対して勾留状が発せられている場合において、被疑者が貧困その他の事由により弁護人を選任することができないときは、裁判官は、その請求により、被疑者のため弁護人を付さなければならない。ただし、被疑者以外の者が選任した弁護人がある場合又は被疑者が釈放された場合は、この限りでない。

この被疑者国選制度、以前は

「死刑又は無期若しくは長期3年を超える懲役若しくは禁錮に当たる事件について勾留状が発せられている被疑者」が対象でした。

平成30年(2018年)6月1日からは、対象が「勾留状が発せられている全ての被疑者」に拡大されました。

当番弁護士と国選弁護人の違い
当番弁護士 国選弁護人
呼べる条件 逮捕・勾留されていること ・勾留されていること
・資力が50万円未満であること
呼べる期間 逮捕後(勾留中も) 勾留中
活動内容 1回だけの接見(無料)* ・接見
・弁護活動

*再び同じ弁護士を呼びたい場合は、私選弁護士として契約することになります。

当番弁護士との違いとして注意が必要なのは、呼べる期間です。

当番弁護士は、逮捕直後から呼ぶことができます。

国選弁護人を呼べるのは勾留が決まってからです。

それまでの間の取り調べに不安がある場合は、当番弁護士を呼ぶか、私選弁護士に依頼しておく方がよいでしょう。

当番弁護士の呼び方と連絡先一覧

当番弁護士の呼び方と連絡先一覧

当番弁護士の呼び方マニュアル

では、当番弁護士の呼び方を見ていきましょう。

まず、当番弁護士を呼べる人についてです。

当番弁護士は被疑者本人だけでなく、被疑者の家族友人などでも呼ぶことができます。

被疑者本人が呼ぶ場合は、取り調べを受けている警察官や検察官、留置場の施設職員、裁判官を通して呼んでもらうことになります。

家族や友人に当番弁護士を呼ぶ場合は、各都道府県の弁護士会に直接電話をかけます。

その連絡先は、このあと地域ごとに載せておきます。

当番弁護士の連絡先一覧|東京・大阪・愛知など

主要地域の弁護士会の、当番弁護士を呼ぶ電話番号とホームページです。

東京

東京の当番弁護士
担当部署
東京弁護士会 刑事弁護センター
電話番号
0335800082
ホームページ
https://www.toben.or.jp/bengoshi/soudan/taihokeiji/bengoshi.html

東京は、東京弁護士会の刑事弁護センターにつながるようになっています。

愛知

愛知の当番弁護士
担当部署
愛知県弁護士会
電話番号
0522031651
ホームページ
https://www.aiben.jp/access/

愛知の場合は、弁護士会に直接電話し「当番弁護士を依頼したい」と伝えてください。

大阪

大阪の当番弁護士
担当部署
大阪弁護士会 総合法律相談センター
電話番号
0663630080
ホームページ
https://soudan.osakaben.or.jp/consultation/onduty.html

大阪弁護士会のページでは、当番弁護士の依頼の方法以外に、逮捕についても丁寧に解説されています。

他の都道府県にお住いの方も、参考にご覧になってみてもいいかもしれません。

福岡

福岡の当番弁護士
担当部署
福岡県弁護士会
電話番号
0927330333(福岡地区)
ホームページ
http://www.fben.jp/whats/

福岡は、地区によって電話番号を分けているので、ホームページからご確認ください。

その他の地域は、こちらの日弁連刑事弁護センターのページをご覧ください。

被疑者国選の呼び方

被疑者国選の弁護人を呼びたい場合、裁判所で行われる勾留質問の時に、裁判官に伝えて呼んでもらいます。

勾留されてから、留置場の警察官や職員に伝えて、途中から被疑者国選弁護人をつけてもらうこともできます。

警察による逮捕や、検察による勾留請求などのタイミングをつかんでいただくため、簡単に逮捕の流れを見てください。

被疑者国選を呼んでほしいと伝えるタイミングとして、勾留質問の時とお伝えしました。

その勾留質問が行われるタイミングは、逮捕後、勾留される前です。

勾留されるかどうかを決められる際、裁判官と面談する機会があります。

そのことを、勾留質問と言います。

その際に裁判官に、国選弁護人をつけてほしいという旨を伝えてください。

2回目以降の弁護士の呼び方

当番弁護士は、1回だけ無料で接見に来てもらえる制度でした。

2回目以降は、国選弁護人もしくは私選弁護士に依頼することになります。

①資力に余裕のある場合

ご自身で私選弁護士を選任することになります。

選ぶ際には、「刑事事件に力を入れている弁護士」を選ぶことをおすすめします。

また、当番弁護士として来てもらった弁護士と私選弁護の契約を結ぶことも可能です。

②資力が50万円に満たない場合

一定の条件を満たしていると、国選弁護人を選任できます。

国選弁護人の場合は、費用がかかりません。

ただし、

依頼する弁護士を選ぶことができない

刑事弁護の経験がある弁護士が来るとは限らない

などのデメリットもあります。

もし、親族から金銭的な手助けが借りられるなど資力面の問題をクリアできる状況にあるなら、私選弁護士と契約することも選択肢に考えてみるとよいでしょう。

弁護士費用の解説

では、私選弁護士を依頼する場合の費用について解説しておきます。

相談料

相談料とは、弁護士に法的なアドバイスをしてもらうための費用です。

30分5000円という料金体系をとっているところが多いです。

無料相談を受け付けている事務所もあります。

着手金

着手金とは、弁護活動を始めてもらうための費用です。

金額は事件の内容によりますが、30~80万円が相場です。

成功報酬

成功報酬とは、弁護活動の成果に対して支払う費用です。

こちらも成果によって変わりますが、30~80万円が相場です。

日当

日当とは、裁判や示談などの事務所外活動に対して支払う費用です。

必要に応じて生じるため、相場はありません。

実費

実費とは、弁護活動にあたって実際にかかった費用です。

弁護士の宿泊費や、交通費、郵送代などです。

弁護士費用の内訳

相談料・着手金・成功報酬・日当・実費

費用がわかり、いざ私選弁護士を依頼しようと思っても、呼び方がわからないですよね。

ポイントとしては、「刑事事件に強い弁護士」に依頼することです。

各地の刑事事件に強い弁護士は、ページ下の「全国の弁護士を探す方法!」から探せます。

当番弁護士ではなく私選弁護士を呼びたい場合

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弁護士は、留置場で不安な日々を過ごしておられる方の力になります。

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最後に一言

ここまで、当番弁護士に関する情報をお届けしてきました。

最後に専門家のアドバイスをお聞きしましょう。

事件を起こしてしまった場合、初期段階で弁護士に相談しておくことが大切です。

逮捕に私選弁護士に依頼すると、逮捕自体を回避できる可能性もあります。

他にも、被害者対応や早期釈放に向けた活動も早くから取り掛かることができます。

可能な限り早く弁護士に相談することをおすすめします。

まとめ

当番弁護士に関することはわかりましたか?

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