当番弁護士とは?費用・報酬から呼び方まで|国選弁護人制度との違いを調査

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当番弁護士とは?費用・報酬から呼び方まで|国選弁護人制度との違いを調査

当番弁護士ってドラマなんかでも見たり・聞いたりしたことがあるけど、その実態はナゾ…

制度を利用してみたいと思っても、どんな弁護士なのか分からなければ利用しにくいと思います。

国選弁護人制度なんていう言葉も見かけたりして、混乱していませんか?

そこで、本日は「当番弁護士制度を利用するには」をテーマにお送りしていきます。

当番弁護士を利用するには、費用はかかるのか?

などなど疑問が尽きないと思います。

当番弁護士の制度を解説

当番弁護士と国選弁護士の違い

当番弁護士を利用するならどこに連絡する?

法律の専門的な部分については、弁護士に解説をお願いしています。

弁護士の岡野武志先生です。

弁護士の岡野です。

よろしくお願いします。

弁護活動の経験を踏まえてお話していきたいと思います。

みなさんがお持ちの疑問をスッキリ解消できるように解説していきます。

弁護士の経験をもとにお話がきけるなんて、貴重な機会です。

あなたのお悩みが少しでも早く解決するような記事になるよう努めます!

刑事事件で困ったら、当番弁護士へ|費用・報酬のギモン

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ドラマに出てくる当番弁護士っていったいなに?

ドラマなどを見て「当番弁護士制度」を知っていたという方もいれば…

言葉自体はじめて聞いたという方も多くいらっしゃるのではないのでしょうか。

どのような制度なのか、簡単に解説します。

当番弁護士制度とは、弁護士が1回だけ無料で逮捕された人に接見に行く制度です。

当番弁護士制度は、どなたでも無料で依頼することが可能です。

依頼できる人

逮捕された本人

ご家族

ご友人

未成年の場合でも、当番弁護士制度は利用できます。

当番弁護士がやってくると、取り調べなどにおけるアドバイスを受けることができます。

刑事手続きの流れ

保障されている権利

弁護士に依頼なんてしたことがない…

このような不安をお持ちの方でも、無料なら気軽に依頼することができると思います。

当番弁護士の依頼方法については、のちほど紹介します。

当番弁護士の費用・報酬は〇〇が支払う

弁護士とのかかわりで気になるのが、弁護士費用についてだと思います。

ですが、前述のとおり、当番弁護士は1回のみ無料です。

無料といっても、弁護士が無償で行っているわけではありません。

当番弁護士として派遣された弁護士の費用は、弁護士会が支払います。

当番弁護士は全国にある各弁護士会が、運営している制度です。

制度を利用するための費用は無料ですが、接見は1度限りです。

2回目以降、弁護士に弁護活動を依頼したい場合は弁護士費用をご自身で負担する必要があります。

しかし、費用がかからない国選弁護人という制度もあります。

つぎの章は当番弁護士の制度について、もう少し踏み込んで説明したいと思います。

この国選弁護人についても、あわせて解説していきます。

当番弁護士・国選弁護人の制度の違いをおさえて、徹底検証

当番弁護士・国選弁護人の制度の違いをおさえて、徹底検証

当番弁護士制度を語るうえで、「国選弁護人制度」についても欠かせません。

よく混乱されがちな2つの制度ですが、制度の違いをきちんとおさえておきましょう。

まずは、国選弁護人制度についてです。

国選弁護人制度とは?被疑者国選について

国選弁護人とは、貧困などの理由からご自身で弁護士を選任できない場合に利用することができる制度です。

日本弁護士連合会(ニチベンレン)のホームページにこんな記載があります。

国選弁護制度とは、刑事事件の被告人(起訴された人)及び被疑者(刑事事件で勾留された人)が、貧困等の理由で自ら弁護人を選任できない場合に、本人の請求又は法律の規定により、裁判所、裁判長又は裁判官が弁護人を選任する制度です。

貧困であるからといっても、どんな事件でも依頼できるわけではありません。

国選弁護人制度は、条件を満たした方のみが利用することができます。

国選弁護人は、被疑者国選・被告人国選が存在します。

今回は被疑者国選の条件について解説していきます。

被疑者とは、起訴前の段階をさします。

国選弁護人について規定する条文をみてみましょう。

死刑又は無期若しくは長期三年を超える懲役若しくは禁錮に当たる事件について被疑者に対して勾留状が発せられている場合において、被疑者が貧困その他の事由により弁護人を選任することができないときは、裁判官は、その請求により、被疑者のため弁護人を付さなければならない。ただし、被疑者以外の者が選任した弁護人がある場合又は被疑者が釈放された場合は、この限りでない。

条文をみてもちょっとむずかしいですね。

被疑者国選を選任できる条件をまとめると…?

まとめ

被疑者勾留中の段階である

「死刑又は無期若しくは長期三年を超える懲役若しくは禁錮に当たる事件」である

資力が50万円未満である

資力というと、具体的には…

預貯金

不動産

このような財産すべての合計です。

法定刑の条件にあてはまる事件は…

▼被疑者国選が認められる一例

窃盗罪

恐喝罪

傷害罪

▼被疑者国選が認められない一例

器物損壊罪

名誉棄損罪

住居侵入罪

お困りのケースがどれに該当するのか、ご自身では判断がつきにくいと思います。

刑事事件の専門家(弁護士)に確認しておきたい点です。

国選弁護士は、裁判所が弁護士を選任します。

自由に弁護士を選ぶことはできません。

つまり、どんな弁護士がやってくるのか分かりません。

弁護士というとどんな事件も解決してくれるイメージがあるかもしれません。

ですが…

借金問題

離婚問題

万引き事件

など、得意とする分野がさまざまなのです。

弁護士歴が何十年と長いキャリアと持っていたとしても…

その事件を初めて扱う弁護士に当たることも少なくありません。

どのような国選弁護士にあたるのか分からなという点を理解しておきたいです。

当番弁護士制度の成り立ち、ボランティアとは少し違う?

当番弁護士制度を理解するなら、まずはその成り立ちをみていきましょう。

制度のスタートは1990年。

弁護士会によって、被疑者弁護の充実を図るために独自にはじめられました。

被疑者段階で、国選弁護制度がなかったことが制度発足の一因となりました。

弁護士会が主体として運営しているのが当番弁護士制度です。

当番という言葉がつくだけあって、毎日当番制(持ち回り制)となっています。

弁護士の派遣依頼を受けると、弁護士会はその日の当番弁護士に連絡します。

費用が無料だと聞くと、ボランティア活動として成り立っているような印象があると思います。

ボランティアの概念は、無償活動のイメージが強いと思いますが…

弁護士に対しては、弁護士会からきちんと費用は支払われています。

弁護士との面会は、逮捕中・勾留中は非常に重要になってきます。

このような機会を活用して、弁護士との面会につなげていきましょう。

当番弁護士と被疑者国選の違いまとめ

最後に、当番弁護士と被疑者国選の違いについてまとめておきましょう。

まとめ

当番弁護士と被疑者国選を検証

  当番弁護士 被疑者国選
制度利用のタイミング 逮捕中・勾留中 被疑者勾留中
活動範囲 接見1回のみ 無制限
費用 無料 無料

当番弁護士について、ほかにも詳しい記事があります。

あわせてご確認ください。

【焦らない!】当番弁護士の呼び方マニュアル大公開

【焦らない!】当番弁護士の呼び方マニュアル大公開

逮捕されたら、当番弁護士に連絡しましょう!

とお伝えしてきましたが、具体的にはどうやって連絡をすればいいのでしょうか?

突然の事態でも焦らず、冷静に対処していけるようにしたいです。

ここからは、当番弁護士の呼び方を大公開していきます!

当番弁護士制度を利用するなら、電話で弁護士会に連絡

当番弁護士制度を利用したいのならば…

電話各弁護士会に連絡

です!

被疑者本人とご家族・ご友人など被疑者本人以外のパターン2つに分けて紹介します。

被疑者本人なら

留置場・拘置所の施設職員を通して、弁護士会に連絡するよう依頼する

ご家族・ご友人なら

弁護士会に直接、連絡する

当番弁護士制度を利用したいことを伝えてください。

弁護士会によって、当番弁護士を担当する部署名はさまざまです。

弁護士会の代表電話に電話すると、担当部署につないでもらうことができます。

逮捕・留置中の警察署がある地域の弁護士会に連絡するようにしましょう。

例:東京の警察署に留置中の場合

この場合は、東京三弁護士会(刑事弁護センター)に連絡します。

被疑者本人の場合は、本人が希望すれば弁護士会に連絡を入れてくれます。

ご家族がたとえば神奈川にお住いの場合…

神奈川県弁護士会ではなく、できれば東京の弁護士会に連絡するようにしたいです。

弁護士会に伝えるべきポイント

弁護士会に電話で連絡することは分かりましたが…

いきなり電話をかけるとなると、ちょっとドキドキしてしまうと思います。

事前に伝えるべき内容を書き出しておけば、焦ることなく要点を的確に伝えることができるでしょう。

弁護士会に次のような内容を伝えるようにしましょう。

事前に伝えるべき内容

例)大阪弁護士会の事務局がヒアリングする内容

① 被疑者の情報

氏名(漢字も明確に)

生年月日

留置場所

② 相談者の情報

氏名(漢字も明確に)

住所

電話番号

他の弁護士会もおよそ同じ内容が聞かれます。

ご家族の場合は、被疑者の生年月日をすぐ答えられることも多いと思います。

ですが、友人関係となると、とっさに答えることは、もしかしたらむずかしいかもしれません。

あらかじめ、把握しておけば依頼も円滑にすすめることができるでしょう。

3大都市(東京・大阪・福岡)+α、当番弁護士の連絡先

3大都市(東京・大阪・福岡)+α、当番弁護士の連絡先

ここからは、各都市の弁護士会の連絡先を紹介していきます。

3大都市(東京・大阪・福岡)の当番弁護士の連絡先

まずは、主要な東京大阪福岡の3大都市を選出しました。

連絡先はつぎの通りです。

連絡先

東京・大阪・福岡の当番弁護士

  弁護士会(担当部署) 連絡先
東京 東京三弁護士会(刑事弁護センター(当番弁護センター)) 03-3580-0082
大阪 大阪弁護士会(法律相談部相談一課) 06-6363-0080
福岡 福岡県弁護士会(事務局) 092-733-0333

もっと知りたい、埼玉・神奈川・愛知・京都・広島をピックアップ

つぎは、埼玉神奈川愛知京都広島を選出しました。

連絡先はつぎの通りです。

連絡先

埼玉・神奈川・愛知・京都・広島の当番弁護士

  弁護士会(担当部署) 連絡先
埼玉 埼玉弁護士会(本庁事務局) 048-866-9845
神奈川 神奈川県弁護士会(刑事弁護センター) 045-212-0010
愛知 愛知県弁護士会(本庁) 052-203-1651
京都 京都弁護士会(当番弁護係) 075-212-0010
広島 広島弁護士会(事務局) 082-222-4915

弁護士会は47都道府県それぞれにあります。

この他の弁護士会の連絡先を知りたい方は、こちらを参照ください。

【必見】私選弁護士に相談したい方

【必見】私選弁護士に相談したい方

いざというとき、たよりになる当番弁護士の存在ですが…

さまざまな意見がみられるようです。

ちょっとこちらをご覧ください。

1回のみ2~30分の接見じゃ対処法覚えられないよ

結局質の怪しいその弁護士にそのまま依頼するしかないのだろうか

たしかに、1回だけで対処方法を覚えるのは至難の業です。

他にもこんな意見がありました。

当番弁護士って運だよな

引き受けて貰えるならこのままお願いするしかないのかな

当番制だから、どんな弁護士がくるかは分かりません。

もしも、家族が逮捕されてしまったら…

そんな時は、柔軟に対応してくれる「私選弁護士」の出番です!

お手軽にスマホで弁護士相談するなら

こちらの弁護士事務所は、刑事事件の無料相談を24時間365日受け付ける窓口を設置しています。

いつでも専属のスタッフから無料相談の案内を受けることができるので、緊急の時も安心です。

LINE相談には、夜間や土日も、弁護士が順次対応しているとのことです。

急を要する刑事事件の相談ができるので、頼りになりますね。

弁護士に無料相談はこちら

※無料相談の対象は警察が介入した刑事事件加害者側のみです。
警察未介入のご相談は有料となります。

ちなみにLINE相談は、匿名でも受け付けているとのこと。

誰にも知られずに、お悩み解決に近づけるのが魅力的ですね。

地元の弁護士と出会うなら、弁護士検索

弁護士選びで、意外と大変なのが弁護士を探すことなんです。

弁護士は日本全国に約4万人います。

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全国47都道府県ごとに弁護士を掲載しています。

地域ごとに検索することができるから、地元の弁護士を簡単に探すことができます。

検索結果には、口コミも確認できる事務所もあるようです。

利用者の生の声が見れる口コミを参考に、弁護士を選んでみるのもいいかもしれません。

今すぐ弁護士を探したいなら、こちらを活用しましょう!

最後に一言アドバイス

当番弁護士の制度のことから、呼び方まで解説してきました。

いかがでしたでしょうか。

さいごに、一言アドバイスを岡野先生からいただきたいと思います。

逮捕されるのがはじめてのことなら、弁護士とかかわるのもはじめてかもしれませんね。

そうなると何かと不安なことが多いと思います。

ですが、そのような不安な気持ちもまとめて弁護士に相談していただきたいと思います。

刑事手続きは止まってくれることはありません。

いかに初期対応をどう動くかが、最良の結果をもたらすカギとなるでしょう。

刑事事件で一番大切なことは、スピードです。

どれだけ迅速に初期対応をするかで、その後の流れがわかることがよくあります。

とにかく早く動いてください。

まとめ

「当番弁護士制度を利用するには」と題してお届けしました。

当番弁護士について、目から鱗な情報がたくさんだったと思います。

当番弁護士もいいけど、やっぱり私選弁護士に依頼したい…

そう感じたのなら、これらを使って弁護士とつながりましょう!

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当番弁護士についてさらに知りたいという方は、関連記事もご覧ください。

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