全国132事務所
無料相談のご案内 0120-432-911 広告主:アトム法律事務所弁護士法人

司法試験に三振/五振の就職セオリー|法務博士、内定獲得までの最短ルール!

  • 法務博士,就職

司法試験に三振/五振の就職セオリー|法務博士、内定獲得までの最短ルール!

※この記事はアトム法律事務所弁護士法人の提供で制作されています。

  • 司法試験に三振してしまった…
  • 司法試験に五振してしまった…

その後、就職はできるのだろうか?

そんなお悩みをお持ちのアナタへ。

ここでは、法務博士の就職に役立つ情報を大公開します。

最後に法務博士にオススメの就職先もご紹介しますので、是非チェックしてくださいね!

私と一緒に話を進めてくださるゲストとして、Hさんにお越しいただきました。

Hさんは司法試験に五振してしまったものの、思い切って方向転換してIT企業に就職。

法律知識を活かし、まったく新しい分野で活躍中です。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

はじめまして。

司法試験に5回チャレンジした後、あるIT系ベンチャーに就職しました。

現在はリーガルライターとして、法律事務所に集客をはかるWebマーケティングの仕事をしています。

今日は私の経験談を含め、有意義な情報を提供できたらと思います。

司法試験に向けて長年勉強してきたけれど…

  • 受験回数を使い切ってしまった
  • 職歴がないので、30代で就職できるのか心配
  • 司法浪人時代を履歴書にどう書けばいいかわからない
  • 就職にあたり、保険でとっておくべき資格はある?
  • 法務博士を積極的に採用してくれる業界ってどんなところ?

などなど、皆さん色々と不安があると思います。

ここでは、そんな皆様のお悩みに答えるべく、法務博士の就職事情を徹底調査してお届けします!

法務博士、就職が決まらない…みんなが持ってる悩み・不安を一発解消!

資格なしでも大丈夫?司法試験三振/五振の法務博士の就職事情

法務博士のキビシイ就職事情

法科大学院を出たけれども、司法試験に三振・五振してしまった…。

自分はこのままニート…?

無職・バイトのまま30代を迎えたら、その後ずっと就職できないのではないか…。

考え始めると、なんともいえない悲惨な気持ちになりますね。

実際、法務博士の学位を持っていても、就職に苦労する人は少なくないようです。

法務博士、明暗の分かれ目
司法試験に合格司法試験に不合格
就職先企業・法律事務所など見つからず苦労する人も
法務博士の学位ありあり

法務省が公表している2017年の司法試験結果をみても、

  • 出願者数6,716人 に対して、
  • 最終的な合格者がたったの1,543人

ですから、司法試験合格というのは本当に狭き門です。

でも逆にいえば、年間これだけ多くの人が司法試験に合格できずにいるのです。

この人たちみんながみんな、就職できていないわけがありません

では、就職するにはどうしたらいいのか?

それも、培ってきた法律知識を活かした就職先を見つけるには?

…以下では、このような観点から掘り下げていきましょう。

就職に有利な資格はある?保険でとっておくべき資格とは

法科大学院を修了したから、法務博士の学位は持っている。

でも司法試験に合格したわけではない。

そういう場合、なにか保険でとっておくといい資格はあるのでしょうか。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

私の場合、司法試験の勉強中に行政書士試験に合格していたので、一つ資格を持った状態でした。

行政書士試験は、司法試験と試験科目がかぶっているので、私の周りでも行政書士の資格をとっている人は多かったです。

司法試験の勉強の過程で、行政書士の資格をとってしまう人、たしかに多いですね。

行政書士試験の試験科目は、

  • 憲法
  • 民法
  • 行政法
  • 商法
  • 会社法
  • 基礎法学
  • 一般知識

で、司法試験科目の一部と丸かぶりです。

司法試験の勉強をしていると、行政書士試験の合格に必要な知識がしっかり身に付くのでしょう。

行政書士の他には、

  • 簿記
  • ファイナンシャル・プランナー(FP)

の資格をとる人もいるみたいです。

法務博士、とっておくべき資格はある?
行政書士簿記FP
試験科目司法試験と丸かぶり司法試験とは異なる勉強が必要司法試験とは異なる勉強が必要
資格の効果就職がしやすくなる可能性も就職がしやすくなる可能性も就職がしやすくなる可能性も

中退組の就職はどうなる?!法務博士の学位がなくても就職できる?

司法試験を目指して法科大学院に進学したものの、中退する人もいます。

自宅で司法浪人を続けるか、企業に就職するか、迷うところだと思いますが…

回答者

法科大学院中退組、いますね。

実は私も、一つ目の法科大学院を中退して別の大学院に移った、という経緯があります。

結論からいえば、法科大学院を中退していても、ご縁のある会社には就職できると思います。

そのご縁がどこにあるかわからないから、就職活動が怖いのですが…^^;

でも、言わんとしていることはわかります。

やはり就職活動はご縁なので、へこたれずに続けていくことが大切ですね。

重要

最終学歴が法科大学院中退でも、ご縁のある会社には就職できる!

法科大学院中退、就職はどうする?!
中退修了
法務博士の学位なしあり
就職会社とのご縁次第会社とのご縁次第

就業経験なし・職歴なしの法務博士は就職難?

「30歳限界説」は本当か?

  • 就職が難しくなる年齢や
  • 採用における暗黙の年齢制限

について、皆さんもウワサを耳にしたことがあるかもしれません。

法科大学院を出てネックになってくるのは、30歳限界説です。

20代のうちは、

  • 社会人経験なし
  • 就業経験なし

でも、まだ「第二新卒」として採ってくれる企業はあります。

ところが30代になると、職歴なしに就職するのが一気に難しくなると言われています。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

20代後半になると、司法試験受験をやめて就職活動を始める人も多いです。

「30歳限界説」を恐れて、まだ司法試験の受験回数が残っていても、別の方向に舵を切るんです。

私が司法試験の道を離れ、就職活動に踏み切ったのは33歳のときで、30をとうに過ぎていました。

会社によって採用方針は異なるので、実際に色々な会社にあたってみないと何とも言えません。

とはいえ、20代と30代では、やはり企業に歓迎される度合いが違うな、という実感は多少あります。

企業としては、若いうちから採用して、長く働いてもらいたいという思いもあるのでしょうね。

いくら就職したくてやる気があっても、会社側に断られてしまうのではどうしようもありません。

歳とりたくてとっているわけではないのに、年齢制限されるのはキツイですね…。

重要

「30歳限界説」を恐れ、シューカツ段階で逡巡するのはもったいない!

まずは色々な企業にエントリーしてみよう。

知識はあるけど、実務経験がない…どうする?

法科大学院を出て法務博士の学位を得た。

在学中たくさん勉強してきたから法律の知識は豊富だけど、実務経験がない…

これは、多くの法務博士に共通する悩みです。

実務経験がなくても、就職できるのでしょうか?

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

はじめは誰でも、実務経験はありません。

弁護士の先生だって、実際の弁護活動は未経験の状態で、業務をスタートします。

ですからその点は、心配いらないというか、心配しても仕方がないです。

就職してからOJTでどんどん成長していけば、大丈夫ではないでしょうか。

なるほど、実務経験はなくても、仕事をしながら学んでいけばいいんですね。

「OJT」とは、「On-The-Job Training」の略称です。実際の職務現場において、業務を通して行う教育訓練のことをいいます。

習うより慣れろ、ってやつですね。

法務博士に人気の職種とは…やっぱり法務?それとも新分野に挑戦?

長く法律を学んできた法務博士にとって、司法試験に合格できなかったとなると、次に頭に浮かぶのは、

  • 企業で法務の仕事
  • 法律事務所でパラリーガル

あたりではないでしょうか。

採用する側としても、豊富な専門知識を備えた人材は貴重です。

  • 「法科大学院卒 求人」
  • 「司法試験経験者 求人」

などで検索すると、法務担当やパラリーガルの求人が出てきます。

ところでHさんは、就職活動の際に、業界や職種のことで悩んだことはあったのでしょうか。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

法務博士の就職先としては、やはり企業の法務部や法律事務所が自然な流れなのでしょうか。

こちらとしては法律の仕事にこだわるつもりはなく、普通に会社勤めしたいと思っても、なかなか採ってもらえないなと感じることは少なくありませんでした。

そもそも、悲しいかな法科大学院卒は、理論が先走り、柔軟に行動できない”頭でっかち”と思われがち…

大学を出たての新卒者のようには、柔軟に見てもらえないという現実がありますね。

たしかに、法務博士の就職先として企業法務やパラリーガルが浮かぶのは、ごく自然なことでしょう。

でも、せっかく就職という新たな一歩を踏み出すのに、そこまで選択肢を狭める必要はありません

法律知識をガンガン使って仕事をしたいなら、たしかに企業法務やパラリーガルはいいかもしれません。

しかし法律というのは、社会人になるとなんらかの形で必ず接点が出てくるもの。

必ずしもどんぴしゃ法律に関する仕事でなくても、今まで勉強してきた知識は大いに役立つのです。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

私は現在IT企業に勤めていますが、自分がIT業界で働くことになるとは夢にも思いませんでした

でも今は、そもそも選択肢にもなかった業界で日々新たな挑戦をしていますし、法律知識もフル活用できています。

はじめから自分で選択の幅を狭めてしまうことなく、視野を広くもって、色々な業界にチャレンジする姿勢が大切ですね。

ただ、「それでもやっぱり法律関係の仕事がしたい!」という法務博士に、ひとことアドバイス。

聞くところによると、少しでも契約書の審査の経験があると、法務の仕事に採ってもらいやすいんだそうです。

具体的には、法務部でのアルバイトや、派遣経験があると役立つでしょう。

こうした経験がない場合、インターンなど何らかの研修を受けておくと、全くの未経験者に差をつけることができます。

法務博士の就職活動はいつから?キニナル時期から探し方、面接・内定の流れまで大公開!

法務博士の就職先の探し方|就活開始~入りたい企業に出会うまで

そもそも就職先はどう探す?求人サイト?人材紹介活用もオススメ

ここまで、法務博士の就職にまつわる不安や悩みを見てきました。

ある程度、不安は晴れた…。

でも、そもそも就職先ってどうやって探すの?

就職活動はいつ始めたらいい?法務博士の就活時期は?

そんな悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、そんなギモンにお答えします!

まず、就職先を探すには、主に以下の方法があります。

  1. 求人サイト
  2. 人材紹介
  3. 法科大学院のキャリアセンター

求人サイトの活用法|リクナビ、マイナビ、エン転職などに複数登録しよう

求人サイトから見ていきましょう。

求人サイトというのは、いわゆる

  • リクナビ
  • マイナビ
  • エン転職

など、企業の求人情報が掲載されていて、求職者がアクセスできるサイトのことです。

この他にも、

  • @type
  • DODA
  • Indeed

など、世の中にはたくさんの求人サイトがあります。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

私は、就職活動を始めるときに複数の求人サイトに登録しました

求人サイトによって、載っている求人が異なります。

つまり、A社の求人は、リクナビさんにもエン転職さんにも載っている、というわけではないのです。

選択肢を広げるために、求人サイトは複数に登録することが大切です。

求人サイトには、「○○転職」「新卒向け」といった名前がついているものもあります。

こういうのを見ると、

法務博士の就職って新卒枠?中途採用枠?

という悩みが出てくるでしょう。

法務博士は、3月に法科大学院を卒業して、5月に司法試験を受けることになります。

そのため、いわゆる新卒採用のタイミングとズレており、心配になるんですね。

  • 5月に受験する司法試験を考えたら、新卒枠のスケジュールで就職活動をしている余裕はない
  • 中途枠では即戦力になることを期待されるが、就業経験がないので即戦力にはなれない
  • 新卒も中途もダメなら、どういう枠で応募すればいいのか…

というジレンマに陥るわけです。

一体、どれに登録したら良いのでしょう?

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

結論からいうと、採用さえしてもらえればいいわけで、どんな枠で応募するかは大きな問題ではありません

大切なのは、とにかく職を得られそうな場所には積極的に登録し、チャンネル数を増やしておくことです。

新卒の学生用でも、中途転職サイトでもなんでもいいので、とにかく登録してみましょう。

Hさんは転職サイトを通して、現在のお勤め先に出会ったそうです。

経験者の語る言葉は力強くて、勇気付けられますね。

ここまでは、求人サイトの紹介でした。

法務博士の就職活動、新卒枠?中途枠?
新卒枠中途枠
主な対象者大学の新卒者
※既卒を対象としているところもある
すでに働いていて転職を考えている人
法務博士採用される可能性がある採用される可能性がある

人材紹介の活用法|エージェントを使っても0円で就職できるという真実

さて、次に紹介するのは、人材紹介を活用する方法です。

人材紹介とは、厚生労働大臣の認可を受けた職業紹介事業者(人材会社)が、採用ニーズのある企業からの依頼を受けて、該当する人材を紹介するサービスです。求職者はサービスに登録し、専任のキャリアコンサルタントと相談しながら、応募先を決めていきます。

人材紹介では、求職者と企業のあいだに、プロのエージェントさんが入ってくれるんですね。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

でも、エージェントって費用が高そう…

と心配ですか?

その点は、心配ご無用!

エージェントの費用は採用する企業側が払ってくれるので、求職者側が支払うお金は0円です。

管理職の転職ならまだしも、初めて社会人になる人がエージェントなんて使うものなの??

と思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、これも要らぬ心配です。

職を得るにあたり、この方法はダメ、これはいい、というものはないのです。

就職するためなら、ありとあらゆる方法を活用することが大切。

中でも、人材紹介のエージェントは人と仕事をマッチングするプロ

優秀なエージェントさんに会えれば、ぴったりの就職先を見つけてもらえるんです。

ただ、一つ押さえておきたいのは、

エージェントが間に入る場合、採用する企業側にとっては、採用コストが高くつく

ということです。

求人サイト経由の場合、企業にとっては、何人採用しても一定の費用しかかかりません。

しかしエージェントによる人材紹介の場合、一般的に、採用した人の年収の30~35%を、企業がエージェントに支払うことになります。

ですから企業としては、エージェントによる人材紹介で応募してきた人を

  • 「この人を採用するとコストが高くつくぞ」
  • 「この人は、高いコストに見合うだけの候補だろうか」

という目で見ています。

この点、悲しいかな求職者側にできることは特にありません。

しかし実態を知っておくことは就職に役立つので、こういう事情も頭の片隅においておきましょう。

要は、自分は高いコストに見合うだけの人材であるとアピールできればいいわけです。

人材紹介経由の応募者は、企業にとっては「採用コストの高い人物」!

法務博士、人材紹介で就職?
求職者企業
費用0採用した人の年収の30~35%
メリットぴったりの就職先に出会えるぴったりの人材を得られる
デメリット企業の見る目が厳しくなる採用コストが高い

キャリアセンターの活用法|まずは自分の所属/出身大学を頼ろう

ここまでは、人材紹介の活用法を見てきました。

最後に、法科大学院のキャリアセンターについて見てみましょう。

皆さん、就職活動をする際に、大学や法科大学院の

  • キャリアセンター
  • 就職支援課

に行ってみたことはありますか?

案外忘れてしまっているかもしれませんが、これらは学生の就職を支援する専門機関です。

大学のキャリアセンターに求人票を出している企業は数多くありますから、相談しない手はありません。

キャリアセンターに行くと、

  • 企業が出している様々な求人票を見られる
  • 就職活動に際し、いろいろなアドバイスを受けられる

というメリットがあります。

  • 求人サイトへの登録
  • 人材紹介エージェントの活用

と並行して、所属している、あるいは卒業した法科大学院の、キャリアセンターに行ってみましょう。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

いきなり足を踏み入れるのが怖かったら、まずはキャリアセンターのホームページを見てみる、という手もあります。

その大学の学生や卒業生なら、求人情報にアクセスできるようにしている大学も多いので、まずはチェックしてみましょう!

重要

ひとまず自分の出身大学に相談してみよう。

ここまで、就職先の見つけ方について見てきました。

大学(学部)新卒者の就職活動には、時期というものがありますが、法務博士の就職活動には、特に決まった開始時期はありません

いつでも、就職したいと思ったときに就職活動を始めればよいのです。

あなたが就職したいと思ったときが、シューカツの開始時期。

応募する企業が決まったら|法務博士の履歴書・職務経歴書・志望動機の書き方チェック!

興味のある企業が見つかったら…応募に際し必要な書類3点

ここからは、実際に就職したい企業が見つかったらどうしたらいいのかを見ていきましょう。

興味のある企業が見つかったら、まず応募するわけですが、応募の際は、一般的に3種類の書類提出が求められます。

  1. 履歴書
  2. 職務経歴書
  3. 志望動機書

の3種類です。

以下では、それぞれの書類の書き方を押さえましょう。

履歴書の書き方|司法試験受験中についてはどう書く?

まずは履歴書です。

一番迷うのは、司法試験受験中をどう書くかということではないでしょうか。

法科大学院在学中については、その通りに書けばいい。

でも法科大学院を出て、自宅で司法試験に向けて勉強していた期間については、

  • 履歴書に書くべきなのか
  • 書かないべきなのか
  • 書くとしたら、どう書けばよいのか

…色々と迷うところだと思います。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

迷いますよね。その気持ち、よくわかります。

ただ、司法試験受験中についても、履歴書にハッキリ書くべきです。

これは、人材業界のキャリアアドバイザーの方がおっしゃっていたので、信じていいと思います。

実際の書き方としては、たとえば、

2013年3月 ○○大学法科大学院修了

2013年3月~現在 自宅および司法試験予備校にて、司法試験の勉強・受験

と書けば良いようです。

学歴や職歴ではないので、書くことに躊躇する方もいらっしゃるかもしれません。

でも、空白の数年間があるほうが、かえって良くないのです。

「この期間は、受験勉強をしていました」と明示されているほうが、企業側の採用担当者としても、背景がよくわかって有り難いのです。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

他にも、司法試験の予備試験や、本試験の短答式試験などに合格していれば、その事実をきちんと書いたほうがいいです。

  • 予備試験 / 短答式試験に合格したこと
  • そのときの点数や順位

なども書くと、採用担当者にとって親切な履歴書が出来上がります。

なるほど、履歴書を書くときは、

  • 履歴書の読み手をイメージして
  • その人にとって読みやすいものを作る

のがポイントですね!

採用担当者は、日々大量の履歴書を読むので、その人の目に留まる、光るものを作ることが大切です。

重要

司法試験受験生時代、短答式試験合格など、書けることはすべて履歴書に明記しよう。

職務経歴書の書き方|職歴ないけど、どうしよう…

次に職務経歴書です。

これは、職歴のない法務博士にとっては一番の悩みどころ。

一体何を書いたらよいのか、途方にくれてしまう人も少なくありません。

  • 「職歴」に含まれるのは、正社員としての就業経験だけ?
  • 学生時代のアルバイトは「職歴」になる?
  • アルバイト経験を書くと、かえって逆効果??

…などなど、ここも色々と迷うところですね。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

私は、法科大学院在学中も、卒業後の司法試験受験生時代も、アルバイトしか経験がありませんでした。

多くの司法試験受験生が、私と同じような状況ではないでしょうか。

恐れることはありません。

アルバイトでも、職務経歴書に書くべきです。

何も書かなかったら、今まで働いたことのない人と思われてしまっても仕方ありません。

少しでも自分を知ってもらうために、事実を正直に伝えましょう。

応募書類は、採用担当者にあなたを知ってもらうための大切な情報源

面接で直接会うまでは、履歴書や職務経歴書に書いてある情報を通してしか、あなたのことを知ってもらいようが無いのです。

それに、そもそも応募書類が良くなければ、面接に呼んでもらうこともできません。

履歴書だけでなく、職務経歴書を書くときも、

  • 採用担当者という読み手をイメージして
  • 採用担当者にとって読みやすいものを作る

ことを意識しましょう。

職務経歴書を見たときに、あなたが

いつからいつまで、どこの会社でどんな仕事をしていたのか

が、手に取るようにわかる書き方をすることが、良い職務経歴書の条件です!

重要

学生時代のアルバイト経験も、職務経歴書に書ける貴重なネタ。

志望動機書の書き方|会社へのお手紙と思って書こう!

次に志望動機についてです。

よく、応募の際に志望動機を書かせる企業があります。

求職者からしたら、まだ企業のことをよく知りもしないのに、志望動機なんて書けるかよ…というのが正直なところだと思います^^;

でもなぜか、企業は応募者に志望動機を書かせる。

一体なぜでしょう…?

「志望理由・志望動機」は、企業が応募者の入社への本気度や強い意志を測り、アンマッチな人材かどうかを見分けるための大事な判断材料。

うーん、こういうわけなんですね。

企業側だって、誰もが知る大企業でもない限り、自社のことを応募者がよく知らないのは百も承知。

その上で、なぜウチで働きたいのかを聞きたいのが、採用担当者のホンネというものです。

…というわけで、志望動機は書かなくてはならないわけですが、書くときに気をつけたいNGポイントはあるのでしょうか。

調べてみたら、こんなページが出てきました。

採用担当者にとってNGな志望動機トップ5が紹介されています。

このページの内容を、表にしてみました。

採用担当者に嫌われる?!NGな志望動機トップ5
求職者採用担当者
NGその1とにかく御社で働きたいんです!漠然としすぎて入社意思をはかりかねる
NGその2未経験OKですよね?研修ありますよね?会社は学校じゃありません…
NGその3給与や待遇の面で惹かれましたウチじゃなきゃいけない理由が見えない
NGその4私が入れば御社も成長できるでしょうなんて上から目線なんだ…
NGその5彼女を追って東京に来ました!転勤になったらどうするの?

志望動機書を書くときには、こんな内容にならないように、十分に気をつけましょう。

ただ注意したいのは、これはあくまでも一般論だということ。

ここでNGの例に挙げられているものでも、場合によってはかえって採用担当者の心に刺さって、採用に至った…!

ということもあり得ますので、あまり気にしすぎないほうが良いかもしれません。

応募書類は、相手企業へのお手紙と思って、誠実に、素直な心で書きましょう

その熱意が伝われば、必ずや採用担当者の心に響くはずです。

重要

志望動機書は、あなたから企業へのラブレター。

法務博士の就職活動|面接~内定が決まる時期まで

面接に呼ばれた!服装・髪型・持ち物まで徹底検証

ここまでは、就職先の探し方や、応募書類の書き方を見てきました。

就職したい企業を見つけ、応募書類を送ったら、あとは

①書類選考で落ちるか

②面接に呼ばれるか

の二つに一つ。

書類選考で落ちてしまっても、落ち込むことはありません。

その企業とはご縁がなかった、というだけのこと。

別の企業には面接に呼ばれるかもしれません。

というわけで、以下では、面接に関する大切な点を押さえていきます。

まずは形式面から、とりあえず押さえておきたい

  • 服装
  • 髪型
  • 持ち物

を見ていきましょう。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

▼服装

スーツが無難です

スーツはきちんとした印象を与えるので、どんな業界を受けるにも最適ではないかと思います。

業界によっては、採用担当者側がラフな格好で出てくることもあります。

でも求職者側は、きちんとしてしすぎることはありません。

気にせずスーツでしゃきっと行きましょう!

▼髪型

髪型も清潔にしていきましょう

長すぎてだらしない印象にならないよう、髪の長い人はきちんと結んでおくのが良いでしょう。

また、お辞儀したときに前髪が額にかかってしまうと邪魔です。

前髪の長い女性はピンを活用するなど、清潔を心がけましょう。

▼持ち物

持ち物は、企業次第です。

面接当日に何か持参するように言われる場合もありますので、その場合は決して忘れないよう気をつけましょう。

企業側から何も言われていなくても、

  • その企業に出した応募書類のコピー
  • 筆記用具
  • スケジュール帳

を持参すると良いでしょう。

面接では企業に質問する時間をもらえることもありますし、次回の面接日時を相談されることもあるからです。

Hさんは、現在のお勤め先の面接に行ったとき、かっちりスーツ姿で元気に挨拶したので、受付の人に「飛び込みの営業さんが来た」と勘違いされてしまったとか…^^

そんなエピソードも聞かせてくださいました。

ちなみに、服装や髪型についてはこちらのページが詳しいです。

面接当日に気を付けるコトとは?

さて、次は面接当日に気をつけたいことを見てみましょう。

面接だから特別気をつけなくてはならないことがある、というわけではありません。

むしろ、普段どおり丁寧に振舞えば良いのです。

…とはいえ、立ち居振る舞いも合否に反映されるとなると、そうも言っていられませんよね。

あまり気にしすぎても仕方のないことですが、マナーある振る舞いをできるよう、以下のページでチェックしておきましょう。

椅子の座り方からお辞儀の角度まで、動画付きで丁寧に紹介されていますので、参考になると思います。

いかがでしたか?

お辞儀をするタイミングやNG例など、参考になることばかりでしたね。

あとは緊張しすぎず、ある程度リラックスして臨むことです。

面接当日は、ありのままのアナタを見せることができたら良いですね。

今まで、日本イチ難しい司法試験に取り組んできたのですから、面接で怖いことなんてありません。

落ち着いて、平常心で臨みましょう^^

面接終了…人事を尽くしたら天命を待つのみ

面接が終わったら、あとは結果を待つのみ。

くよくよ心配しても仕方がありません。

人事は尽くしたのですから、あとは結果通知を待ちましょう。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

結果の通知方法は会社によって異なります。

メールをくれるところもあれば、電話で連絡がくるところもあります。

採用の場合のみ連絡をくれて、不採用の場合は連絡をくれないところも少なくないです。

結果通知日はドキドキしますが、どのような結果であっても落ち着いて受け止める覚悟が大切です。

重要

もし選考に落ちても、その会社とはご縁がなかっただけ。

内定が出てから入社するまで

晴れて内定が出たら、入社に向けて忙しくなります。

法務博士はアルバイトをしている方も少なくないでしょう。

バイト先へ退職の連絡をし、入社する会社に言われた書類を色々と準備しなくてはなりません。

入社に際し、

  • 市役所に行ったり
  • 健康診断を受けたり

する場合もありますが、役所や病院は非常に混雑していることが多いです。

入社までに必要書類が間に合わなかった、ということにならないよう早め早めに動きましょう

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

必要書類の準備はもちろんですが、入社までに少しでも、入ってからやることになる業務の予習をしておくと良いでしょう。

たとえば私は、現在の勤め先に入って初めてWebライティングの仕事をすることになったので、入社までに、Webライティングの基本的なことが書いてある本を読んだりしていました。

少しでも準備しておくと、入社後にスムーズになじめるので、これは正解だったと思います。

入社前にお仕事の予習…すばらしい就業姿勢ですね!

実に大切なことだと思います。

法務博士、内定~入社までにやっておきたい3つのこと
詳細ポイント
退職就業中の人は退職手続きをしよう今までお世話になった感謝を忘れずに
入社準備内定先に言われた書類を速やかに準備しよう市役所や健康診断は混雑も予想されるので注意!
予習入社後に担当する業務の予習をしよう少しでも予習しておくとスムーズに会社になじめる

法務博士にオススメの就職先を大公開!

この記事のまとめ

さて、この記事では、司法試験に三振・五振してしまった法務博士の方々に向けて、就職活動のポイントを紹介してきました。

  • 法務博士の就職事情
  • 就職先の見つけ方
  • 応募書類の書き方
  • 面接の注意点

などを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

さてこの後はいよいよ、お待ちかねの法務博士にオススメの就職先をご紹介します。

乞うご期待ください!

【法律×IT】という新分野に挑戦したいアナタへ

最後になりましたが、ここで法務博士にオススメの就職先2つご紹介します。

まずは、法律×ITという新分野に挑戦したいアナタにオススメのWeb制作会社です。

ここでは、今まで勉強してきた法律知識を存分に活かしながら、Web業界で活躍できます。

今までの経験を活かしつつ、新たな分野に挑戦したい人にオススメです。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

はい。実はここ、私の勤め先です^^

募集しているのは、刑事事件の加害者と弁護士をつなげるWebライターという職種。

Webの記事を作成して、弁護士が必要で困っている人に、刑事司法の基礎知識をわかりやすく届けるお仕事です。

司法試験に向けて勉強してきた

  • 刑法
  • 刑事訴訟法

の知識をフル活用することができますね。

何を隠そう、当サイトを運営するアトム法律情報株式会社の求人でした^^

手前味噌ですが、

  • 服装自由
  • 髪型自由
  • 髪色自由

というあたりがいいですね。

今まで自由な格好で受験勉強をしていたところ、社会人になったとたん毎日スーツかぁ…と憂鬱になっているあなた!

ここでは、そんな心配も不要ですよ!

興味を持って下さった方は、ぜひ当サイトの他のページも見てみてください。

このサイトを埋め尽くしている、刑事事件の加害者向けに書かれた数々の記事…。

この会社に入ると、あなたにもこういった記事を書いてご活躍いただくことになります

就業後のイメージを膨らませるのに、お役立て下さい。

【パラリーガル】として活躍したいアナタへ

もう一つ、法務博士にオススメの就職先をご紹介します。

こちらはパラリーガルとして働きたい方にオススメの弁護士法人です。

ここでは、今まで勉強してきた法律知識を存分に活かして弁護士を支え、活躍することができます。

パラリーガルの求人には、「未経験歓迎」と書いている場合もありますが、法律知識のバッチリ備わったパラリーガルなら、弁護士もより助かるんです。

長く受験生生活で培ってきた豊富な知識を活かして、弁護士の真横で働きたい方は、ぜひチェックしてください!

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

法律事務所でパラリーガルというのは、僕も考えましたね。

やっぱり、今まで法曹になりたくて勉強してきたわけですから、弁護士の近くで、実務の世界にどっぷりつかって働けるというのは魅力的です。

さて、もう一つ求人をご紹介しましょう。

同じくアトム法律事務所弁護士法人で、永田町にある本社での求人でした。

それでもまだ心配なあなたへ

3つの求人情報を紹介しましたが、いかがでしたか?

  • 興味はある
  • でも応募となると尻込みしてしまう…

そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

法科大学院の友人には、

「勉強ばかりしてきたので、コミュニケーション能力に自信がない…」

と心配している人もいました。

私自身はよくしゃべるほうなので、コミュニケーションの心配はしていませんでしたが、

「社会的な常識がないので、自分が気付かないところで失礼をしてしまわないか」

という不安がありました。

正直いって、これは社会人になって数ヶ月経った今でも、まだ少し心配なところです。

なるほど。

社会人としての常識は、はじめは誰しも持ち合わせていないもの。

でも素直な心があれば、働きながらどんどん成長することができるので、心配は無用ではないでしょうか。

回答者

アトム法律情報株式会社スタッフ

そうですね。

実際に働き出して数か月たった今思うのは、あまりはじめから色々と心配しても仕方がないということです。

就職前に抱えていた不安が、今ではほとんどきれいに晴れているのですから、不思議なものです。

やはり、まずは応募してみることが大切なのではないかと思います。

Hさんが実体験を通して語ってくださった通り、まずは応募してみないと、何も始まりません。

応募して面接に行ってみないと、応募先がどんな会社なのかもよくわからないままですし、自分がどんな業界、どんな会社に受けがいいのかもわからないまま。

それでは就職活動もはかどりません。

上でご紹介した3つでも、他の会社でも、とにかくまずは応募してみましょう!

千里の道も一歩から。

あなたの充実した就職活動と、幸せな就職を祈り、心から応援しています!!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございましたm(__)m

法律に関するWebライターに興味のあるアナタはこちら↓

法律事務所でパラリーガルをやりたいアナタはこちら↓

弁護士法人の本社で弁護士業務を支えたいアナタはこちら↓