強制わいせつで前科をつけずに解決するための対処法と手続きの流れ

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強制わいせつで前科をつけずに解決するための対処法と手続きの流れ

酒に酔って強引に身体に触ってしまった」「家族が強制わいせつで逮捕された

強制わいせつは性犯罪の中でも比較的重い罪に当たります。

電車内で痴漢に及ぶ、飲み会で身体に触る、といった行為もケースによって強制わいせつ(準強制わいせつ)が成立する可能性があります。

このページでは、強制わいせつで前科をつけず平穏に解決するための正しい対処法と刑事手続きの流れを解説します。

わいせつ行為をしてしまった方、家族が強制わいせつで逮捕されてしまった方は、こちらの記事をご覧ください。

強制わいせつで逮捕される場合とは?

強制わいせつになる行為とならない行為

「暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者」には、強制わいせつ罪が成立します。

この点、例えば、満員電車の中で下着に手を入れた等の場合でも、「暴行(有形力の行使)」を利用してわいせつな行為をしたものとして、強制わいせつ罪が成立することになります。

強制わいせつになる痴漢と条例違反になる痴漢の違いは?

条例違反の痴漢は、公共の場所で行われた卑わいな言動に対して成立します。

これに対して、強制わいせつ罪は、公共の場所以外のプライベートな場所でも「暴行又は脅迫を用いたわいせつな行為」が行われれば成立します。

強制わいせつ罪の方が重たく処罰されます。

強制わいせつで逮捕された後はどうなるか?

逮捕された場合の流れは?

痴漢で逮捕された場合、起訴されるまで最長23日間の身体拘束が続くおそれがあります。

また、起訴されてしまった場合は、保釈が認められない限り、さらに身体拘束が続くおそれがあります。

弁護士に依頼をすれば、示談交渉や検察官との交渉などを通じて、早期釈放の可能性が高まります。

少年・未成年の強制わいせつの流れは?

未成年者が犯した強制わいせつ事件は、刑事事件ではなく、少年事件として取り扱われます。

強制わいせつ罪で逮捕された後は、警察署の留置場から少年鑑別所に送られることが多いです。

家庭裁判所の少年審判では、保護観察や少年院送致などの処分が下されます。

強制わいせつで有罪になった時の罪の重さは?

刑法176条は「暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する」と定めています。

ポイントは、強制わいせつ罪には罰金刑がないことです。そのため、事件が起訴されれば、必ず裁判が開かれ懲役刑が求刑されることになります。

強制わいせつで有罪になったら実刑で決まり?

強制わいせつ罪は、罰金刑がないので、起訴されたら必ず刑事裁判になります。

刑事裁判では、懲役刑が求刑されることになります。

実刑(刑務所行き)になるケースも多いですが、初犯で示談が成立している等の場合は、実刑ではなく執行猶予になることも多いです。

余罪があれば初犯の強制わいせつでも厳罰になる?

余罪があれば、初犯の強制わいせつ罪でも厳罰になります。

その他の余罪も合せて起訴されると、刑事裁判では複数の犯罪が同時に(同じ裁判官に)審理されることになります。

その場合、事件を扱う裁判官の心象も悪く、初犯でも懲役・実刑になる可能性が高いです。

強制わいせつの余罪がバレると罪が重くなる?

強制わいせつ罪の余罪がバレると、罪が重たくなります。

単発の強制わいせつ事件であれば、起訴されて裁判になっても、執行猶予がつく可能性があります。

他方で、余罪も合せて複数の強制わいせつ事件が起訴された場合は、懲役・実刑になる可能性が高いです。

強制わいせつで逮捕された場合にすべきこと

被害者との示談で刑事処分が軽くなる?

強制わいせつ事件は、被害者と示談が成立すれば、刑事処分が軽くなります。

事件が起訴される前であれば、示談が成立すれば不起訴処分になるケースがほとんどです。

事件が起訴された後であっても。示談が成立すれば執行猶予になる可能性が格段に高まります。

強制わいせつの示談金相場はいくら?

強制わいせつ事件の示談金相場は、数十万円〜数百万円と幅が広いです。

比較的軽微な強制わいせつ事件の場合は、数十万円で示談がまとまるケースも多いです。

他方で、悪質な事件の場合は、示談金が100万円以上、さらには200万円を超えるケースもあります。

示談金の額は当事者の合意で決まりますので、実際の示談金がいくらになるかはケースバイケースです。

ご自分のケースに近いわいせつ事件の示談金実例を探してみるのも有効です。

強制わいせつの示談金相場

示談金・慰謝料の計算方法は?

強制わいせつ罪の示談金・慰謝料の計算方法は、法律上は特に決まりがありません。

比較的軽微な強制わいせつ事件の場合は、数十万円程度の慰謝料・示談金で解決することも多いですが、悪質な強制わいせつ事件の場合は、示談金が100万円を超えるケースもあります。

強制わいせつの示談書の書き方は?

強制わいせつ罪の示談書は、事件の円満な解決のため非常に重要です。

事件が起訴される前の示談であれば、示談書の宥恕(ゆうじょ)の条項(加害者のことを許すという条項)や告訴取消しの条項を盛り込むことで、前科がつかない不起訴処分を得ることができます

強制わいせつの謝罪文の書き方は?

強制わいせつ罪の謝罪文は、自分の言葉で考え、自分の手で書くことが大切です。

謝罪文の書き方によって、被害者に謝罪の気持ちが伝わるかが変わってきます。そのため、示談の成功率も、謝罪文の書き方で変わります。

謝罪文は、気持ちを込めて書いてください。

強制わいせつの刑事手続きと流れ【Q&A】4選

家族が逮捕!早く釈放してほしい

強制わいせつ罪で逮捕された家族を早く釈放したい場合は、早めに弁護士に依頼するようにしてください。

弁護士であれば、身柄解放に向けた意見書を裁判官や警察官に提出することができます。また、仮に起訴された場合でも、スムーズに保釈を請求することができます。

前科がつかない不起訴処分で解決したい

強制わいせつ罪の前科をつけたくない場合は、不起訴処分を得ることが大切です。

不起訴処分を得るためには、被害者と示談を締結することが大切です。示談書の中に宥恕(ゆうじょ)や告訴取消の条項を盛り込むことで、不起訴処分の確率を格段に上げることができます。

会社にバレずに解決したい

弁護士を付ければ、会社にバレずに強制わいせつ事件を解決できる可能性が高まります。

弁護士を付けて早期に示談を締結することで、トラブルの刑事事件化や裁判化を阻止することができます。

また、示談で守秘義務を約束すれば、情報の拡散を防ぐことができます。

強制わいせつの時効は何年?

強制わいせつ罪の痴漢の時効は7年です。

時効は、犯罪行為が終わった時から進行します。

時効が成立すれば、検察官は事件を起訴することができなくなります。

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