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痴漢で逮捕!実名報道されてしまう?新聞に載る可能性は?報道される基準を知る

  • 痴漢,実名報道

痴漢で逮捕!実名報道されてしまう?新聞に載る可能性は?報道される基準を知る

ご自身やご家族が痴漢で逮捕されてしまった…

そんな時「テレビや新聞で実名報道されてしまう?」と心配になりますよね。

もし、痴漢を実名報道されてしまったら…今までの日常生活を送りづらくなるかもしれません。

  • 痴漢が実名報道される基準は?
  • 不起訴でも報道される?
  • 公務員や会社員では実名報道される確率が違う?

など、たくさんの疑問が浮かぶと思います。

今回は「痴漢で逮捕されると実名報道されるのか」を特集していきたいと思います。

専門的な部分は弁護士の先生にくわしく解説して頂きます。

もし、ご自身やご家族が痴漢で逮捕されてしまった場合、「実名報道されるか否か」が非常に気にかかるかと思います。

そこで、痴漢における逮捕と実名報道の関係について、詳しく解説していきたいと思います。

よろしくお願いします。

痴漢で逮捕!ニュースで実名報道される基準は…

毎日、満員電車で通勤している方には他人事でない痴漢事件。

よく、テレビや新聞でも報道されていますよね。

痴漢のニュースでも実名報道の場合と匿名報道の場合を見かけませんか?

痴漢の実名報道についてさまざまな意見がありますね…

痴漢で逮捕され、実名報道されてしまう基準はどのようなものでしょうか。

さっそく確認していきましょう!

痴漢で逮捕!マスコミに実名報道される基準とは?

痴漢は犯罪です。絶対に行ってはいけません。

しかし、痴漢事件を起こしてしまっても、実名報道されたくないというのは当然の心理です。

痴漢逮捕のニュースを見ると実名報道の場合と実名が公表されていない場合がありますよね。

テレビや新聞のニュースで実名報道される基準はどのように決まっているのでしょうか。

実名報道の基準に疑問を持つ方も多いようです。

実際、痴漢事件で逮捕された場合、実名報道されるかどうかはどのように決まっているのでしょうか。

痴漢事件が実名報道されるかに関しては、法律で定められた明確な基準はありません。

マスコミに情報をリークされるかは、捜査機関の裁量次第といえます。

実名報道に関して明確な基準はないのですね。

自分が逮捕された痴漢事件が報道されるかとても不安になってしまいます。

公務員は痴漢で実名報道されやすい?会社員との違いは?

公務員と会社員では痴漢事件を犯した際に報道される可能性は異なるのでしょうか。

このような意見もありますが、実際はどうなのでしょう。

確かにテレビなどで報道されている痴漢事件は公務員が多い気もしますよね。

被疑者の職業が公的な側面を有する場合、実名報道される可能性が高いと言えます。

例を挙げると、公務員や教師、医師、専門士業、大手会社員などです。

痴漢や盗撮などの比較的軽微な条例違反の場合でも、実名でマスコミ報道されることがあります。

一般の会社員よりも公務員の方が報道される可能性は高いのですね。

【Q&A】痴漢と実名報道の関係|初犯でも新聞に載る?不起訴なら報道されない?

Q1.痴漢で逮捕!報道されるタイミングは?

痴漢事件を起こしてしまったあと、いつ実名が報道されてしまうのか心配ですよね。

実名報道は一体どんなタイミングでされるのでしょうか。

逮捕直後、すぐにニュースになるのでしょうか。

実名報道されるタイミングで多いのは、逮捕された翌日・翌々日、起訴された直後などです。

もっとも、逮捕直後にはまだ事件の全体像が不確かな場合があります。

そのような場合は逮捕後すぐに報道されず、捜査がある程度進んだ段階で名前が公表されます。

事例によって異なるようですが、事件からかなり早いタイミングで報道されてしまうことが多いみたいですね。

逮捕日と報道日を意識してニュースをみたことはなかなかないですよね。

事件の当事者になってしまったとき、どのタイミングで報道されるのかは本人も家族も気になることです。

そこで、実際のニュースの報道時と記事内の逮捕日を参考に報道のタイミングを調べました。

さらに実名報道か、匿名報道かも調査しましたので以下の表をご覧ください。

具体例

逮捕日と報道日

事件内容報道日実名or匿名
大手会社員による電車内の痴漢事件翌日実名報道
学校職員による電車内の痴漢当日実名報道
医師による電車内の痴漢当日実名報道
会社員による電車内の痴漢当日匿名報道

こうしてみてみると報道されている傾向としては

  • タイミング:事件当日or翌日が多い
  • 実名or匿名:公的な側面がある職業は実名報道されやすい

といえそうですね。

Q2.不起訴なら報道されない?

逮捕された時点では「被疑者」です。

痴漢の事実が確定しているわけではありません。

しかし、一般的に「逮捕=犯罪者」と考えてしまう方も少なくないですよね。

刑事裁判で有罪が確定していないのに、痴漢の犯人として扱われるのは納得いかないですよね。

一度、痴漢事件の犯人として報道されると名誉が大きく傷つきます。

逮捕後すぐに実名報道されなかった場合、不起訴になればその後は報道されないのでしょうか。

それまで実名報道がされていなければ、不起訴後も報道されない可能性はあります。

ですが、そもそも逮捕の翌日等に実名報道されるケースが多いのも確かです。

逮捕直後に実名報道されてしまえば、不起訴になっても実名が残ってしまいます。

そのため、なるべく早い段階から対策をたてることが重要です。

明確な基準が決まっていない以上、不起訴の影響力も未知数です。

不安な場合は、なるべく早く弁護士にご相談ください。

Q3.初犯の痴漢です。今後、新聞などで報道される可能性はある?

初犯の痴漢で逮捕され、いつ報道されるのか不安になっている…

数日たっても、いつ新聞などに載ってしまうのか不安は解消されませんよね。

逮捕翌日・翌々日に報道されなかった場合、いつ報道されてしまうのでしょうか。

事件全体の数からすれば、報道されるものはわずかです。

逮捕翌日に報道がなければ、報道の可能性はかなり低いと言えるでしょう。

痴漢事件が報道される流れとしては

逮捕当日に警察から報道機関に情報がFAXされる

それを基に翌日報道される

というケースが多いようです。

事件を報道されるかは、事件の内容や初犯か否かなどの諸事情から判断されます。

必ずしもすべての事件が報道されるわけではありません。

Q&Aのまとめ

痴漢の実名報道は明確な基準がなく、実名報道の不利益の大きさを考えるととても不安ですよね。

では、痴漢事件が実名報道されないように何か打つ手はあるのでしょうか。

痴漢事件が実名報道されない方法を見ていきましょう。

痴漢事件が実名報道されない方法とは?

【逮捕前】痴漢事件を実名報道されない方法

報道されるかどうかは捜査機関の裁量次第ということがわかりました。

なかなか報道されたくない!と言っても、簡単に止めることはできないのですね。

もし、報道されてしまえば会社に痴漢の事実が発覚してしまう可能性が非常に高いです。

痴漢が発覚して、会社を懲戒解雇になんてなったら…困ります。

なにかできることがあるなら対処法を考えたいですよね。

ここでは、逮捕前・逮捕後で報道されないためにできる対処法をお伝えしていきます。

まずは、逮捕前にできる対処法からみていきましょう。

①事件後、速やかに弁護士に依頼する

ご自身やご家族が痴漢事件の加害者になってしまったら…

真っ先に弁護士への依頼を検討しましょう!

弁護士はみなさんの心強い味方です。

迅速な弁護士の選任が事件解決につながることもあります。

しかし、痴漢事件を依頼するのはどんな弁護士でもよいわけではありません。

以下の点に留意して弁護士探しをしましょう。

① 痴漢事件に注力している事務所か ② 過去に痴漢事件解決の実績はあるか ③ 無料相談を行っているか

 

④ 弁護士費用は明瞭か

特に痴漢事件において、①と②の条件は重要です。

痴漢事件の弁護活動の経験や実績が豊富な弁護士を選びましょう。

事件解決までスムーズに進行することが期待できます。

②事件化する前に相手と示談する

そもそも、痴漢が事件化しなければマスコミに事件が発覚することはありません。

実際に痴漢行為を行ってしまった場合は、被害者側と示談することをお勧めします。

新聞で報道されないためには、事件を穏便に終息させることが重要です。

警察介入前に示談が成立し、警察に被害届が提出されなければ、トラブルが刑事事件化することはありません。

そのため、警察介入前に示談が成立し、被害届の不提出が確定すれば、前科がつかないことになります。

被害届が提出されず、警察が介入しない以上は、刑事裁判を受けることもないからです。

警察介入前に事件が解決すれば新聞やテレビでマスコミ報道されることもまずありません。

痴漢事件の当事者になった場合はなるべく早く被害者と示談をして、事件を解決することが大切です。

また、示談交渉は自ら行うことも可能ですがスムーズに締結するのは非常に困難です。

弁護士に示談を依頼する事でたくさんのメリットがあります。

弁護士に依頼するメリット
  1. ① 被害者の連絡先が分からなくても大丈夫
  2. ② 示談の成功率がアップする
  3. ③ 示談書の作成などが万全
  4. ④ 刑事処分や刑事裁判への引継ぎがスムーズ

弁護士に依頼する方が示談交渉もスムーズに進みそうです。

示談書なども、記載するべき事項や注意点がたくさんあり、ご自身だけで作成するとミスしやすいです。

示談は事件の結果にも大きく影響するので、弁護士に依頼することをオススメします。

痴漢の示談については以下の記事も参考にご覧ください。

【逮捕後】痴漢事件を実名報道されない方法

逮捕後、すぐに報道されてしまう可能性もあると先程わかりましたね。

もし、逮捕されてしまったなら早急に対処することが大切だとわかります。

逮捕後でも新聞で報道されないためにできることはあるのでしょうか。

①弁護士を通し、捜査当局に意見書を提出する

逮捕後、弁護士を通して捜査当局に意見書を提出するといった方法があります。

意見書に法律的な効果はありませんが、事実上の効果は期待できます。

マスコミは、その日に起きた一定の刑事事件について、ニュースの形で放送します。

マスコミは、その自主規制により、報道する事件を選別しています。

マスコミに対する直接的な異議申し立ては、法律上認められていません。

しかし、弁護士は、警察署長に意見書を提出する等の方法により、

  • 報道により被る不利益
  • 報道の必要性が低い

等の事情を伝えることができます。

そういった意見書の提出で実名報道を回避できる場合もあります。

何もせずに新聞などで報道されるのを待つよりも弁護士に頼んで意見書を提出するべきですね。

法的効果は無いとしても、意見書によって報道されない場合もあるようです。

②不起訴処分を獲得する

不起訴とは、検察官が事件を起訴しないと判断した処分のことです。

不起訴を獲得すれば、前科がつきません。

前科がつかないという意味では無罪といえます。

無罪は無罪でも、無罪判決のように、裁判所で確定的な判断が下されることはありません。

不起訴になって前科がつかなければ報道の可能性が低くくなるのでしょうか。

不起訴になれば報道されない、というわけではありません。

不起訴までのプロセスの中で、

  • 逮捕時に報道される可能性
  • 書類送検のタイミングで報道される可能性

があります。

もっとも、起訴され、刑事裁判となる場合に比べれば、不起訴を獲得すれば報道の可能性は低くなるといえます。

また、報道されたとしても今後の生活を考慮し、不起訴獲得を目指すべきだと言えます。

起訴・不起訴の判断時にすでに報道されてしまっている場合もあります。

しかし、まだ報道されていない状態なら不起訴を獲得したことで事件が報道されない場合もあります。

事件が発覚し、逮捕されてしまった場合は不起訴獲得を目指しましょう。

痴漢で不起訴獲得を目指す方法は『痴漢で起訴・不起訴となる確率は?|逮捕後に起訴猶予となる方法を解説』で解説しています。

また、痴漢に限らず逮捕と報道の関係については『逮捕で実名報道される?|報道のタイミングや報道されない基準を解説』をご覧くださいね。

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最後に一言アドバイス

痴漢と実名報道についてよくわかりましたね。

もし痴漢事件で逮捕され、実名報道されると今後の生活に大きな影響がでそうですよね。

痴漢事件で逮捕された場合、実名報道されるか否かの明確な基準は決まっていません。

痴漢事件が実名報道されれば、社会復帰やその後の名誉回復で、非常に大きなデメリットを受けます。

刑事手続きが進行し、実名報道される前に事件を終息させるように動かなければなりません。

刑事手続きはスピーディーに進んでいきます。

もしご自身やご家族が痴漢事件の当事者になった場合、すぐに弁護士に相談してみましょう。

まとめ

ご自身やご家族が痴漢で逮捕されてしまったら…

どんな処罰を受ける?実名報道されてしまう?

など、これから先のことを考えるとたいへん不安になりますよね。

そんな場合は

などを利用して弁護士に相談してみることをオススメします。

どんな疑問でもきっと誠心誠意答えてもらえますよ。

なお、痴漢について知っておきたい情報は『痴漢で逮捕された時の対処法と示談で平穏に解決するまでの流れ』にまとめているので、興味がある方はご覧ください。

他にも関連記事がありますのでぜひ見てみてくださいね!