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痴漢で起訴・不起訴となる確率は?|逮捕後に起訴猶予となる方法を解説

  • 痴漢,起訴
  • 50

痴漢逮捕されてしまった。

そんな方はご自分が起訴されるか、不安に思われていることでしょう。

そこで、痴漢と起訴の関係、確率について徹底的に解説します。

  • 起訴猶予を含む不起訴処分の意味と、不起訴を目指した活動とは。
  • 初犯であることや、被害者との示談はどう影響するのか。

など、痴漢と起訴に関する全てをお伝えしていきます。

法的な解説は痴漢事件を多数解決してきた経験豊富な弁護士、岡野武志先生にお願いしていきます。

よろしくお願いします。

痴漢で逮捕されると、事案によっては起訴される可能性もあります。

ですが、犯行後の行動によっては起訴を免れる場合も十分にあります。

「逮捕と起訴」の流れや不起訴率、具体的な事案にも触れながら、起訴されないための活動を解説していきます。

痴漢の起訴・不起訴の前提知識|罪名と起訴までの流れ

痴漢の起訴・不起訴の前提知識|罪名と起訴までの流れ

痴漢は何罪で起訴・不起訴となる?|痴漢の刑罰

まず、痴漢をすると

  1. ① 各都道府県が定める条例違反
  2. ② 刑法の強制わいせつ罪

で有罪とされる可能性があります。

なお

この条例は迷惑防止条例と呼ばれており、全都道府県で制定されています。

罰則が県によって異なる場合があるため、ご注意ください。

条例については東京都の場合を例にあげていきます。

それでは、条例と刑法ではそれぞれどんな行為が罪とされているのでしょう。

痴漢を犯罪とする法律
  条例違反 刑法176
態様 公共の場所などで、人の身体に触れること。 13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為。
13歳未満の者に対し、わいせつな行為。
具体例 電車内で被害者に対し、服の上から体を触る。 電車内で被害者に対し、無理やり服の中に手を入れて、体を触る。

※条例は東京都を例として記載

13歳未満の者に痴漢をした場合、暴行・脅迫をしなくとも強制わいせつになる可能性がある点が重要です。

とはいえ、単に触れただけでは「わいせつな行為」とされない場合もあります。

事案によって結論が異なりますから、不安な場合は専門家に相談しましょう。

なお

これらの罪を犯した場合の刑罰は以下のように定められています。

痴漢に対する刑罰
  条例違反 刑法176
身体的自由を奪う刑 6ヶ月以下の懲役(常習は別) 6ヶ月以上10年以下の懲役
経済的自由を奪う刑 50万円以下の罰金 なし

※条例は東京都を例として記載。 ※条例違反の場合、懲役または罰金となります。

なお、東京都迷惑防止条例の場合、常習的な痴漢は刑が1年以下の懲役、100万以下の罰金となっています。

ご注意ください。

痴漢の起訴・不起訴までの流れ

では、痴漢起訴・不起訴までの流れはどうなるのでしょうか。

大まかな流れは、逮捕→勾留→起訴、となります。

逮捕後に捜査機関が勾留の必要なしと判断すれば釈放されます。

捜査機関が勾留すべきと考えても、裁判官が勾留申請を却下すれば釈放されます。

不起訴の判断がなされればそのまま釈放されます。

被疑者勾留中のまま公判請求がなされたら、勾留状態は継続しますが、保釈請求が認められれば家に帰ることが出来ます。

痴漢で逮捕された後の流れは、『痴漢で逮捕された後の流れ|勾留期間や釈放までを解説』で詳しく解説しているので、興味がある方は是非ご覧ください。

起訴・不起訴処分とは|不起訴処分の種類、効果を解説

痴漢で起訴されないこともある?不起訴処分とは。

起訴・不起訴処分の定義

まず、起訴・不起訴の意味を確認していきましょう。

起訴とは裁判所に対して検察官から刑事事件の審理を求められることを指します。

痴漢を実際にしたのか否か、それに対してどの程度の刑罰を科すのかの審理、判断を求めることです。

対して、不起訴とは裁判所に事件の審理を求めないことを言い、不起訴決定を受ければその場で釈放されて前科もつきません。

不起訴決定のうち起訴猶予となることが最も重要です。

ありがとうございます!続いては不起訴処分の中身を掘り下げて行きましょう!

不起訴処分の種類|起訴猶予が重要

では痴漢における不起訴処分について詳しくみていきましょう。

不起訴処分になる理由は全部で20種類ありますが、その中でも重要な理由が3つあります。

重要な理由
  1. 嫌疑なし
  2. 嫌疑不十分
  3. 起訴猶予

嫌疑なし」とは、痴漢の疑いが晴れた場合です。

嫌疑不十分」は、痴漢の犯人とする証拠が不十分な場合をいいます。

そして「起訴猶予」がもっとも重要なものです。

起訴猶予についての規定を見てみましょう。

被疑事実が明白な場合において,被疑者の性格,年齢及び境遇,犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないとき。

なんと実際に痴漢をしてしまっても、不起訴になる可能性があるということです。

条文からも分かるように、さまざまな事情を総合的に判断して不起訴とされる場合です。

  • 初犯で反省しているか。
  • 被害者との「示談」が成立しているか

などが重要になってくるでしょう。

「示談」は大変重要なものですので、後で詳しく解説します。

最後に

2016年の不起訴処分における理由の割合を見てみましょう。

不起訴における各理由の割合
不起訴理由 割合(%)
起訴猶予 70.4%
嫌疑不十分 18.4%
嫌疑なし 1.4%
その他 9.8%
合計 100%

自動車による過失致死傷等及び道路交通法等違反被疑事件を除く 参考:検察統計2016

全不起訴処分の70.4%が起訴猶予になっていますね。

痴漢をしてしまった場合も、まずは不起訴を目指した活動をしていくことになります。

参考に

不起訴処分の効果|前科がつかない

まず不起訴処分になれば、前科が絶対につきません。

前科とは、確定判決で刑の言渡しを受けたことです。

前科の内容次第では、公務員などの一定の職業では、法律上就業できなくなるケースがあります。

また、海外渡航にも制限が生じる可能性があります。

それ以外にも、実質的に人間関係に悪影響を及ぼすこともあります。

そのため、いかに前科をつけないかがとても大切になってきます。

裁判にならなければ、刑の言い渡しを受けることはありませんから、不起訴処分の重要性が分かりますね。

また、不起訴処分となれば留置場などに留め置かれていた人は釈放されます。

留置場に入れられているのは大変な不利益なので、釈放されるならとても助かりますよね。

不起訴処分を受けるために努力できる点については、また後で述べます。

痴漢で起訴される確率を不起訴率からチェックしよう

痴漢で起訴される確率を、不起訴率からチェックしよう。

では実際に痴漢で検挙された場合に起訴される確率はどのくらいあるのでしょうか。

刑事事件全体の統計

まず2016年における刑事事件全体の統計をみてみましょう。

これらの統計は検察統計を基にしています。

なお自動車系は件数が多いうえに、通常の刑事事件とは異なる観点から判断されるため、除外しています。

刑事事件全体での不起訴率
2016 件数と率
全件数 371,061
起訴 119,510
不起訴処分 160,226
起訴・不起訴合計からの不起訴率 57.28%

自動車による過失致死傷等及び道路交通法等違反被疑事件を除く

なんと6割弱が不起訴になっていることが分かりました。

思ったより多いと感じられるのではないでしょうか。

また先ほど見たように、このうちの約7割起訴猶予処分ということになります。

痴漢事件における不起訴率

では、次に痴漢事件における不起訴率を見ていきたいと思います。

ただ、残念ながら条例違反で起訴される確率は統計が見つかりませんでした。

そこで、「強制わいせつ事件」における不起訴率をみていきます。

強制わいせつ事件での不起訴率
2016 件数と率
全件数 3,811
起訴 1,308
不起訴処分 1,955
起訴・不起訴合計からの不起訴率 59.91%

自動車による過失致死傷等及び道路交通法等違反被疑事件を除く

強制わいせつ罪の不起訴率は59.91%

刑事事件全体よりは高い数値でした。

半数以上が不起訴処分となっています。

次に

裏返しである起訴率についてもみてみましょう。

2012年からの推移一覧です。

強制わいせつ事件の起訴率推移
起訴率(%)
2012 49.39%
2013 48.82%
2014 45.75%
2015 43.37%
2016 40.09%

「起訴件数・不起訴件数の合計」における割合

起訴率が低下していることが分かりますね。

不起訴処分を目指し、積極的に活動することの重要性が分かると思います。

もっとも

強制わいせつ事件は痴漢以外の事件も含まれています。

また、これはあくまで確率にすぎませんから、具体的な事情によって起訴されるかは異なります。

具体的な不安を感じている方は、ぜひ弁護士に相談してみてください。

痴漢の具体的事例|起訴不起訴のケース6選

痴漢の具体的事例。起訴不起訴のケース3選。

では、具体的にどのような事例で痴漢が不起訴となっているのでしょう。

起訴された場合と比較しながら、具体的な事例について見ていきます。

なお、不起訴の判断には示談初犯が大きな影響を持つため、これについても記載してあります。

示談」とは、民事上の紛争を、当事者の合意により裁判外で解決することです。

痴漢の被害者に謝罪・交渉し、示談金を受け取ってもらったり、場合によっては「加害者を許す」旨の意思表示を合意してもらうことがあります。

示談の成否などは、具体的事例でどのように影響しているのでしょうか。

不起訴となった事例

▼痴漢で不起訴になった事例
不起訴事例①
〇電車内で下着の上から身体を触る。
・条例違反
・ 示談:あり
・ 前科の有無:初犯
不起訴
不起訴事例②
〇公園に女性を連れ込み、身体を長時間にわたり触る。
・強制わいせつ
・示談:あり
・前科の有無:初犯
不起訴
不起訴事例③
〇電車のボックスシートで、自分の足を女性の膝付近に差し入れて、開かせる。
・条例違反
・示談:あり
・前科の有無:あり
不起訴

不起訴事例①、②は、初犯であり、かつ示談も成立していたことから不起訴になったようですね。

不起訴事例③は「前科」があるにもかかわらず、不起訴となっています。

示談の成立を重視された可能性があります。

では

つづいて「起訴された事例」もみてみましょう。

起訴となった事例

▼痴漢で起訴された事例
起訴事例①
〇路上で原付で追い越しざまに女性の身体を触る。常習性があった。
・示談:一部の被害者と示談成立
・前科の有無:なし
起訴
起訴事例②
〇電車内でスカート内に手を入れて、身体を触る。
・条例違反
・示談:なし
・前科の有無:なし
起訴
起訴事例③
〇市営グラウンドや路上で、13歳未満の女子の身体を触る。
・強制わいせつ
・示談:なし
・前科の有無:なし
起訴

起訴事例①は、「初犯」であり、「一部示談があった」にもかかわらず起訴されています。

常習的に行っていたことを考慮されたのでしょうか。

起訴事例②と③は「初犯」でした。

ですが、示談がなかったために起訴されたと思われます。

これらから考えると、特に示談が重視されていることが分かります。

以上

痴漢で起訴・不起訴となった具体的な事例についてお伝えしました。

痴漢で起訴されないための方策3選

痴漢で起訴されないための方策3選。

では、最後に痴漢事件で不起訴になるためにすべき活動をお伝えしていきましょう!

示談の成立を目指す。警察から逮捕されている場合は弁護士に依頼。

まず実際に痴漢をしてしまった場合、上でも見たように示談を成立させることが大切です。

示談金の支払いがメインとなるでしょうが、他にも宥恕条項という重要な条項もあります。

「宥恕条項」とは、「加害者を許す、処罰を望まない」という旨の意思を記載した条項です。

また交渉によっては、宥恕条項のみならず、被害届を取り下げてもらう合意までできることもあります。

被害者の処罰感情は不起訴の判断では考慮されています。

宥恕条項の合意や、被害届の取り下げで、不起訴処分の可能性が高くなるでしょう。

とはいえ、逮捕されている場合は自分では示談交渉できませんよね。

また、痴漢の被害者が会ってくれない場合もあります。

そんなときは示談交渉の経験豊富な弁護士に依頼してみましょう。

第三者の視点から、冷静かつ丁寧に交渉をしてくれることでしょう。

痴漢事件で不起訴処分を得るために、取り調べで注意すべき点。

次に、警察や検察から取り調べられる際の注意点についてお伝えしていきます。

痴漢の自白事件で気を付けること。

まず「痴漢を認める自白事件」の場合は、誠実な対応が重要です。

反省し、再犯の可能性が低いと検察官が感じれば、不起訴になる可能性が高まるでしょう。

とはいえ、警察官や検察官の言いなりという意味ではありません。

取調官もスムーズに取り調べが進むよう、「~だったんじゃないのか?」と一定の誘導をすることがあります。

それに「はい、はい」と従ってばかりいると、実際はやっていない痴漢も認めてしまうケースもあります。

黙秘権や、供述書への署名拒否権などを適切に行使し、守るべき自分の権利はしっかりと守りましょう。

重要

素直な態度や反省は必要だが、何でも認めない!

痴漢の否認事件で気を付けること。

一方、冤罪など「痴漢を否認すべき場合」は、しっかりと否認貫くようにしましょう。

痴漢を認める供述調書に署名してしまえば、後から覆すのは大変困難だからです。

とはいえ

むやみに否認すると取り調べが長引くなどのリスクもあります。

しっかりと弁護士に相談し、適切な対応をしていきましょう。

参考に

痴漢事件における取り調べの注意点を詳しくまとめた記事をご紹介します。

痴漢の再犯可能性を下げる対策を立てる!

また、再び痴漢をする可能性は不起訴の判断で大きく考慮されます。

特に性犯罪は再犯率が高く、自らの性的衝動を抑えられるかが判断の重要な要素となります。

具体的には、

  • 痴漢衝動を抑えるためのカウンセリングを受ける。
  • 家族から監視される状況を作る。
  • 可能であれば電車に乗らない。

などが考えられるでしょう。

これらの対策をたて、検察官に主張しましょう。

痴漢事件で不安な場合は、弁護士に相談

痴漢事件で不安な場合は、弁護士に相談

ここまで痴漢事件における起訴までの流れと不起訴率などについてお伝えしてきました。

ですが具体的事案でどのように対応すべきか、分からない方も多いことでしょう。

そこで、痴漢事件を弁護士に相談できる窓口をご紹介します。

1.どの都道府県からでも弁護士に相談!

まずはスマホで相談を受けられるこのサービスをご紹介!

なんとLINEで弁護士に無料で相談ができるんです。

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夜中でも専属スタッフが待機しているため、24時間対応してもらえるのも安心ですね。

ぜひ使ってみて下さい。

2.弁護士と対面して相談!

人によっては、痴漢について直接対面して相談したいと考える方もいらっしゃることでしょう。

そんなときは下からお近くの弁護士を探してみてください。

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という点からセレクトした弁護士事務所ばかり。

信頼できる弁護士事務所をぜひ探してみてくださいね。

最後に一言アドバイス

いかがでしたでしょうか。

最後に岡野先生からひと言アドバイスをお願いします。

痴漢事件で検挙・逮捕されても、示談などの事後的な活動で起訴されない可能性はあります。

また、事件から早い時期であるほど、とれる選択肢は多いものです。

逮捕前に迅速に示談を成立させることで、逮捕自体を回避できる場合もあります。

不安に思った場合はすぐに弁護士にご連絡ください。

まとめ

いかがでしたか。

痴漢事件で適切な対応をするためにも、まずはスマホで無料相談をしてみましょう。

事案に即した最適な行動をアドバイスしてもらえると思いますよ。

また全国弁護士検索でお近くの信頼できる弁護士を探すことも有効でしょう。

なお、痴漢について知っておきたい情報は『痴漢で逮捕された時の対処法と示談で平穏に解決するまでの流れ』にまとめているので、興味がある方はご覧ください。

それ以外にも関連記事をご用意いたしましたので、ぜひ見てみてくださいね!

痴漢と起訴に関するご不安が一日でも早く解消されることを祈っています。