検察庁の取り調べは捜査の一環!どんな方法で行われる?弁護士が回答

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検察庁の取り調べは捜査の一環!どんな方法で行われる?弁護士が回答

検察庁取り調べに呼ばれた!」

取り調べと聞くと、TVドラマでは刑事にきつく問い詰められるようなイメージがあります。

検察による取り調べはどんな感じになるんでしょうか?

本日は「検察庁の取り調べ」がテーマの特集です。

検察庁の呼び出し理由は取り調べ

取り調べにかかる時間はどのくらい?

取り調べは録音できる?

このような内容に焦点をあてていきます!

テレビ・雑誌などでおなじみの弁護士に法律部分の解説をお願いしています。

刑事事件の専門家、岡野武志先生です。

弁護士の岡野です。

検察庁の取り調べがテーマですね。

いままで、数多くの刑事事件をあつかってきました。

その経験にもとに、分かりやすくお話していきたいと思います。

よろしくお願いします。

検察庁の取り調べとはどのようなものか、ナゾに包まれています。

そのナゾを解き明かしていきたいと思います。

検察庁から呼び出しを受ける理由は取り調べ

検察庁から呼び出しを受ける理由は取り調べ

検察庁から「被疑者」として呼び出しを受けるには理由があります。

その理由とは、取り調べです。

そもそも警察と検察の違いってなんなんでしょうか。

警察も検察も、犯罪捜査をおこなう権限を与えられた捜査機関です。

ですが、それぞれに役割があります。

警察

犯罪の予防や捜査など、公共の安全と秩序の維持にあたる職務

検察

刑事事件において、捜査・公訴の提起などをおこなう職務

おなじ捜査機関といっても、このような役割の違いがあります。

警察と検察の違いはおさえられたでしょうか。

ここからは、警察と検察の「取り調べ」の違いを解説していきたいと思います。

警察と検察の取り調べの違いとは

取り調べというと、警察(刑事)による取り調べの印象が強いと思います。

特別な場合をのぞいて、基本的には警察が事件捜査の第一段階として取り調べなどの捜査に動きます。

ですが、検察官も取り調べをおこないます。

こちらの図をごらんください。

起訴の流れ

事件の起訴までの流れを示しています。

検察官が警察官によって集められた証拠をまとめ、検討しています。

検察官も捜査機関ですので、取り調べを行います。

では、警察と検察の取り調べはどのような違いがあるのでしょうか。

まずは、警察の取り調べについてです。

警察の取り調べ

警察の取り調べは、検察の取り調べの準備段階という側面がある

警察の取り調べで作成された調書は、その後に検察に送られます。

つぎは、検察の取り調べについてです。

検察の取り調べ

検察の取り調べは、警察での取り調べの結果をまとめ上げる側面がある

検察では、警察での取り調べ結果をふまえて追加の取り調べがおこなわれます。

取り調べの内容が変わっていないか

警察による取り調べが適正におこなわれていたか

などを確認しつつ、起訴・不起訴の判断をくだします。

検察で作成された調書は、警察で作成された調書よりも、証拠としての価値が高いという点で違いがあります。

刑事裁判における取り調べの証拠能力としては、警察と検察で違いがあります。

刑事訴訟法で規定されています。

検察官の面前における供述を録取した書面については、その供述者が死亡、精神若しくは身体の故障、所在不明若しくは国外にいるため公判準備若しくは公判期日において供述することができないとき、又は公判準備若しくは公判期日において前の供述と相反するか若しくは実質的に異つた供述をしたとき。但し、公判準備又は公判期日における供述よりも前の供述を信用すべき特別の情況の存するときに限る。

事件の取り調べは、警察と検察による二段階でおこなわれます。

とはいえ、取り調べを受ける立場としては、警察であっても検察であっても話した内容に齟齬がないようにすることが大切です。

ポイント

警察と検察の取り調べの違い

警察 検察
目的 証拠の収集 証拠の収集
取調室 警察署 検察庁
取調官 警察官 検察官

取り調べで嘘をついても大丈夫?

もしも、何かしらの罪を犯して取り調べを受けることになったら…

をついてでも、自分にとって有利になるようにしたいというのが本音だと思います。

嘘をついても、取り調べのプロにかかればバレてしまうというイメージがあるようですね。

そもそも、取り調べで嘘をついても大丈夫なんでしょうか?

嘘をついたことで、なにか罰せられる対象になったりするのでしょうか。

法律的には、取り調べでをついても大丈夫です。

(※あくまで「法律的には処罰されない」という意味で「大丈夫」というだけです。道徳的な問題は残ります。)

取り調べで、嘘をついたことを処罰する法律はないからです。

もっとも、あとで嘘がバレた場合は、反省がないとして重たい刑事処分が下されるリスクがあります。

嘘を処罰する法律はありませんが、リスクを考慮すれば、正直に事実を話した方が良いケースも多いようです。

検察庁での取り調べはどのくらい時間がかかるの?

検察庁での取り調べはどのくらい時間がかかるの?

検察庁での取り調べは、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。

10分で終わるのか、それとも丸一日かかるのかでその後のスケジュールに影響します。

取り調べ後に、予定があるなら余計に気になります。

検察庁での取り調べの時間は、ケースや事件の状況によってさまざまです。

30分程度

1~2時間

半日~丸一日

このように、取り調べの時間は事件の内容などによって異なります。

どのような内容で取り調べられるとこのような時間となるのか、ケース別にみていきましょう。

まずは、30分程度で終わるケースからです。

30分程度で終わるケース

略式罰金のサインを得るためだけに検察庁に呼び出された場合

このような場合は、検察庁での取り調べは30分程度で終わります。

略式罰金を受けることの意味を説明され、「略式手続に異議のないことが記載された書面」にサインをするだけで終了です。

30分もかからないケースもあるでしょう。

つぎは、1~2時間で終わるケースです。

1〜2時間で終わるケース

警察の捜査段階から事実関係に争いがない場合

このような場合は、1〜2時間の取り調べで終わることも多いです。

警察の捜査段階の調書と同じ内容の調書が、検察庁でも作成されることになります。

さいごは、半日~丸一日を要するケースです。

半日〜丸一日を要するケース

警察段階で作成された調書に検事が疑問をもった場合

このような場合は、半日〜丸一日かけて取り調べが行われることがあります。

検事としても、詳細な調書を作成する必要があります。

そのため、取り調べに時間をかけることが多いようです。

検察庁、すすむ取調べの可視化とは?録音・録画が行われる

検察庁、すすむ取調べの可視化とは?録音・録画が行われる

携帯電話で録音?取調室にicレコーダーなどの持ち込みはOK?

検察庁での取り調べに、携帯電話icレコーダー録音できるかは気になりますよね。

そもそも、携帯電話を検察庁に持ち込みできるのでしょうか?

携帯電話やicレコーダーといった録音機器の持ち込みについて、検察庁と検事の部屋の場合に分けて解説します。

まずは、検察庁への持ち込みについてです。

検察庁への持ち込み

携帯電話やicレコーダーは、検察庁の建物の中に持ち込むことは可能です。

入口で、特に荷物のチェックを受けることはありません。

ただし、建物の内部を写真で撮る行為等は、一般的に禁止されています。

トラブルになると困るので、携帯電話やicレコーダーの使用は守衛さんに確認した方が無難かもしれません

検察庁への持ち込みは、守衛さんに確認したほうがいいということでした。

つぎは、検事の部屋への持ち込みについてです。

検事の部屋への持ち込み

検事の部屋に携帯電話icレコーダーを持ち込めるかは、その検事次第です。

検事の許可があれば、持ち込むことが可能なようです。

これに対して、勝手に携帯電話やicレコーダーで取り調べを録音した場合は、その後にトラブルに発展するリスクがあります。

機器の持ち込みや利用に関しては、担当の検事に事情を告げて、事前に承諾を得た方がよいでしょう。

録音機器などの持ち込みは、制度としてきっちりと決まっているわけではないのですね。

だからといって、無断で持ち込むのは要らぬトラブルの元となるでしょう。

そのようなトラブル回避のためにも、事前に検察官などに確認しておく必要があります。

検察庁、取り調べの可視化の取り組み

取り調べの可視化についてご存知でしょうか?

みなさん、取り調べの可視化についてご存知のようですが…

意識していないとなかなか知ることのない話題だと思います。

こんな記事を見つけました。

こちらをごらんください。

密室で行われる捜査機関による強引な取り調べは、冤罪(えんざい)を生む温床になってきたとの批判があり、重大事件での取り調べの録音・録画(可視化)が進んでいる。(略)

神戸地検は原則、逮捕、勾留されている全ての容疑者に対し、取り調べの全過程で、録音・録画を取り入れているという。

逮捕・勾留されている被疑者に対する取り調べをすべて録音・録画しているというニュースです。

取り調べの可視化の法制化は、国をあげての取り組みです。

取り調べの可視化とは

違法・不当な取り調べをふせぐために、取り調べ過程の録画を義務付ける取り組み

日本の刑事手続きにおいて、警察・検察(捜査官)による捜査段階における取り調べはいわゆる「密室」で行われています。

刑事ドラマなどで描かれる取り調べでイメージされるものは、

「小さな部屋に、被疑者と刑事が向かい合っているシーン」

ではないでしょうか?

取り調べは、被疑者と捜査官しか立ち会うことができません。

家族、友人

弁護士

であっても、当然、取り調べに立ち会うことはできません。

このような密室内では、捜査官によって威圧的・誘導的に取り調べが進められることがあります。

その結果、取り調べが違法・不当なものになる場合があります。

密室での取り調べの問題点

意に反するような、虚偽の自白を強いられる

事実と食い違う供述調書が作成される

精神や健康を害される

このような状況下での取り調べは、裁判の長期化冤罪(えん罪)の問題を大きく抱えています。

裁判の長期化や冤罪を防止する目的として、取り調べのすべてを「録画」して残そうとする取り組みが「取り調べの可視化」です。

2016年5月、限定された事件において、全過程で録画を義務付けるよう刑事訴訟法の改正が成立しました。

録画できる対象事件は…

裁判員裁判対象事件

検察独自捜査事件(身体拘束を受けている被疑者に対する取り調べ)

この法改正では、これらの事件のみが対象となっています。

警察や検察による取り調べの録画は、広がってきているようです。

しかしながら、一部の取り調べのみでの録画が実情です。

今後、取り調べの可視化の取り組みでは、

被疑者

参考人

など、事件にかかわるすべての取り調べにおいて、録画を義務付けることが課題とされています。

検察庁による取り調べの可視化の取り組みについての報告書を紹介します。

全取り調べの録画は、欧米やアジア圏でも一般的となりつつあるようです。

刑事事件は、いつなんどき・どんな方でも事件の当事者となる可能性が大いにあります。

すべての事件において、取り調べの可視化を制度として定着させるには…

事件の関係者のみならず、広く市民の理解が必要となるでしょう。

検察庁の取り調べに呼ばれたら、弁護士に相談セヨ

検察庁の取り調べに呼ばれたら、弁護士に相談セヨ

①24時間受付可能な「無料相談」窓口で検察庁の取り調べについて相談する

検察庁での取り調べは、自分の事件だとどんなことを聞かれるのだろう…?

ある程度、質問される内容を想定したうえで取り調べに行きたい。

それなら…

弁護士に相談しよう!

そう、思い立っても法律事務所まで行く時間が持てないからどうしようもない…

と嘆かれる方が多いです。

でも、ちょっと待ってください!

時間がないからといって、弁護士相談の道をあきらめないでください。

24時間

365日

土曜・日曜・祝日

今すぐに利用できる、いつでも受付中の弁護士相談の窓口を紹介します!

弁護士に無料相談はこちら

LINE相談のご利用方法はこちら(右上バナーからQRコードを表示)

※無料相談の対象は警察が介入した刑事事件のみです。
警察未介入のご相談は有料となります。

まずは、スマホを1台ご用意ください。

相談窓口の選択肢は、なんと3つから!

3つの窓口

1.電話窓口

 →対面相談の「予約」をとる

2.LINE相談

 →まずは友だち登録から

3.Facebook相談

 →メッセンジャーを使ってやり取り

LINEやFacebookといったSNSを利用していなくても、電話から相談予約を取ることができます。

どの窓口も、費用は無料です。

取り調べの方法はどんな感じ?

取り調べの時間はどのくらい?

気になったことを気軽にたずねることができる窓口です。

②検察庁の取り調べのことは地元の弁護士に相談したい

検察庁での取り調べとなれば、ご自分の処分が決まる重要な段階です。

慎重に、かつ、冷静に取り調べにのぞめるようにしておきたいものです。

そのためにも、弁護士から直接アドバイスをもらっておきたいという方もいらっしゃるでしょう。

では、いざ弁護士に相談するとなれば、やはり自宅から近いほうがなにかと便利なのではないでしょうか。

でも…

住んでいるところは都会じゃないから弁護士なんているのかな?

地方でも、地元の弁護士を探したいという方は、今から紹介するこちらをご活用ください!

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日本全国47都道府県の弁護士から厳選して、弁護士を集めました。

▼厳選基準

刑事事件に注力する弁護士

弁護士費用が明確な法律事務所

いくら地元の弁護士でも…

刑事事件が専門の弁護士

民事事件が専門の弁護士

この2択で弁護士を選ぶなら、検察庁での取り調べがともなう刑事事件をあつかう弁護士のほうがいいと思います。

専門にしているなら、質問するにしても安心度が違いますね。

弁護士の検索一覧には、口コミをみることができる法律事務所もあります。

近所の弁護士を探したいという方は必見です。

さいごに、弁護士から伝えたいコト

さいごに、岡野先生からこれだけは伝えておきたい一言をいただきます。

刑事事件の被疑者を起訴・不起訴にするかの判断は、検察官が行います。

ですので、検察庁での取り調べは非常に重要なポイントとなります。

取り調べの前に、法律のプロである弁護士に相談しておきましょう。

不安な検察庁での取り調べも、弁護士がついていれば心強いです。

今すぐに弁護士を探して、悩み事を弁護士に聞いてもらいましょう。

まとめ

「検察庁の取り調べ」をテーマに特集をお届けしました。

こちらの記事をご覧いただいて、謎はクリアになったでしょうか。

取り調べをうけるとき、いったいどう対応すればいいのか個別にアドバイスが欲しい!

という方は…

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を使って、弁護士に取り調べの心得を教えてもらいましょう。

ほかにも、関連記事も用意していますので、あわせてご覧ください。

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