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傷害罪の意味・定義と構成要件とは?傷害罪のキニナル情報を総まとめ

  • 傷害,意味

傷害罪の意味・定義と構成要件とは?傷害罪のキニナル情報を総まとめ

傷害の容疑をかけられてしまった…

でもそもそも、傷害罪ってどんな犯罪なの?

ここでは、傷害罪の意味定義構成要件について、徹底調査しました。

法律的な部分の解説は、テレビや雑誌でおなじみのアトム法律事務所の弁護士にお願いします。

よろしくお願いします。

傷害罪とはどのような犯罪かについて、わかりやすく説明していきます。

傷害罪の定義とは

傷害罪って何なんだろう?

ということで、今回は傷害罪について調査してみました!

傷害、傷害って日常用語でよく使うけど、どっこまでが傷害でどこからが傷害じゃないかなんて、正確に意識することは少ないですよね〜

今回は法律のプロの弁護士先生に直接回答をもらったので、大丈夫ですよ!

ところで、傷害罪ってどういう犯罪なんですか?

傷害罪とは、人の身体を傷害することによって成立する犯罪をいいます。

刑法204条は「人の身体を傷害した者は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。」と定めています。

人の身体を傷害…

分かったようで、分からない笑

もっと詳しく聞いてみよう。

 

まとめ

傷害罪の定義とは

傷害罪
定義人の身体を傷害すること
刑罰15年以下の懲役又は50万円以下の罰金

傷害罪の構成要件とは

傷害罪ってどういう時に成立するんですか?

これは、傷害罪の構成要件の問題というらしい。

構成要件は「こうせいようけん」と読みます!

傷害罪の構成要件とは、傷害罪が成立するための要件のことです。

傷害罪の構成要件が認められれば、正当防衛などで違法性が認められないか、精神障害などで責任が認められないなどの特別の事情がない限り、傷害罪が成立します。

なるほど。

ということは、傷害罪の要件が認められても、正当防衛の場合などは傷害罪は成立しないということか。

相手も殴っても、それが正当防衛なら罪にならない。

当たり前かもしれないけど、法律の専門家から明確な回答をもらえたら安心しますよね。

傷害罪の構成要件の判断方法は?

じゃあ、傷害罪の構成要件ってどういう時に認められるの?

これが分かれば、傷害罪を起こさないかもしれないし、事前に注意できるようになりますよね。

法律のプロはどういうプロセスで傷害罪の成立をチェックするのか、確認してみよう。

傷害罪の構成要件の該当性は、

  1. ①傷害罪の実行行為があるか、
  2. ②傷害罪の結果が生じたか、
  3. ③傷害罪の実行行為と結果との間に因果関係が認められるか、
  4. ④傷害罪の故意が認められるか、

によって判断されます。

んー、難しい笑

要は、まず相手をけがさせる行為をしたか、それによって相手がけがしたかという点が大切ってことですね。

相手がけがしても、それが別の原因によるものだったら傷害罪は成立しない。これが因果関係の問題ですよね。

また、相手がけがしても故意がなかったら傷害罪は成立しない。

自分や相手の行為に傷害罪が成立するかを確認するためには、この4つのポイントをチェックすればいいんですね。

傷害罪の構成要件のポイント

傷害罪の保護法益は?

そもそも傷害罪って何を守るために作られた犯罪なんですか?

法律的には、これを保護法益の問題というみたいだ。

保護法益は「ほごほうえき」って読むみたい。

傷害罪の保護法益は人の身体の安全です。

なるほど。

傷害罪は殴られた人の身体の安全を守るために作られた法律なんだね。

傷害罪の実行行為は?

ところで、何をすれば傷害罪になるんですか?

相手を殴ったら?

蹴飛ばした場合は?

唾をかけたら傷害罪?

髪を切った場合は?

傷害罪の実行行為は人の身体を傷害することです。

「傷害」の意義については、判例は「人の生理機能に障害を与えること、または人の健康状態を不良に変更すること」と解する生理機能障害説に立っていると言われています。

難しい!

「生理機能に障害」を与える行為がダメということなら、殴るのも、蹴飛ばすのも、結果次第では傷害罪になりそうだ。

髪についてはよく分からないなあ。

髪を切られたり、唾をかけられたりしたことで「健康状態が不良」になることはなさそうだから、これだと大丈夫そうですね。

傷害罪の結果は?

じゃあ、傷害罪が成立するのは、どういう結果が生じた時??

傷害罪の結果は人の身体が傷害を負うことです。

相手が身体の傷害を負ったらダメ、ということですね。

さっきの話だと、「傷害を負う」っていうのは、生理機能が障害されたか、健康状態が不良になったかした場合ということですよね。

この観点からチェックすれば、傷害罪が成立するかどうかが明確になりそうだ。

傷害罪の故意は?

では、傷害罪の故意っていうのは何なんだろう。

普通は、故意っていうのは「わざと」って意味ですよね?

法律的にはどういう意味なんだろう。

暴行による傷害について、暴行の故意だけで足りるのか、傷害の故意を必要とするのかについて争いがあります。

判例は、傷害罪は故意犯であると同時に、暴行罪の結果的加重犯を含むから、傷害罪の故意としては暴行の故意だけで足りるとする見解に立っています。

つまり、人の身体を傷害した場合は、暴行の故意しか有していなかったとしても傷害罪が成立することになります。

判例は、暴行の故意があれば、傷害罪が成立すると判断するようだ。

要は、暴行するつもりしかなかっても、相手をけがさせたらアウト!ということですね。

相手がけがをしてしまった以上は、暴行するつもりしかなかっても傷害罪が成立するようです。

厳しい…

 

まとめ

傷害罪の構成要件のポイント

傷害罪
保護法益人の身体の安全
実行行為人の生理機能に障害を与えること、または人の健康状態を不良に変更すること
結果人の身体が傷害を負うこと
故意傷害罪の故意としては暴行の故意だけで足りる

傷害罪が未遂の場合はどうなる?

じゃあ、暴行はしたけど、結果として相手がけがを負わなかった場合はどうなるんだろう?

無罪の可能性もあるな。

無罪になるんですか?先生!

暴行をくわえたが傷害の結果が生じなかった場合は、暴行罪のみ成立します。

これに対して、暴行以外の方法による場合で、傷害の結果が生じなかった場合は、これを処罰する規定がないため、犯罪は不成立となります。

げ、暴行罪が成立するのか。

ただケースによっては無罪になることもありそうだ。

個別のケースに関しては、直接弁護士に相談して確認したいところですよね。

 

まとめ

傷害罪が未遂の場合はどうなる?

傷害罪
未遂・暴行をくわえたが傷害の結果が生じなかった場合は、暴行罪のみ成立
・暴行以外の方法による場合で、傷害の結果が生じなかった場合は、犯罪は不成立

傷害の相談なら弁護士にお任せ!

ここまで、傷害について、弁護士の解説と共にお送りしました。

これで一般的なことはカバーできました。

でもできれば、自分の事件に即した具体的なアドバイスも欲しいですよね?

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では先生、最後にひとことメッセージをお願いします。

傷害でお困りの皆さん。

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落ち込んでいる暇はありません。

早い段階でご相談いただくことで、弁護士としてもやれることが増えます。

まずはとにかく、弁護士に積極的にご相談ください。

まとめ

どうでしょう。

傷害罪の定義や傷害罪が成立するための要件について、弁護士の先生に聞いてみました。

要するに、相手にけがをさせてしまったら普通は傷害罪が成立するってことなんですね。

厳しい!

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総まとめ
傷害罪
定義人の身体を傷害すること
刑罰15年以下の懲役又は50万円以下の罰金
保護法益人の身体の安全
実行行為人の生理機能に障害を与えること、または人の健康状態を不良に変更すること
結果人の身体が傷害を負うこと
故意傷害罪の故意としては暴行の故意だけで足りる
未遂・暴行をくわえたが傷害の結果が生じなかった場合は、暴行罪のみ成立
・暴行以外の方法による場合で、傷害の結果が生じなかった場合は、犯罪は不成立