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【死亡事故の加害者】ご香典を葬儀に持参?相場は?刑罰・その後の人生についても

  • 死亡事故,加害者,香典

【死亡事故の加害者】ご香典を葬儀に持参?相場は?刑罰・その後の人生についても

もしも自分が死亡事故加害者になったら…

  • 事故相手の葬儀には参列すべきなのでしょうか?
  • ご香典は、いくら用意すべきなのでしょうか?

事故直後に早期の対応が必要なので悩みますよね…。

そこで、今回は「死亡事故加害者香典」をレポートします。

  • そもそも葬儀への参列はすべきか?
  • つつむべきご香典金額はどのくらいか?

これらの内容に加えて、

  • 死亡事故の刑罰
  • 加害者のその後の人生

についてもまとめます。

死亡事故の加害者に関する実務上の問題は、刑事事件の弁護に力を入れているアトム法律事務所の弁護士にお願いします。

よろしくお願いします。

死亡事故の場合、被害者側の処罰感情も強いものです。

ですが、そのような状況だからこそ、加害者側の誠意ある姿勢を示さなければなりません。

葬儀への参列、ご香典の準備は必須です。

今回は、どのように対応していくべきか丁寧に確認していきましょう。

【参列の必要性】死亡事故の加害者は、葬儀に行くべき?香典は?

(1)すべては葬儀への参列から…

死亡事故加害者になってしまった。今後、どうしたらよいのか分からない…。」

という方もおられるでしょう。

まずは、交通事故の相手方の葬儀参列することが大切です。

葬儀への参列は、加害者側の誠意を見せる場でもあり、示談成立への第一歩です。

死亡事故の示談について知りたい方は、以下の特集記事もご覧ください。↓↓↓

加害者側の謝罪の仕方について特集記事もあるので、読んでみてください。

葬儀にひとりで行けない場合、誰かに付き添ってもらうというのでもよいでしょう。

その場合、冷静に対応できる第三者がのぞましいです。

  • 保険会社の担当者
  • 刑事弁護をお願いした弁護士

といった、専門家に付き添ってもらえると安心ですね。

付き添いはOK?

付き添ってもらうなら、保険会社の人や弁護士がおすすめ

さて、ご香典の準備はどうすればよいのでしょうか…。

(2)ご香典は誠意の証…必ず持参しよう!

葬儀に参列する際には、必ずご香典をもっていきましょう。

「あとで損害賠償のお金を払うから、今はご香典を持っていかなくていいのでは?」

と、考える人もいるかもしれません。

でも、通常の葬儀と同じように考えてみてください。

参列者がご香典を準備しないのは、葬儀のマナー違反です。

ご香典は持参すべき?

ご香典は、必ず持参しましょう。

マナーを守ることで、自分の誠意を表すことができます。

金額の相場についてはのちほど書きますが、あまり大金を包む必要はありません。

むしろ、高額すぎることで、もめてしまう可能性もでてきます。

多くても、通常のご香典の相場にプラスアルファするくらいのイメージです。

【コラム】香典を拒否された…どうする?

とはいえ、ご香典拒否されるというケースもあるようです。

ですが、準備だけはしておきましょう。

ご遺族の方の気持ちが落ち着いたら、お渡しできるかもしれないからです。

そのときに、「やっぱり用意しておけばよかった」とならないように注意しましょう。

【ご香典の金額】相場は?死亡事故の加害者はいくら用意すべき?

(1)ご香典と損害賠償は違うので注意!

ご香典と損害賠償のちがいとは?

さて、ご香典は、どのくらい用意すべきなのでしょうか?

「死亡事故だから、多額のご香典を用意しなければ…。」

とお考えの方もいるかもしれません。

ですが、ご香典は、損害賠償とは違うので注意が必要です。

ご香典は、死亡したご霊前に供えるお金です。

 
ご香典
社会儀礼上、ご霊前に供えるお金

これに対して、損害賠償は、死亡した方の損害を賠償するためのお金です。

賠償しなければならない損害には、

  • 死亡させたことに関する慰謝料
  • 事故がなければ将来得られたであろう収入相当額の損害

といったものがあります。

 
損害賠償
死亡事故の損害に対する賠償金
(例)慰謝料・将来働いて得られたであろう賃金などの損害

ご香典と損害賠償では、そのお金を払う意味が違います。

そして、損害賠償のほうが圧倒的に大きい金額になります。

(2)ご香典は〇〇万円…保険で支払える?!

ご香典は保険で支払える?

任意保険に「対人臨時費用特約」という特約もあります。

この特約は、

弔問・葬儀参列の際の弔慰金などの臨時費用

を出してくれるというものです。

香典の準備はどうする?

任意保険の特約を使えるときもある

一度、ご自身の保険内容を確認してみるのもよいでしょう。

保険約款や、保険会社への問い合わせしてみると、特約がついているかどうか確かめられますよ。

★ご香典の相場はいくら?

さて、具体的にご香典の相場はいくらなのでしょうか。

ご香典の相場は、死亡事故の態様や状況、被害者の人数、地域によって差があります。

死亡事故の相手方の地域の相場を参考に、ご香典を用意しましょう。

ちなみに、さきほどお話しした対人臨時費用特約では、

10万円~20万円

の保険金が支払われるのが通常です。

この金額が一応の目安となります。

ご香典の金額の目安は?

10万20万

ただ、なかには、

「10万円ではなく、もっとご香典を包みたい」

という加害者の方もおられるかもしれません。

ご香典の金額について、なにか公的な見解はあるのでしょうか。

「支払ったお金が、ご香典といえるか」が問題になった裁判では、

  • 100万円のご香典が相当とされる事案(東京地判平7.7.26交民28-4-1101)もあれば、
  • 30万円とされる事案(大阪地判平6.8.26 交民27-6-1907)もあります。

これらの裁判では、ご香典が「社会上の儀礼として相当な金額の範囲かどうか」という視点から判断されています。

通常、用意すべきご香典の金額は、個人との関係性で異なるといわれます。

【参考】一般的なご香典の相場(一例)
近い親戚親しい友人会社の上司
相場10万円1万円1万円

死亡事故の加害者の場合、精神的苦痛を与えてしまったという特殊な関係にあります。

そのため、一般に比して金額が多額となっても、ご香典としては相当とされる傾向にあります。

ただ、あまりにも高額のご香典をつつむと、

「これで事件を解決するつもりなのか?」

ご遺族に誤解されてしまう可能性もあるので注意が必要です。

実際に、ご遺族にご香典を用意する際には、

  • 死亡事故の処理にくわしい保険会社の担当者
  • 弁護士

に確認すると安心です。

【その後の人生】死亡事故の刑罰・加害者家族・仕事はどうなる?

(1)刑罰は…懲役20年?交通刑務所とは?

①自動車運転処罰法の刑罰

死亡事故の刑罰をまとめました。

自動車の運転で死亡事故を起こした場合には、

自動車運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する

という法律で処罰される可能性があります。

この法律は、「自動車運転処罰法」と省略されることもあります。

大きくわけて3つの類型が規定されています。

自動車運転処罰法の死亡事故
2条3条5条
罪名危険運転危険運転過失運転
刑罰の重さ重い中くらい軽い
2018年7月1日現在。

それぞれの類型について、どんな犯罪なのか、表でまとめました。

まずは、2条の危険運転致死から確認していきましょう。

危険運転致死罪(自動車運転処罰法2条)
1以上20年以下の懲役
次にあげる事由によって、死亡事故をおこした場合。
 ↓↓↓
①アルコール・薬物の影響
②制御困難な高速度
③未熟な運転技能
④あおり運転
⑤赤信号無視
⑥通行禁止道路の進行
2018年7月1日現在。

次の類型は、アルコールや薬物を摂取したり、持病などの影響で、運転への支障が予測できるケースです。

そのような状態で運転してしまうと、3条の危険運転致死に問われます。

危険運転致死罪(自動車運転処罰法3条)
15年以下の懲役
次にあげる事由の影響で走行中に支障が生じるおそれがある状態で、運転を続けた場合。
 ↓↓↓
①アルコール・薬物
②統合失調症・てんかん・再発性の失神・低血糖症・そう鬱病・睡眠障害
2018年7月1日現在。

さいごに、過失致死罪の刑罰です。

過失致死罪(自動車運転処罰法5条)
7年以下の懲役・禁錮」または「100万円以下の罰金」
自動車運転上の必要な注意を怠り、人を死亡させた。
2018年7月1日現在。

死亡事故の刑罰について、実例を知りたい方は、以下の特集記事も参考にしてみてください。

さて、交通事故で懲役刑になったら、交通刑務所に収容されます。

一体どんなところなのでしょうか…。

②交通刑務所はどんなところ?

交通刑務所とは、

  • 交通事故の加害者の人
  • 悪質な道路交通法違反をした人

が、収容される刑務所のことです。

通常の刑務作業に加えて、交通安全の指導もされるようです。

施設のつくりは、ほかに比べて自由度の高いつくりになっています。

一般の刑務所と異なり、一部を除いて窓の格子や扉の施錠がない解放構造となっています。全国の各施設で刑が確定した交通事犯受刑者のうち、執行刑期が4年未満で解放処遇が適当と判断された男性が入所します。

(略)

敷地内には被害者に贖罪の気持ちを伝えるための「つぐないの碑」があり、入所者が自由に手を合わせることができるのが印象的でした。

収容者は、このような環境で、社会復帰を目指して刑務所生活を送っています。

(2)加害者家族や、自分の仕事はどうなる?

①死亡事故の加害者家族はどうなる?

交通事故では、加害者の家族も責められてしまう傾向にあります。

なかには、死亡事故の賠償金が支払えず、自殺してしまったという家族の方もいるようです。

交通事故をおこした本人でなくても、責められてしまうのはつらいですよね…。

たしかに、死亡事故を起こした事実は変えられません。

ですが、少しでも状況を変化させる方法はあると思います。

一生つきまとう事実だからこそ、解決策を一緒に考えてくれる心強い存在が必要です。

追い詰められてしまったときは、弁護士に相談してみてください。

②加害者本人の仕事はクビ?

死亡事故を起こしたら、減給・停職などの可能性がでてきます。

特に、飲酒運転など社会的に非難される事件では、クビの可能性が高まります。

また、現実問題として、刑務所に収監されれば、解雇されなくても出勤は無理です。

死亡事故の加害者の仕事について、詳しく知りたい方は、以下の特集記事をご覧ください。↓↓↓

再就職に関する特集記事はこちらです。↓↓↓

社会復帰や再就職については、根気よく取り組んでいく必要があります。

知人の紹介や、法務省の就労支援などを活用して、就職先を探していくことになります。

【コラム】その後の人生を見据えて…今できることは?

死亡事故で精神的ショックを受けるのは、被害者側だけではありません。

事故をおこしたご本人や、加害者家族も、つよいショックを受けています。

それは当然のことと思います。

交通刑務所では、加害者の方が、交通事故を振り返るために手記を書いています。

この加害者の手記は、交通安全への取り組みのために、ネット上で公開されています。

贖いの日々』という手記です。

この加害者の手記には、事故当時の状況や心境などが書かれています。

「加害者の手記」の内容は?
・なぜ交通事故をおこしたのか?
・どうやって謝罪をすすめたか?
・交通刑務所の服役中に感じたこと

『贖いの日々』については、二次利用が禁止されているため、ここでは引用しません。

ですが、

  • 死亡事故をおこしてしまっご本人
  • 加害者のご家族の方

は、ぜひご一度ください。

死亡事故の加害者のリアルを知ることができます。

死亡事故でお悩みの方、ご香典の用意でお悩みの加害者は、今すぐ弁護士に相談

①【スマホ相談】スマホから相談・相談予約はコチラから

こちらの弁護士事務所では、スマホ相談実施中です。

お手元にスマホがあれば、「LINE」でご相談いただけます。

でも‥‥‥

「やっぱり直接会ってお話ししたほうが安心だなあ。」

という方もおられますよね。

そのような方には、刑事事件の無料相談窓口がおすすめです。

気になる方は、下記の電話番号をタップして相談予約してください。

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さいごに

死亡事故の加害者が用意すべきご香典の金額は、およそ10万円~20万円程度ということが分かりました。

任意保険に特約が付いていれば、保険金で用意できるようです。

気になる方は、保険会社の担当者さんに問い合わせてみましょう。

死亡事故をおこしてしまい、気が動転してしまっている加害者の方もおられるかもしれません。

ですが、ご遺族への謝罪や、ご葬儀への参列は絶対に欠かせません。

早期の対応が、ご遺族へ誠意を伝える秘訣です。

また、そのような誠意ある対応が、示談成立の可能性を広げます。

死亡事故の加害者でお悩みの方、ご香典の用意でお困りの方は今すぐ弁護士にご相談いただければと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「死亡事故の加害者の香典」について、レポートしてきました。

みなさまのお悩み解決の一助になれたら、さいわいです。

  • LINEで相談したい方、今すぐ相談予約をしたい方は、ぜひスマホで無料相談をお使いください。
  • 地元の弁護士を見つけたい方は、ぜひ全国弁護士検索をご利用ください。

無料相談実施中の事務所もあるので、まずは相談してみて相性をたしかめてみるのもよいと思います。

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