留置所の生活を8警察署に突撃調査!現金で買えるのは食事?弁当?タバコ?
突然の逮捕…。
逮捕後は留置所で過ごすことになるのですが、
- 留置所の中では現金は必要ではないの?
- 手紙を出したいけど、無料で出せるの?
- 留置所の食事にお金はかからないの?
留置所での生活なんて経験したことがない方がほとんど。
わからないことばかりのハズ。
しかし、留置所の中での生活について、より具体的に知りたいと思っている方もいらっしゃると思います。
そこで、このページでは留置所内でのコアな情報について勉強してみたいと思います。
専門的な監修は、テレビや雑誌でお馴染みのアトム法律事務所の弁護士にお願いしています。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ある日突然、ご家族やご友人が逮捕されてしまった場合、何もわからず戸惑ってしまう方がほとんどでしょう。
- 留置場での生活はどのようなものなのか
- 現金を持っていなくても普通に生活ができるのか
本日は、留置場の生活と合わせて、お金の事情についても解説していければと思っています。
目次
刑事ドラマを見ていると、寒さや空腹に耐え切れなくなったホームレスが、布団と食事を目当てにわざと捕まって留置所へ入るという話がよくありますよね。
ドラマだけでなく、実際にも耳にする話です。
しかし、留置所に入れば本当に現金が無くても生活ができるのでしょうか?
なかなか、実態がわからない留置所での生活。
今回は留置所での生活の中から、お金に特化して見ていきたいと思います。
留置所内でのお金事情について全国8警察署に突撃調査!
とは言ったものの、留置所内でのお金事情なんて、実際に関わったことがある人以外は知らない情報でしょう。
そこで今回は、留置所を管轄する8警察署に実際に電話で問い合わせてみました!
もし良ければ参考にしてみてくださいね!
東京 | 渋谷警察署 原宿警察署 東京湾岸警察署 西が丘分室※ |
---|---|
愛知 | 中警察署 |
大阪 | 豊中警察署 |
奈良 | 高田警察署 |
兵庫 | 三田警察署 |
食事?手紙?留置所の生活でお金が必要なのはどんなとき?
電話での問い合わせをする前に、まずは留置所で実際に生活されたという方のブログを発見したので見てみました。
なにやら、予想以上に結構お金がかかるみたいですね。
食事や手紙、下着類まで留置所内で買ったようなことまで書かれていますが…。
ではでは、留置所の中でお金を使う機会について問い合わせてみた結果を見てみましょう。
食事関連で現金が必要なとき
まず、最初に答えが返ってきたのはこちら。
国のお金で提供される食事以外に、ご飯やパン(=自弁)を購入する場合。
出典:渋谷警察署(東京)、高田警察署(奈良)、豊中警察署(大阪)、中警察署(愛知)、西が丘分室(東京)に対する電話調査
朝・昼・晩の食事は無料で提供されますが、他にも自弁と言って、自分で食べ物を買うことも可能となっているようです。
自弁で購入できる食べ物には、焼きそば、カレーライス、どら焼き、ヨーグルトなどがあるそうです。
また、提供される食事の量が足りない場合に、おかずやご飯を追加で注文することもできます。
ただしこれらの場合は、ご自身で費用を負担して食べ物を購入することになります。
自弁を食べる場合には、現金が必要になるということです。
さらに、自弁以外にも、外から出前を取れる署もあるようです。
その場合も、もちろん現金が必要になります。
手紙関連で現金が必要なとき
食事の次に現金が必要となる機会として回答があったのはこちらです。
手紙を出すにあたって、便箋や封筒を買う場合。
出典:渋谷警察署(東京)、高田警察署(奈良)、豊中警察署(大阪)、中警察署(愛知)、西が丘分室(東京)に対する電話調査
なるほど。
確かに、留置所から家族や友人に向けて手紙を出すことがあると思いますが、その費用はさすがに無料ではないのですね。
留置所に入るときに、便箋や封筒を持っている人はほぼいないでしょう。
意思疎通のために、毎日面会に行ければいいですが、現実には厳しいですよね。
その場合には、手紙のやり取りが重要となってきそうです。
しかし、警察署からの手紙が家や職場に届くことに抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。
そういったことに不安やお悩みがある場合には、弁護士までご相談ください。
手紙を出すにしても、留置所で現金が必要になるワケです。
もっとも、便箋や封筒は、ご家族やご友人が差し入れできるものでもあります。
差し入れで持ってきてもらえたら、非常に助かるものの一つでしょう。
生活用品関連で現金が必要なとき
あとは、以下のような回答もありました。
洗面用具や生活必需品など、本当に人によりけり。
出典:豊中警察署(大阪)、中警察署(愛知)に対する電話調査
洗面用具ということは、石鹸などですね。
入浴に関しては、現金は必要ないと思っていたのですが、違ったようです。
入浴や洗顔時に石鹸が無くても何とかなるかもしれません。
とはいえ、入浴の頻度は5日に1度程度と聞いているので、やはり持っておきたいものです。
お金が無くても最低限の生活をすることはできるかと思います。
しかし、自弁やその他の買い物のために現金が必要となるので、ご家族やご友人からの現金の差し入れは非常に喜ばれます。
現金は、1回の差し入れで3万円までとされているところが多いようです。
なお、各施設において運用は異なると思いますので、留置場ごとに確認していただいた方が良いかと思います。
どうしても読みたい本がある場合に、弁護士にお金を渡していただければ購入することができるケースもあります。
ただし、お金があっても、留置係りが代わりに本を買ってくることはないと聞いています。
留置所で生活するにあたっては、意外と現金が必要となる場合も多いことがわかりました。
逮捕時に現金を持っていない場合も考えられますので、ご家族やご友人からの現金の差し入れが貴重となりそうです。
嬉しい現金の差し入れ!お金はどこに保管されるの?
現金の差し入れが可能なこともわかりました。
また、逮捕時に本人が現金を持っているケースも考えられます。
それらのお金は、自身で保管するのでしょうか?
この点についても確認してみました。
金庫に入れて担当者が管理しており、必要なときに渡す仕組みです。
出典:渋谷警察署(東京)、高田警察署(奈良)、豊中警察署(大阪)、中警察署(愛知)、西が丘分室(東京)に対する電話調査
さすがに自分で保管しておくことはできないのですね。
一方で、留置所は基本的に相部屋ということなので、貴重品管理という面では、預けてしまった方が安心かもしれませんね。
他に現金で購入できるものは?
ここまでで、留置所で現金で購入できるものについてなんとなくわかってきました。
しかし、手紙や食事、生活用品以外に購入できるものはないのでしょうか?
ここまでで購入できるとわかったものも含めて、表にまとめてみました。
手紙関連 | 便箋、封筒、葉書、切手、ノートなど |
---|---|
食事関連 | 自弁、通常の食事に加えておかずやご飯、署によっては出前 |
生活必需品 | 石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉などの洗面用具 |
その他 | 目薬、綿棒、湿布、リップクリーム、ニベア |
女性向け | サラサーティ、昼用ナプキン、夜用ナプキンなど |
ちなみに、女性を留置できる留置所は限られています。
女性を留置できる留置所では、生理用品など、女性用の生活用品も購入できるようなので、少し安心しました。
ところで、留置されている方の中にはタバコを吸う方もいらっしゃると思うのですが、留置所では購入できないよう。
留置場内で煙草を吸うことは禁止され、全面禁煙となっています。
留置施設内で煙草を吸うことが許可されていたこともありましたが、非喫煙者への配慮等から全面禁煙となりました。
全面禁煙ということで、タバコが購入できないのは当たり前ですね。
以上になりますが、購入できるものについては署ごとに違うのでなんとも言えないところもありますし、これが全てでは無いと思います。
また、署内で購入できるものであっても、ご家族やご友人からの差し入れでまかなうことができることもあると思います。
とはいえ、差し入れできるものについてわからないことも多いかと思います。
何か不明なことがあれば、弁護士の無料相談などを活用してみるのも手かなと思います!
【参考】留置所生活の実態を簡単に解説!
逮捕後の流れとは…
突然、ご家族やご友人が逮捕されたと聞いたらどうでしょうか。
逮捕されたら、警察署に連行されてしまうことまでは想像がつきますが、
- その後の流れは?
- どれくらいで出てこれるの?
など、わからないことだらけだと思います。
逮捕後の大まかな流れは、逮捕→勾留→起訴となります。
期間としては、逮捕→勾留は最長で72時間、勾留→起訴は最長で20日間です。
つまり、逮捕されてしまった場合、最長で23日間も留置所に身柄を拘束されるおそれがあります。
最長で23日間も身柄を拘束されるとは…。
自分だったら、なんとしてでも避けたい事態です。
食事は?入浴は?留置所での生活の実態とは…
留置所生活に関するブログを調査
最初にご紹介した方の他にも、過去に留置所での生活を経験されたことがある方のブログを見てみました。
起床、運動、3度の食事、入浴(毎日ではない)、自由時間、就寝というのがおおまかな1日のスケージュールのようですね。
その中で、警察からの取り調べを受けたり、家族との面会時間があります。
取り調べは非常にきついと聞きます。
また、取り調べが終わった後には暇な時間も多く、それはそれでストレスだとも聞きます。
寝床やお金が無いくらいなら、軽犯罪を犯して留置所に入った方が楽なのでは…と考える人がいるのも事実。
しかし、留置所で生活するには、
- 結構お金がかかる
- 皆が思っているほど楽なものではない
というのが結論なのではないかと思います。
留置所での生活について弁護士に相談
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急を要する刑事事件の相談ができるので、頼りになりますね。
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最後に一言アドバイス
最後に一言アドバイスをお願いします。
留置所の生活の中で、現金が必要となる場面についておわかりいただけたでしょうか。
ご家族やご友人が逮捕されてしまった場合、現金を差し入れて、ご本人を少しでも楽にしてあげたいと思われたかもしれません。
その前に、留置所の中で現金を使うという事態を避けるためにも、逮捕されないことが何よりも重要です。
また、ご家族やご友人がすでに逮捕されてしまったという場合でも、適切に対応すれば、不起訴で終わり、前科がつかないケースも多いです。
弁護士であれば、ご本人に対しても、ご家族の皆様に対しても適切なアドバイスをすることが可能です。
お困りの方は、積極的に弁護士無料相談を活用してください。