当番弁護士制度とは?費用・報酬の仕組みのナゾ|連絡先や呼び方も大公開!

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当番弁護士制度とは?費用・報酬の仕組みのナゾ|連絡先や呼び方も大公開!

「チカンで逮捕されたら、当番弁護士を呼べ」

なんていう意見を聞いたことありませんか?

痴漢に限らず、万引き・傷害・薬物事件…

このような刑事事件で逮捕されたとしたら、弁護士に相談です!

弁護士とはいうけれど、国選弁護士・当番弁護士・私選弁護士といろんな種類があって混乱します。

そこで、今日は当番弁護士に焦点を当ててレポートしたいと思います。

逮捕されたら当番弁護士を呼べ、というのは有効なのでしょうか?

当番弁護士の制度費用についてマスターする

当番弁護士の呼び方連絡先を大公開

国選弁護士私選弁護士という選択肢

このような内容でお届けします。

「当番弁護士、費用無料の裏側にせまる」と題して、お送りします。

法律のくわしい解説を専門家にお願いしています。

解説は刑事弁護の専門家、弁護士の岡野武志先生です。

弁護士の岡野です。

弁護士と接する機会がないと、知らないことが多いと思います。

分かりやすく解説していきますので、よろしくお願いします。

いまさら聞けない基本的なことから一歩踏み込んだ内容まで、情報が満載です。

最後までご覧ください。

【費用無料】当番弁護士の制度を理解!

【費用無料】当番弁護士の制度を理解!

当番弁護士という言葉は聞いたことあるけどよく知らないという方。

当番弁護士という制度をはじめて聞くという方。

まずは、どのような制度なのか基礎から知っていきましょう!

当番弁護士とは?制度の概要をチェック

当番弁護士とは、弁護士が1回だけ無料で逮捕された人のもとに面会に行く制度です。

刑事手続きの今後の流れ

取り調べ中のポイント

保障されている権利

このような内容の説明を弁護士から受けることができます。

弁護士面会は、警察官・留置場の施設職員などの立ち合いなく面会することができます。

ですので、事件の細かな部分も弁護士に伝えることが可能です。

当番弁護士制度の運営主体は弁護士会です。

制度のスタートは1990年。

被疑者段階で、国選弁護制度がなかった事情が背景にあります。

国選弁護とは、経済的事由などにより弁護士を選任することができない方のためにある制度です。

被疑者弁護の充実化と被疑者国選弁護制度創設のキッカケとして、弁護士会が独自にはじめました。

ちなみに…
弁護士・弁護士法人や弁護士会を束ねる組織として日本弁護士連合会があります。

日本弁護士連合会(日弁連)は、日本国憲法の制定にともない戦後の司法制度が改革されるなかで制定された弁護士法に基づいて1949(昭和24)年9月1日に設立された法人です。

日本弁護士連合会を略して日弁連(ニチベンレン)と呼びます。

日弁連の目的は次のようになっています。

弁護士及び弁護士法人の使命及び職務にかんがみ、その品位を保持し、弁護士及び弁護士法人の事務の改善進歩を図るため、弁護士、弁護士法人及び弁護士会の指導、連絡及び監督に関する事務を行うこと

法律トラブルの時に、頼りになる存在ですね。

当番弁護士は事件に関係するどなたからでも、派遣を要請することが可能です。

当番弁護士を依頼できる人

本人

家族

友人

など、未成年でも利用が可能です。

各都道府県に弁護士会があります。

弁護士会の連絡先については後ほどお伝えします!

当番は1回かぎり無料!2回目以降は私選になる?

弁護士を利用するときに気になるのが、費用のことだと思います。

当番弁護士に関しては、費用はかかりません。

当番弁護士の費用は、弁護士会が負担してくれます。

ですが…

利用回数は1回だけですので注意してください。

当番弁護士は、毎日当番制(持ち回り制)で担当しています。

弁護士会に依頼があると、拘束されている場所まで弁護士が向かいます。

来てくれた弁護士が気に入って依頼したいとなると、私選弁護士として選任する必要があります。

つまり…

2回目以降は弁護士費用を支払って依頼することになります。

当番弁護士は当番制なので、どのような弁護士が来てくれるかは分かりません。

たとえばあなたが、万引き事件で逮捕されているとして…

交通事故を専門的にあつかう弁護士がくる可能性もあります。

万引き事件を専門的とする弁護士が来た場合と検証すると、アドバイスの質に差が出る可能性も考えられます。

しかしながら、弁護士であることには変わりありません。

どのような弁護士に依頼していくのか。

どのような弁護プランですすめていくのか。

無料なので、法律相談の足がかりとして利用するのも一つの手だと思います。

【地域別】当番弁護士の連絡先を大公開!

【地域別】当番弁護士の連絡先を大公開!

当番弁護士の呼び方マニュアル

それでは、ここで当番弁護士の呼び方を整理したいと思います。

制度を知っていても利用の仕方を知らなければ意味がありません。

当番弁護士制度を利用するには、弁護士会にその旨を伝える必要があります。

2つのパターンが考えられます。

被疑者本人が呼ぶパターン

留置場・拘置所の施設職員を通して、弁護士会に連絡してもらいます。

警察や職員が、制度の案内をしてくれる場合もあるのでよく聞いておきましょう。

家族や友人が呼ぶパターン

直接、弁護士会に連絡します。

弁護士会の中には当番弁護士制度を扱う部署があります。

担当職員の方に制度を利用したいことを伝えます。

弁護士会によって、当番弁護士の派遣に関する業務を行う部署名はさまざまです。

直通番号が分からなくても、代表電話に電話すると担当部署につないでもらうことができます。

「当番弁護士を派遣したい」旨を伝えれば、担当者の方につないでもらえます。

ということで、ここからは各弁護士会の連絡先を紹介していきます。

地域別に主要な連絡先をピックアップしました。

①関東(東京・神奈川・埼玉)の当番弁護士

まずは関東(東京・神奈川・埼玉)の当番弁護士を呼ぶ場合の連絡先です。

関東エリア(東京・神奈川・埼玉)
弁護士会/担当部署 連絡先
東京 東京三弁護士会/刑事弁護センター(当番弁護センター) 03-3580-0082
神奈川 神奈川県弁護士会/刑事弁護センター 045-212-0010
埼玉 埼玉弁護士会(本庁)/事務局 048-866-9845

②関西(大阪・京都・兵庫)の当番弁護士

関西(大阪・京都・兵庫)の当番弁護士を呼ぶ場合の連絡先です。

関西エリア(大阪・京都・兵庫)
弁護士会/担当部署 連絡先
大阪 大阪弁護士会/法律相談部相談一課 06-6363-0080
京都 京都弁護士会/当番弁護係 075-212-0010
兵庫 兵庫県弁護士会(神戸)/刑事弁護センター 078-341-2940

③中部(愛知・石川・三重)の当番弁護士

中部(愛知・石川・三重)の当番弁護士を呼ぶ場合の連絡先です。

中部エリア(愛知・石川・三重)
弁護士会/担当部署 連絡先
愛知 愛知県弁護士会(本庁)/本会事務局 052-203-1651
石川 金沢弁護士会/事務局 076-222-7570
三重 三重弁護士会/事務局 059-224-0999

④中国(広島・岡山・山口)の当番弁護士

中国(広島・岡山・山口)の当番弁護士を呼ぶ場合の連絡先です。

中国エリア(広島・岡山・山口)
弁護士会/担当部署 連絡先
広島 広島弁護士会/事務局 082-222-4915
岡山 岡山弁護士会/事務局 086-223-4401
山口 山口県弁護士会/事務局 083-922-0087

⑤九州(福岡・熊本・長崎)の当番弁護士

九州(福岡・熊本・長崎)の当番弁護士を呼ぶ場合の連絡先です。

九州エリア(福岡・熊本・長崎)
弁護士会/担当部署 連絡先
福岡 福岡県弁護士会/事務局 092-733-0333
熊本 熊本県弁護士会/事務局 090-3661-3133
長崎 長崎県弁護士会/事務局 095-823-1236

各エリアから3つ代表的な弁護士会をあげてみました。

その他の都道府県については、こちらをご参照ください。

無料の国選弁護士・有料の私選弁護士、その違いとは?

無料の国選弁護士・有料の私選弁護士、その違いとは?

先ほどから、チラホラと「国選弁護士」という言葉が登場しています。

弁護士を選ぶときに、選択肢としてあがるのがこの3つ。

国選弁護士

当番弁護士

私選弁護士

ここからは、国選弁護士について簡単に解説していきます。

国選弁護士、費用無料のウラには厳しい条件があった?

国選弁護士には活動範囲に制限がありません

しかも、弁護士費用は無料です。

弁護士費用は、国費によってまかなわれています。

しかし…

国選弁護士制度を利用するには、一定の条件を満たす必要があります。

国選は、被疑者国選・被告人国選の2種類が存在します。

今回は被疑者国選の条件を解説していきます。

こちらの条文をご覧ください。

被疑者に対して勾留状が発せられている場合において、被疑者が貧困その他の事由により弁護人を選任することができないときは、裁判官は、その請求により、被疑者のため弁護人を付さなければならない。ただし、被疑者以外の者が選任した弁護人がある場合又は被疑者が釈放された場合は、この限りでない。

被疑者国選制度の利用条件のポイントとなるのは、

逮捕された人の置かれている状態はどうなっている?

資力はどうか?

被疑者段階で国選弁護人がつくのは「勾留状が発付されている」ことが条件になります。

つまり、被疑者勾留の間であることが求められます。

条件まとめ

① 被疑者勾留の段階であること

② 資力が50万円未満であること

専門性を活かした弁護活動を求めるなら私選弁護士へ

国選弁護人も当番弁護士も、自分で自由に弁護士を選ぶことはできません。

国選弁護士は、裁判官が選任します。

→日本司法支援センター法テラスがもつ弁護士リストをもとに選出されます。

当番弁護士は、弁護士会が派遣します。

→弁護士会がもつ弁護士リストをもとに選出されます。

その一方で、私選弁護士は自分で自由に弁護士を選ぶことができます。

国選弁護人・当番弁護士を利用する場合は、どのような弁護士がやってくるかは分かりません。

離婚問題が得意な弁護士

交通事故を多くあつかう弁護士

万引き事件の実績がある弁護士

私選弁護士という選択をするのなら、専門性を見極めて納得のいく弁護士選びが可能です。

専門性を活かして弁護活動をしてもらったほうが、最良の結果が得られる可能性がより高まることになるでしょう。

私選弁護士にしようと思っても、気になるのは弁護士費用です。

次の章では私選弁護士の弁護士費用について触れていますので参考にしてみてください。

【私選弁護士のススメ】気になる費用体系を解説

【私選弁護士のススメ】気になる費用体系を解説

私選の弁護士費用をおさえて不安解消

私選弁護士も視野に入れ始めた…

という方が気になるのが、弁護士費用のことだと思います。

私選弁護士にかかる費用として、おさえておいてもらいたい主な3つを紹介します。

3つのポイント

1.着手金

2.成功報酬

3.日当・実費

この3つをおさえておけば、お金のことに関しての不安をすこしは解消できると思います。

1.着手金とは

着手金は、弁護士が弁護活動を開始するタイミングで支払う費用のことです。

弁護活動の結果にかかわらず発生する費用

という点がポイントです。

希望する弁護活動の結果に結びつかなかったとしても、着手金の返金を求めることはできません。

簡単な刑事事件の場合は、40万円~としている弁護士が多いようです。

一般的な刑事事件の場合は、60万円~としている弁護士もいるようです。

法律事務所の報酬基準、相談したい事件の内容によって、金額は変動します。

依頼する前には、各法律事務所に問い合わせておきましょう。

2.成功報酬とは

成功報酬は、弁護活動の成果に応じて支払われる報酬のことです。

刑事事件の場合、複雑に規定されていることが多いです。

身柄解放(釈放)

不起訴

略式起訴

執行猶予

など、活動のさまざまな結果別に成功報酬が定められていることが多いです。

こちらも、法律事務所によって基準が異なりますので、事前に問い合わせてみましょう。

3.日当・実費とは

実費は、弁護士が弁護活動するうえで、実際に支出した費用のことです。

具体的には…

交通費

郵送費

コピー代

などのことです。

どの範囲まで、実費として請求するか法律事務所によってかなり異なるようです。

しっかりと事前に確認する必要があります。

日当は、弁護士が弁護活動に費やした時間に応じて支払われる報酬のことです。

具体的には…

遠方への出張

裁判所への出廷

などで発生することが多いようです。

どの範囲まで、日当として請求するか法律事務所によってかなり異なるようです。

しっかりと事前に確認する必要があります。

【弁護士と出会う】24時間対応の窓口・地元の弁護士の探し方

【弁護士と出会う】24時間対応の窓口・地元の弁護士の探し方

ここからは無料相談の窓口弁護士の探し方をご紹介します。

相談料が「無料」の窓口

弁護士を「地元」で探す方法

どちらもスマホが1台あれば、かんたんにできますよ。

お手軽にスマホで弁護士相談するなら

こちらの弁護士事務所は、刑事事件の無料相談を24時間365日受け付ける窓口を設置しています。

いつでも専属のスタッフから無料相談の案内を受けることができるので、緊急の時も安心です。

LINE相談には、夜間や土日も、弁護士が順次対応しているとのことです。

急を要する刑事事件の相談ができるので、頼りになりますね。

弁護士に無料相談はこちら

※無料相談の対象は警察が介入した刑事事件加害者側のみです。
警察未介入のご相談は有料となります。

ちなみにLINE相談は、匿名でも受け付けているとのこと。

誰にも知られずに、お悩み解決に近づけるのが魅力的ですね。

地元で探す!弁護士の「検証」ができる「全国弁護士検索」とは?

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たったそれだけで、各地域の弁護士を一覧で見ることができます。

一覧で法律事務所をみることができるから、検証しやすくなっています。

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連絡先

なども掲載されています。

Facebookの口コミをチェックできるところもあるので、参考にしてみてください。

最後にひとこと

国選弁護人・当番弁護士・私選弁護士と3つの弁護士の種類についてみてきました。

いかがでしたか?

最後に、岡野先生からひとこといただきたいと思います。

刑事事件の手続きは、有無を言わさずどんどん進みます。

事件の初期段階から、迅速に動き出すことが重要です。

わからないこと、不安なことは遠慮なく弁護士に相談してください。

いろんな無料相談の窓口がありますので、まずは活用してみましょう。

まとめ

今回は「当番弁護士、費用無料の裏側にせまる」というテーマでお届けしました。

弁護士と接する機会がないと、なかなか知ることができないこともたくさんあったと思います。

もう一度確認しておきますが、刑事事件でお悩みなら

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