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国選弁護人と当番弁護士の違いとは?気になる費用・報酬や呼び方マニュアル

  • 国選弁護人,当番弁護士,違い

国選弁護人と当番弁護士の違いとは?気になる費用・報酬や呼び方マニュアル

痴漢、盗撮、傷害、万引き…

ご家族・ご自身が刑事事件を起こして、逮捕された!

そんなとき、国選弁護人当番弁護士の存在を知ったのではないでしょうか?

弁護士であることは分かるけど、どのような弁護士なのか謎が多いと思います。

お世話になりたいと思っても、その違いがわからないままでは不安だと思います。

そこで、本日は「国選弁護人と当番弁護士の違いとは?」をテーマにレポートします。

  • 国選弁護人と当番弁護士の制度を解説
  • 国選も当番も「やる気がない」ってホント?
  • 私選弁護士という選択肢

国選弁護人、当番弁護士についての情報が満載なコンテンツとなっています。

国選・当番・私選弁護士の違いを知ることで、あなたに合った弁護士を選ぶことができるでしょう。

法律分野の解説に、刑事弁護の専門家をお招きしました。

テレビでおなじみのアトム法律事務所の弁護士です。

どのような弁護士に依頼すればいいのかというご相談をいただくこともあります。

みなさん、かなり気になっている点だと思います。

これまでの弁護活動の経験から、お話しできればと思います。

よろしくお願いします。

あなたにピッタリの弁護士を見つけるために、しっかりと学んでいきましょう。

それでは、さっそくスタートです!

国選弁護人と当番弁護士、制度の「違い」がスッキリわかるQA3選

国選弁護人と当番弁護士はどのような違いがあるのでしょうか?

国選は、「国」とつくだけあって国の制度だと想像することができます。

当番って、一体なにが当番なんでしょうか?

その存在をはじめて知ったという方も多いかもしれません。

世間のみなさんはご存知なんでしょうか?

ご存知ない方も多くいらっしゃるようですね。

ここからは国選弁護人・当番弁護士の基本的なことから解説していきたいと思います。

Q1.国選弁護人の権限、その違いとは

国選弁護人とは

貧困などの事由により弁護人を選任できない方のためにある制度です。

日本の刑事手続きは、弁護人がいないと成り立ちません。

国選弁護人制度には、2通りあります。

被疑者国選

→起訴前の段階

被告人国選

→起訴後の段階

今回は、被疑者国選の場合について説明していきます。

国選弁護人制度を利用できるのは、一定の条件を満たす方のみになります。

制度の根拠を示す条文を見てみましょう。

被疑者に対して勾留状が発せられている場合において、被疑者が貧困その他の事由により弁護人を選任することができないときは、裁判官は、その請求により、被疑者のため弁護人を付さなければならない。ただし、被疑者以外の者が選任した弁護人がある場合又は被疑者が釈放された場合は、この限りでない。

被疑者国選が使えるのはどんなときか、整理するとこうです。

被疑者国選が利用できる条件
  1. ① 被疑者勾留中(勾留状が発せられている)
  2. ② 貧困などの事由(資力50万円未満)により弁護人を選任できないとき

資力とは財力(預貯金)のことです。

不動産なども含んだ合計になります。

国選弁護人の選任者は裁判官です。

本人が自由に弁護士を選ぶことはできません。

つまり、どのような弁護士がやってくるかは運任せということになります。

ですが、弁護士であることには変わりありません。

弁護士の活動範囲は、国選であっても無制限となります。

当番弁護士とは

弁護士が1回だけ無料で、逮捕された人のもとへ面会に行く制度です。

当番弁護士が、無料で法律相談に応じます。

当番弁護士を呼ぶことができるのは、本人はもちろん家族や友人でも可能です。

また、未成年でも当番弁護士制度を利用できます。

当番弁護士制度は、弁護士会によって運営されています。

毎日当番制(持ち回り制)で担当しており、依頼があると弁護士が派遣されます。

弁護士の派遣要請は、弁護士会に連絡します。

弁護士会は派遣要請を受けたら、その日の当番である弁護士に出動を伝えます。

連絡を受けた弁護士は、被疑者に接見に行き、法律相談にのります。

逮捕・勾留中の被疑者にとって、弁護士との面会はとても重要です。

  • 現状どのような立場に置かれているのか
  • 取り調べ中に使える権利

様々な面でアドバイスを受けることができます。

弁護士との面会は、警察官・施設職員の立ち合いなしに行うことが可能です。

事件についてはもちろん、家族や仕事といったプライベートなことまで…

ご自身の今後について、1回限りではありますが自由に相談することができます。

そんな、当番弁護士の呼び方を公開します!

当番弁護士の呼び方マニュアル

被疑者本人が呼ぶ場合

留置場や拘置所の施設職員を通して、弁護士会に連絡する。

被疑者の家族・友人が呼ぶ場合

直接、弁護士会に連絡する。

当番弁護士について、くわしくレポートされた記事がありますのでこちらも要チェックです。

Q2.費用・報酬はどう違う?

国選弁護人制度は、国が弁護士費用を負担します。

被疑者本人が弁護士から費用を請求されることはありません。

当番弁護士制度は、弁護士会が費用を負担します。

当番弁護士も国選と同様に、弁護士から費用を請求されることはありません。

どちらも無料であるのが共通です。

しかし、当番弁護士は1回の接見に限ります。

2回目以降を希望するときは、私選弁護士として選任する必要があります。

そのときの費用負担は依頼者個人になります。

国選や当番はボランティアのように、無償だと勘違いされる場合があります。

ですが、弁護士にとっては費用の請求先が違うだけで、きちんと費用が支払われています。

Q3.刑事事件・民事事件、どんな事件もお任せ?

国選弁護人も当番弁護士も、刑事事件の場合のみに利用することができます。

これらの制度を利用する場合は、弁護士を自由に選ぶことはできません。

国選と当番は、運営主体が異なります。

国選弁護人は、日本司法支援センター法テラスがもつ弁護士リストをもとに、裁判所が選任します。

当番弁護士は、弁護士会がもつ弁護士リストをもとに、弁護士会が派遣します。

ちなみに、日本司法支援センター法テラスとは…

国によって設立された法的トラブル解決のための「総合案内所」です。

弁護士会とは…

日本弁護士連合会(日弁連)は、日本国憲法の制定にともない戦後の司法制度が改革されるなかで制定された弁護士法に基づいて1949(昭和24)年9月1日に設立された法人です。

日本弁護士連合会は通称ニチベンレンと呼ばれます。

ニチベンレンの目的は次のように定められています。

弁護士及び弁護士法人の使命及び職務にかんがみ、その品位を保持し、弁護士及び弁護士法人の事務の改善進歩を図るため、弁護士、弁護士法人及び弁護士会の指導、連絡及び監督に関する事務を行うこと

どちらも、法的トラブルで困った時に頼りになる存在です。

その一方で、どのような事件でも自由に弁護士を選任・派遣依頼できるわけではありません。

国選と当番の違いをまとめておきましょう。

まとめ

国選弁護人と当番弁護士の検証

  被疑者国選 当番弁護士
活動範囲 無制限 接見1回かぎり
弁護士費用の請求先 法テラス 弁護士会

国選も当番も「やる気」がない?私選弁護士が評価されるワケ

「やる気」がない理由は、制度?費用?回数制限?

国選と当番の制度の違いを見てきましたが、ここからは「やる気」についてです。

「やる気がない」と評価されることが多い国選と当番なのですが、その原因とは何なんでしょうか。

ここからは、国選と当番に対する不満を見ていきたいと思います。

国選弁護人への不満

まずは国選弁護人への不満の書き込みから見ていきます。

現在裁判の最中で、国選弁護人をつけています。こちらの国選弁護人が正直あまり信用できません。

書類の作成は遅いし打ち合わせ回数増やすわりに今後どうしていくかも教えてくれません。

(略)

国選弁護人が信用できないという内容ですね。

弁護プランも、不明瞭な点が多そうです。

弁護活動には、お互いの信頼関係が不可欠だと思います。

こんな風に不信感をもっていては、事件の行く末をゆだねることはできません。

このような書き込みをみると不安になってしまいますね。

でも匿名の投稿なので、信じすぎるのもキケンです。

当番弁護士への不満

つぎは、当番への不満の書き込みをご覧ください。

1回のみ2~30分の接見じゃ対処法覚えられないよ

結局質の怪しいその弁護士にそのまま依頼するしかないのだろうか

たしかに、対処法を短時間で覚えるにはちょっと無理があるかもしれません。

しかも、1回のみです。

この方は20~30分とおっしゃっていますが、当番弁護士の接見時間に制限はありません。

ですが、どれくらいの時間をとって相談にのってくれるかは弁護士次第になります。

どのような弁護士が来てくれるか分からない点にも言及していますね。

もう一方みてみましょう。

当番弁護士って運だよな

引き受けて貰えるならこのままお願いするしかないのかな

この方も、どんな弁護士に当たるかは「運」だとおっしゃっています。

やはり、自分で弁護士を選べないとなると不安だと思います。

不満まとめ

国選と当番に対する不満に共通点をまとめると…

  • 自分で弁護士を選べない
  • どのような弁護士に当たるかは運まかせ

当番弁護士に至っては、1回顔をあわせるだけで終わりです。

国選弁護人、当番弁護士に不安があるという方には、私選弁護士という選択肢をお選びいただきたいと思います。

私選弁護士は、自分で弁護士を選ぶことができます。

次章では、国選と私選の違いについて解説していきます!

国選弁護人と私選弁護士の違いはコレだった!

①弁護士費用・報酬に大きなギャップ

国選弁護人の報酬例を紹介したいと思います。

  • 万引きなどの窃盗事件:約20万円
  • 痴漢などの性犯罪事件:約20万円
  • 覚せい剤などの薬物事件:約30万円

すべて、交通費などの実費を含んだ金額ではありません。

国選弁護人と私選弁護人では、弁護士報酬の金額に差が生まれます。

報酬基準を自由に設定できる私選弁護士のほうが、報酬額が高くなる傾向にあります。

一般的に、報酬額が高ければ、それに比例するように弁護士のやる気も高くなるイメージがあると思います。

ですが、すべての私選弁護士がそうとは限りません。

人によって仕事のモチベーションはさまざまです。

これと同様のことが、国選弁護人にも当てはまります。

報酬額が低くても、やる気のある弁護士はたくさんいます。

②国選弁護人は示談交渉スキルが低い?!

弁護活動のなかで、示談交渉はとても重要です。

この示談にまつわるこんな噂があります。

「国選弁護人は示談交渉スキルが低い。」

ですが、すべての国選弁護人にあてはまるわけではありません。

弁護士は得意とする専門分野を、それぞれもっていることが一般的です。

  • 借金問題が得意な弁護士
  • 離婚問題の実績がある弁護士
  • 薬物事件で活躍する弁護士

どんな事件でも対応できる弁護士は、探せばいると思います。

ですが、特定の分野にしぼって活動する弁護士が多いのが現状です。

そのため、分野によって、個人個人の経験値といった力の差がハッキリすることがあります。

国選弁護人の場合、はじめてあつかう事件となる弁護士がやってくることも少なくはありません。

かならずしも、あなたが相談したいトラブルが得意な弁護士とは限りません。

国選弁護士は、裁判官(国)が選任します。

希望の弁護士が来てくれるかどうかは、天任せです。

その事件に関しては、初心者の弁護士がやってくる可能性も十分あります。

③国選弁護人は示談交渉でしくじる?

弁護士は、得意分野をもって活動していることを説明しました。

得意ということは、実際にあつかった事件数が多いと考えられます。

経験を通して積まれる経験値は、示談交渉に大きな影響を与えることになるでしょう。

示談交渉は、弁護士の交渉術が必要不可欠です。

交渉術は、実際の経験を積まないと得ることがむずかしいでしょう。

交渉術というと、被害者への細かな配慮がなされているかも大切です。

このような配慮ができるかどうかも、経験からでしか得られないと思います。

示談交渉はとてもデリケートな問題です。

被害者への配慮に欠ける対応をすれば、示談決裂の可能性が高まります。

専門外だからといって、すべての弁護士が配慮に欠けるわけではありません。

ですが、経験値の差は大きいと思います。

まとめ

国選弁護人と私選弁護士の検証

  国選弁護人 私選弁護士
弁護士費用の負担 なし あり
弁護士を選ぶことができる 不可
弁護士の変更 不可*

*国選から私選への変更は可能です。

私選弁護士に今すぐ変更したくても、まず試してほしいこと3選

【注意ポイント】国選弁護人から私選弁護人へ変更すると…もう戻れない?!

国選や当番の評判がよくないと考えられる原因が分かったと思います。

今すぐにでも私選弁護人の検討に入りたいですか?

私選に変更する前に試してほしいことを、これから3つ選んでお伝えします。

ですがその前に、大事なポイントを一つお話します。

私選弁護人に切り替えた後、国選弁護人制度は再度利用することはできません。

この点はとても重要です。

覚えておいてください。

①国選弁護人から連絡がないなら、積極的に聞いてみる

国選弁護人制度を利用している方の不満として、よく耳にするのがコチラです。

「国選から連絡がない!」

いまどんな状況に置かれているのか説明がないまま放置されては不安でたまりません。

そんなときは、あなたのほうから働きかけてみましょう。

自ら積極的に弁護士に連絡してみる。

簡単なことなので、気軽に連絡をとってみましょう。

今後の弁護プランが疑問なら、遠慮せずに問い合わせてみましょう。

弁護士とのやり取りがむずかしそうと不安をお持ちの方がたくさんいます。

ですが、あまり気にせず弁護士に話しかけてみることも大切です。

分からないことは、そのままにせずどんどん聞いていきたいです。

遠慮することはなにもないです。

説明の中に、むずかしい言葉が出てくればその都度、確認していきましょう。

②当番弁護士にセカンドオピニオンを聞く

セカンドオピニオンとして、国選弁護人以外の弁護士に意見を求める方法を試してください。

当番弁護士は、1回ではありますが無料で面会に来てくれます。

セカンドオピニオンは、弁護プランを検討するうえで非常に有効な手段の一つと考えます。

よい弁護士だと感じれば、そのまま私選弁護士として切り替えることもできます。

単発ではありますが、無料なら気兼ねなく利用できそうです。

私選弁護士のなかにも、無料相談を行う弁護士がいます。

このような無料の機会を有効に活用して、今後のプランを練っていきましょう。

③初回接見で私選弁護士にセカンドオピニオンを聞く

セカンドオピニオンとして、私選弁護士に意見を求める方法を試してください。

逮捕中・勾留中の場合は、初回接見を有効に活用する手は外せません。

初回接見とは、逮捕中・勾留中に弁護士が足を運んで法律相談してくれるサービスのことです。

取り調べの注意点などを教えてくれます。

初回接見は、1回のみの接見の契約です。

私選弁護士にいきなり切り替えるのではなく、まずはこのサービスを足掛かりに検討をはじめてみてはいかがでしょうか。

初回接見は1回のみの接見契約なので、その弁護士に依頼する必要はありません。

国選弁護士が付いていても、サービスは利用できます。

国選のままでいいなと思ったら、そのまま国選を継続することも可能です。

初回接見サービスの有無は法律事務所によってさまざまです。

事前に、各法律事務所にお問い合わせください。

国選弁護人のことでお悩みなら、まずは無料相談がオススメ

国選・当番・私選、それぞれの違いがよく分かったところで…

まずすべきは弁護士とつながること。

わからない点はすべて無料相談で解決してしまいましょう。

弁護士の相談窓口や、弁護士の探し方を解説していきます。

①今すぐ相談予約!24時間受付の無料相談窓口

こちらの弁護士事務所は、刑事事件の無料相談を24時間365日受け付ける窓口を設置しています。

いつでも専属のスタッフから無料相談の案内を受けることができるので、緊急の時も安心です。

来所相談は、土日や祝日も可能とのことです。

急を要する刑事事件の相談ができるので、頼りになりますね。

0120-432-911刑事事件でお困りの方へ

無料相談予約
ご希望される方はこちら

24時間365日いつでも全国対応

※無料相談の対象は警察が介入した刑事事件加害者側のみです。警察未介入のご相談は有料となります。

ちなみに問合せは、全国対応で受け付けているとのこと。

誰にも知られずに、お悩み解決に近づけるのが魅力的ですね。

②東京・大阪・福岡…全国の弁護士を検索する方法

スマホで相談できるのも便利だけど、やっぱり顔を見て相談したい。

直接会って相談したいなら、弁護士を探しましょう!

でも、弁護士の探し方が分からないという方が多いようです。

地方住まいとなると、都会まで出ないと弁護士は見つからないのでしょうか?

いいえ!

弁護士は、全国に約4万人もいるのです。

わざわざ東京や大阪などの大都市圏まで出なくても、地元の弁護士に相談できるかもしれません。

今から、その弁護士の探し方を紹介します。

それが、コチラ↓↓↓

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検索方法は、とってもカンタン。

例:京都にお住いの場合

① 「関西」をタップ

② 「京都」をタップ

こんなにシンプルな操作で、各地域の弁護人が一覧で表示されます。

検索結果の一覧は、情報も盛りだくさん!

検索結果の注目点
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他にも、SNSの口コミをチェックできる法律事務所があるようです。

弁護士選びの参考に役立ちそうですね。

最後にひとこと

国選弁護人・当番弁護士、そして私選弁護士についてくわしく見てきました。

最後に、アトム法律事務所の弁護士からひとこといただきたいと思います。

刑事事件は基本的には急を要する案件ばかりです。

のんびりしている時間はありません。

弁護士に今すぐ相談することが大切です。

一人で悩みは抱えずに、弁護士になんでも相談してください。

まとめ

「国選弁護人と当番弁護士の違いとは?」と題してお届けしました。

はじめて知る内容も多かったのではないでしょうか?

国選弁護人と当番弁護士の違いをよく知ったうえで、私選弁護士を検討するのなら…

を活用して一気に解決に向かいましょう!

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