強制わいせつ罪の「時効」詳説|刑事・民事・慰謝料の時効は何年?

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2017年7月13日に改正刑法が施行され、旧強姦罪・強制わいせつ罪に関して、大きな変更がありました。詳しくはこちらをご覧ください。

強制わいせつ事件に巻き込まれてしまった…

強制わいせつ罪に「時効」はあるのか。

時効には刑事の時効民事の時効がある?

「刑事」と「民事」の違いに注意しながら、時効を確認していきましょう。

ここでは強制わいせつ罪の時効についてしっかり掘り下げていきます。

難しい法律用語も出てきますが、先生にわかりやすく説明してもらうので安心してください。

よろしくお願いします。

強制わいせつ罪の時効について、難解な言葉は噛み砕いてわかりやすくしながら、追っていきたいと思います。

強制わいせつ罪と時効の関係

強制わいせつ罪と時効の関係

刑事ドラマでこのようなセリフを聞いたことがありませんか?

「この事件はもう時効だ」

時効とは、どういうものでしょうか。

罪名によって、時効の期間は異なるのでしょうか。

今回は、強制わいせつ罪の時効について、弁護士の先生に解説していただきます。

強制わいせつ罪の時効は、刑事の時効と民事の時効に分けることができます。

強制わいせつ罪の刑事の時効とは、公訴時効のことです。

公訴時効とは、検察官の公訴する権限を消滅させる時効のことです。公訴時効が成立すれば、検察官は事件を起訴することができなくなります。

強制わいせつ罪の民事の時効とは、損害賠償請求権の消滅時効のことです。

民法724条の規定により、「事件の時」から20年間、「損害および加害者を知った時」から3年間権利を行使しないときには、その権利は消滅するとされています。

時効に刑事と民事の区別があります。

刑事ドラマで耳にする時効は、「刑事の時効」を指しているのでしょう。

まとめ

強制わいせつ罪と時効の関係

  公訴時効 消滅時効
分類 刑事 民事
意味 検察官の公訴する権限を消滅させる時効 損害賠償請求権の消滅時効
期間 強制わいせつ罪は7年 3年

強制わいせつ罪の時効に関するQA

強制わいせつ罪の時効に関するQA

強制わいせつ罪の公訴時効の時効期間は何年?いつから進行する?

一口に「時効」といっても、色々な種類があります。

では、刑事の時効から一つ一つ、教えてもらいましょう。

刑事の時効である「公訴時効」は何年なのでしょう。

強制わいせつ罪の公訴時効は7年です。公訴時効は犯罪行為が終わった時から進行します。

強制わいせつ罪が終わった時から7年が経過した後は、検察官は強制わいせつ事件を起訴することができないということになります。

強制わいせつ罪の公訴時効は「7年」です。

事件から7年経ったら、検察は加害者を起訴できないということになります。

まとめ

強制わいせつ罪の公訴時効の時効期間は何年?いつから進行する?

  公訴時効
分類 刑事
意味 検察官の公訴する権限を消滅させる時効
起算点 犯罪行為が終わった時から進行
期間 強制わいせつ罪は7年
効果 検察官は起訴できない

強制わいせつ罪の民事の時効期間は何年?いつから進行する?

では次は、民事の時効についてです。

強制わいせつ罪の民事の時効は何年なのでしょうか。

強制わいせつ罪の民事の賠償請求権の時効期間は3年です。

損害賠償請求権の消滅時効は損害および加害者を知った時から進行します。また、事件の時から20年という制限もあります。

強制わいせつ罪の被害者は、事件から20年以内で、損害および加害者を知った時から3年以内であれば、強制わいせつ罪の加害者に対して損害賠償を請求できるということになります。

これに対して、強制わいせつ罪の加害者は、事件から20年が経過するか、強制わいせつ罪の被害者が損害および加害者を知ったのち3年が経過すれば、損害賠償の請求を受けないということになります。

こちらは「3年」です。

被害者が加害者に損害賠償請求できるのは、事件から20年以内。

損害・加害者を知ったときから3年以内、ということです。

まとめ

強制わいせつ罪の民事の時効期間は何年?いつから進行する?

  消滅時効
分類 民事
意味 損害賠償請求権の消滅時効
起算点 損害および加害者を知った時から進行
期間 3年
効果 被害者は損害賠償請求できない

強制わいせつ罪の慰謝料の時効期間は何年?いつから進行する?

慰謝料を請求できる期間についてもまとめておきます。

強制わいせつ罪の慰謝料の時効についてです。

「慰謝料」は、厳密には「民事の損害賠償請求権」のうち精神的苦痛に関する部分をいいます。ただ、「慰謝料」が「民事の損害賠償請求権」と同じ意味で使われているケースも多いようです。

強制わいせつ罪の慰謝料請求権の時効期間は3年です。

慰謝料請求権の消滅時効は、被害者が損害および加害者を知った時から進行します。また、行為時から20年間という制限もあります。

こちらも「3年」となっています。

事件から20年という枠も同じですね。

慰謝料請求の時効は、民事の時効と同じように考えて良さそうですね。

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ここまで、強制わいせつの時効について、岡野弁護士の解説と共にお送りしました。

これで一般的なことはカバーできました。

でもできれば、自分の事件に即した具体的なアドバイスも欲しいところです。

ということで、以下では、弁護士に無料で相談できるサービスをご紹介します。

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まずはとにかく、弁護士に積極的にご相談ください。

まとめ

今回は、強制わいせつ罪の時効について見てきました。

時効には刑事と民事の区別があり、それぞれ期間が異なるということでした。

そして、強制わいせつ罪の特徴、他の犯罪と違うところも大事な点でした。

被害者は事件から何年経っても、加害者を告訴することができる、という点ですね。

強制わいせつ罪の告訴期間に制限がないのは、押さえておきたいところです。

当サイト「刑事事件弁護士カタログ」には、他にもお役立ちコンテンツが満載です。

を活用してください。

弁護士への相談は、早いに越したことはありません。

あなたのお困りごと、まずは弁護士に相談してみましょう。

総まとめ
  公訴時効 告訴期間 消滅時効
分類 刑事 民事
意味 検察官の公訴する権限を消滅させる時効 親告罪の告訴をできる期間 損害賠償請求権の消滅時効
起算点 犯罪行為が終わった時から進行 犯人を知った日から進行 損害および加害者を知った時から進行
期間 強制わいせつ罪は7年 強制わいせつ罪は制限なし(※) 3年
効果 検察官は起訴できない 公訴時効の範囲内なら、被害者は事件から何年経っても告訴できる(※) 被害者は損害賠償請求できない

※強制わいせつ罪は親告罪ですが、2000年の法律改正により告訴期間が撤廃されています。

 

強制わいせつ罪の「時効」詳説|刑事・民事・慰謝料の時効は何年?

強制わいせつ罪の時効はある?

強制わいせつ罪の時効は、①刑事の時効である公訴時効と②民事の時効に分けることができます。①公訴時効では、強制わいせつ罪の場合7年、②民事時効では「事件の時」から20年間、「損害および加害者を知った時」から3年間権利を行使しないときには、その権利は消滅するとされています。 強制わいせつ罪と時効の関係

強制わいせつ罪の刑事事件の時効は何年?

強制わいせつ罪の刑事の時効である「公訴時効」は7年です。公訴時効は犯罪行為が終わった時から進行します。事件から7年経ったら、検察は加害者を起訴できないということになります。 強制わいせつ罪の公訴時効の時効期間は何年?いつから進行する?

強制わいせつ罪の民事の時効は何年?

強制わいせつ罪の民事の賠償請求権の時効期間は3年です。損害賠償請求権の消滅時効は損害および加害者を知った時から進行します。また、事件の時から20年という制限もあります。強制わいせつ罪の被害者は、事件から20年以内で、損害および加害者を知った時から3年以内であれば、強制わいせつ罪の加害者に対して損害賠償を請求できるということになります。 強制わいせつ罪の民事の時効期間は何年?いつから進行する?

強制わいせつ罪の慰謝料の時効は何年?

強制わいせつ罪の慰謝料請求権の時効期間は3年です。慰謝料請求権の消滅時効は、被害者が損害および加害者を知った時から進行します。また、行為時から20年間という制限もあります。 強制わいせつ罪の慰謝料の時効期間は何年?いつから進行する?

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