保釈で釈放!弁護士が教える保釈申請を成功させる3つのポイント
ご家族や大切な方が逮捕されている方へ。
このページでは保釈で釈放されるためのポイントを徹底検証しています。
保釈申請での釈放を成功させたい方は、最後までしっかり読んで、保釈の流れや保釈金の相場など、ポイントとなる部分をしっかり押さえてください。
法律的な部分の解説は、テレビでお馴染みのアトム法律事務所の弁護士にお願いしています
よろしくお願いします。
これまで取り扱ってきた色々な保釈申請を思い返しながら、実例を交えてしっかりと解説していきたいと思います。
目次
逮捕中のご家族や大切な方を保釈で釈放したい方へ
留置場や拘置所にいる大切な方を保釈で釈放したい。
…このサイトにもよく寄せられる相談です。
一日も早く釈放されて、日常生活を取り戻して欲しいと願うのは、家族として当然の気持ちですよね。
保釈という慣れない手続きのことで、大変なことも多いと思います。
最後までしっかりこのページを読んで、保釈の流れを押さえて困難を乗り越えてくださいね!
保釈申請が却下されるのではないかと不安…
逮捕されてからなかなか釈放されない日々…。
保釈を申請しても、本当に釈放されるのか不安ですよね。
本人が保釈で釈放されないと、ご家族の生活の点でも色々な不自由があると思います。
生活費や住宅ローンの問題など、保釈で釈放されて、早く職場に復帰できるに越したことはありません。
また、留置場生活が長引くと、本人の人生や将来、健康などの面でも不安が募ります。
まずは、保釈の基礎知識についての情報を学んで、漠然とした不安を取り除きたいものです。
保釈金の相場や弁護士費用が分からない…
お金の問題も心配ですよね。
保釈金の相場がいくらなのか、保釈金の準備はどうするのか、保釈金が足りない場合はどうなるのか…
…よく分からないですよね。
また保釈を依頼する時の弁護士費用についても気になるところです
このページでは、保釈のことで悩めるあなたと専門家との間に良い出会いがあるように、最後までしっかりとナビゲートさせていただきます!
弁護士に聞いてみた「みんなが困っている一番のポイントは?」
先生。
これまで数多くの保釈相談を取り扱ってきた中で、みんなが困っている一番のポイントは何ですか?
よくある悩みを教えてください。
保釈の悩みが生じるのは、逮捕が長引いているケースが多いです。
そのようなケースでは、ご家族らとしても「本当に保釈を申請して認められるのか…」と疑心暗鬼になっていることが多いです。
保釈金の問題よりも、まずは保釈の流れや保釈の可能性について、正しい理解を得ることが大切です。
保釈は刑事事件の手続きの中でも基本的なものなので、まずは便利な無料相談窓口などを利用して、ご自身のケースについて相談してみましょう。
そもそも保釈が認められないのではないかと悲観的になっている方が多いということですね。
弁護士の無料相談などを利用して、その悩みを吹き飛ばしてもらいましょう
弁護士が教える保釈申請を成功させる3つのポイント
それでは、保釈による釈放!
実際に保釈で釈放されるための保釈申請のポイントについて、アトム法律事務所の弁護士に解説してもらいましょう。
実例を踏まえた解説は、気になるところですよね。
ポイント1:取り調べで詳細な自白調書にサインする
保釈申請を成功させる最初のポイントは何でしょうか?
まずは自分の罪を素直に認めていることが大切になります。
具体的には、自分の犯行を詳細に認めた自白調書が完成していれば、保釈が認められやすくなります。
自分の罪について自白調書を作成
自白調書ですか!?
そうです。
保釈申請がスムーズに認められるためには、取り調べで詳細な自白調書を作成しておくことが大切です。
詳細な自白調書が完成していることは、証拠隠滅や逃亡の意思がないことを証明する一資料になるからです。
これに対して、取り調べで容疑を否認しているケースでは、証拠隠滅や逃亡のおそれがあるとして、保釈が認められない可能性が高まります。
罪を認めて保釈を希望するようなケースでは、逮捕の直後からしっかりと弁護士のサポートを受けて、取り調べに対応することが大切です。
早く釈放されるためには、早く罪を認めることが大切なわけですね。
やったことは「やった」と早く認めることが、保釈の近道といえそうです。
共犯者の罪についても正直に告白
自分以外の罪についてはどうでしょうか?
例えば、友だちと一緒だった場合とか…
先輩が関わっていたようなケースも気になりますよね。
一般論として、共犯者や関係者がいる事件では、保釈が認められにくい傾向にあります。
保釈で被告人を釈放すれば、外で他の共犯者や関係者と落ち合い、罪証隠滅や逃亡をはかるおそれがあると認定されやすいからです。
このような場合でも、共犯者や関係者の関与を正直に告白し、この点について調書を作成していれば、共犯者らとの接触禁止を保釈の条件として、保釈が認められることがあります。
真実を正直に話すことが保釈への近道という事ですね。
ポイント2:被害者と示談を成立させる、それも早めに
保釈申請を成功させる第二のポイントは何でしょうか?
示談の成立は保釈にかなり有利
示談…ですか…
どうして保釈と示談が関係あるんでしょうか?
具体的に教えてください!
被害者がいる事件において、被害者と示談が成立していることは、保釈との関係でかなり有利な事情といえます。
検察官も裁判官も、被告人と被害者との間で示談が成立している以上は、被告人がこれから被害者に働きかけて脅迫などの証拠隠滅を行うおそれはないと考えるからです。
被害者がいる事件で保釈を希望する場合は、なるべく早めに弁護士に示談を依頼し、示談の話し合いを進めてもらうのがよいでしょう。
示談拒否でも保釈の可能性はあり
では、示談が成立しなかった場合、示談が拒否された場合は、保釈は絶望的ということですか!?
ずっと留置場や拘置所にいなければならないのでしょうか…
それは困りますよね…
被害者と示談が成立していないケースでも、被害者との接触禁止を条件に保釈が認められるケースがあります。
結果として被害者と示談が成立していない場合でも、被告人が被害者に対して謝罪と賠償の申し入れを行った事実は、保釈との関係で有利になります。
示談が成立すればベストですが、示談が失敗した場合でも諦める必要はありません。
一日でも早い保釈を希望する場合は、弁護士に示談を依頼して、しっかりと手続きを進めてもらいましょう。
示談が成功するか、失敗するかはともかく、
弁護士を通じて謝罪と賠償の申し入れを進めていくことが大切なんですね。
ポイント3:保釈金や身元引受人の準備を進める
最後に、保釈申請を成功させる第三のポイントは何でしょうか?
弁護士と協力して、保釈金や身元引受人の準備をしっかりと進めていくことです。
保釈申請が許可されても、保釈金が支払えない場合は、被告人は釈放されません。
また、釈放後に被告人が逃げてしまった場合は、保釈が取り消されることになります。
そのため、適格な身元引受人と十分な保釈金を用意することが大切になってきます。
実際に釈放される場面、また実際に釈放されたあとの生活も考えて、保釈申請をしていくことが大切なんですね。
これらの点について、頼りになる弁護士を選びたいところですよね。
保釈金の準備を進める方法
保釈金が用意できない場合は?
いきなり150万円や200万円を用意するのは、かなり大変ですよね…
金融機関や保釈支援協会を利用して保釈金を準備するご家族の方も多いです。
保釈を数多く取り扱ってきた弁護士であれば、この辺りの機関の利用に精通していることが多いので、保釈金の準備についていろいろと相談してみましょう。
保釈金は裁判が終われば全額戻ってくるので安心です。
裁判が終わるまでの2か月程度の利子や支払手数料であれば、それほど高額になることもありません。
身元引受人の準備を進める方法
それでは、身元引受人の点はどうでしょうか?
保釈申請を成功させるのに適切な人というのはいますか?
親族限定なんでしょうか…
身元引受人は、保釈中の被告人の生活を監督し、裁判への出廷を確保できる人が求められます。
被告人と同居していればベストですが、必ずしも同居している必要はありません。
また、被告人の両親や兄姉など、被告人の親族が身元引受人となるケースが多いですが、親族以外が身元引受人になるケースもあります。
例えば、被告人の勤め先の会社の社長などが身元引受人となるケースです。
身元引受人の調整や確保については、担当の弁護士とよく相談して進めてください。
大切なのは、弁護士のサポートのもと、保釈金や身元引受人を早めに準備することなんですね。
保釈に向けては、やることが多くて大変そうです。
一つ一つ整理して進めないといけませんね
総まとめ
保釈されやすい | 保釈されにくい | |
---|---|---|
罪の認否 | 容疑を認めている | 容疑を認めていない |
示談 | 示談が成立している | 示談が成立していない |
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それでは、家族の保釈申請でお困りの方は、実際に弁護士検索を使って地元の弁護士を探してみよう。
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保釈申請を相談する際の弁護士選びで気をつけるポイントは何ですか?
私が相談者なら、次の点に気をつけて弁護士を選びます。
①地元でスピーディーに動ける弁護士か?
刑事事件は即日対応が原則です。
対応が遅いと手遅れになる点で、やけどなどへの応急措置に似ています。
警察署から近い地元の弁護士に依頼すればスピーディーな動きが期待でき安心です。
保釈申請を希望しているケースの場合は、即日対応で接見に行ってくれるかどうかもチェックポイントです。
②実績や経験が豊富な弁護士か?
過去にあなたのケースと同じような事件の保釈申請を取り扱ったことがある等、保釈申請の経験値が高い弁護士が望ましいです。
私なら、役職などの肩書きではなく、保釈の実務経験を重視して弁護士選びを行います。
保釈金の相場や保釈の見通しなどを質問して、これまでの実務経験をチェックしましょう。
③依頼者からの評判が良い弁護士か?
刑事事件の弁護士は犯罪者を弁護することも多いので、社会的に悪口を言われていることも多いです。
ただ、過去の依頼者や相談者から評判や評価が高い弁護士であれば、弁護活動や相談対応の観点から期待がもてます。
事務所が公表している過去の依頼者からの手紙などをよく読んでみるとよいかもしれません。
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代表岡野武志(第二東京弁護士会)
ちなみに問合せは、全国対応で受け付けているとのこと。
誰にも知られずに、お悩み解決に近づけるのが魅力的ですね。
最後に弁護士からアドバイス
それでは、最後に何かアドバイスをお願いします。
保釈申請で大切なのは、もろもろの準備です。
弁護士を選んで準備を進めるためには、一定の時間がかかるので、なるべく早い段階で弁護士に相談し、弁護士選びの目処をつけておくことが大切です。
無料相談などを利用し、保釈についての理解を深めて、弁護士選びを進めましょう。
国選弁護人の動きが悪くて不安な場合は、私選弁護士への交替を検討してもよいかもしれません。
保釈が成功すれば、日常生活を取り戻すことができるので、その分、裁判のあとの社会復帰もスムーズです。
まずは弁護士相談を受けてみて、ご自身の現状を正確に把握することが第一歩です。