暴行罪も懲役刑?!初犯で逮捕された場合の懲役の相場2022決定版!
家族が、友人が、暴行事件で逮捕されてしまった…
初犯で逮捕された場合でも、懲役刑になってしまうの?
暴行罪の懲役の相場はどれくらい?
執行猶予になれば前科はつかないの??
…この記事を読めば、そんな心配はご無用!
暴行罪の懲役について、徹底的に調査した結果をレポートします。
法律的な部分の解説は、テレビや雑誌でおなじみ、アトム法律事務所の弁護士にお願いしていきます。
目次
暴行罪と懲役の関係
暴行罪をやっちゃったら、どんな刑罰が待ってるんだろう?
法律のプロ、弁護士の先生に聞いてみよう!
暴行罪には、懲役刑と罰金刑、拘留そして科料が定められています。
暴行罪の行為があまり悪質でない場合は、書面審査で終わる略式裁判で罰金刑になるケースが多いです。
これに対して、暴行罪の行為が悪質なケースでは、正式裁判で懲役刑が下されることもあります。
そもそも懲役刑とは?
懲役刑とは、刑務所で刑務作業を負う刑罰をいいます。
暴行罪で懲役実刑となった場合は、刑務所に収監されて刑務作業を行わなければなりません。
これに対して、暴行罪で懲役刑になっても、判決で執行猶予がついた場合は、直ちには刑務所に収監されないので、刑務作業を行う必要もありません。
へえ、暴行罪の刑罰は4つあるんだね。
身体を拘束されるのが「懲役」と「拘留」。
お金を支払わなきゃいけないのが「罰金」と「科料」だね。
まとめ
暴行罪と懲役の関係
罰金の場合 | 懲役の場合 | |
---|---|---|
裁判の種類 | 多くは略式裁判 | 正式裁判 |
犯行態様 | それほど悪質ではない | 悪質 |
刑罰の内容 | 罰金を納付する | 刑務所に収監されて刑務作業を行う |
暴行罪の懲役に関するQA
暴行罪の懲役の相場は?
暴行罪で懲役になったら、刑務所にはどれくらい入ることになるんだろう?
先生、大体の相場を教えてもらえますか?
暴行罪の懲役刑の相場は、事件によってさまざまです。
暴行罪の懲役の法定刑は、刑法によって懲役2年以下と定められているため、暴行罪の懲役刑が暴行事件単体で懲役2年を超えることないと言えます。
暴行罪の行為があまり悪質でない場合は、懲役刑にはならず罰金刑や拘留、科料、あるいは不起訴で終わることも多いです。
これに対して、暴行行為が日常的に繰り返されていたり、悪質だったりする場合は、初犯であっても懲役実刑になることがあります。
最長2年の懲役か、執行猶予がつくか。
あるいは、懲役にならなかったら、身体拘束の期間の短い拘留や、お金で償う罰金刑・科料があるんだね。
まとめ
暴行罪の懲役の相場は?
懲役刑 | 罰金刑 | |
---|---|---|
手続き | 正式裁判 | 主に略式裁判 |
法定刑 | 2年以下 | 30万円以下 |
暴行罪の懲役の年数は?懲役は何年?
暴行罪の懲役って何年だろう。
みんなも気になるよね?
暴行罪の懲役の年数は、刑法によって2年以下と定められています。
暴行罪で懲役実刑になるとしても、暴行罪単独であれば、刑務所に収監されるのは2年以下です。
最長2年か。
他の犯罪に比べたら短いのかもしれないけど・・・
それにしても、2年も刑務所にいるのは長いね。
まとめ
暴行罪の懲役の年数は?懲役は何年?
実刑の場合 | 執行猶予の場合 | |
---|---|---|
法定刑 | 2年以下の懲役 | 2年以下の懲役 |
刑務所 | 2年以下刑務所に収監される | 直ちには刑務所には収監されない |
初犯の暴行罪でも懲役実刑になる?
友達が暴行罪で捕まった。
今回は初犯だけど・・・
まさか懲役実刑もありうるの??
そんな心配は、弁護士の先生に聞いてみましょう。
初犯でも懲役実刑になる可能性があります。
暴行罪で危険な方法を用いるなど行為が悪質な場合は、初犯でも懲役実刑になる可能性が高いです。
特に、暴行罪の加害者と被害者の間で示談が成立していない場合は、初犯でも懲役実刑になる可能性がより高まります。
懲役実刑を避ける方法は?
暴行事件は被害者がいる刑事事件なので、被害者と示談を成立させることがもっとも大切です。
暴行罪の被害者と示談が成立し、相手から許してもらうことができれば、初犯である点が考慮され、懲役実刑になる可能性が低くなります。
なるほど。初犯か再犯かで決まるんじゃないんですね。
初犯でも、悪質な場合は懲役実刑かあ。
被害者との間で示談が成立してるかどうかが、大事だね。
まとめ
初犯の暴行罪でも懲役実刑になる?
実刑になりやすい | 執行猶予がつきやすい | |
---|---|---|
行為 | 非常に悪質 | あまり悪質でない |
示談 | 不成立 | 成立 |
初犯の暴行罪だと執行猶予になる?
初犯だったら執行猶予をつけてもらえるんじゃないか。
そんな風に思うのは、私だけでしょうか。
・・・そうそう都合よくはいかないかなあ。
先生、どうなんですか?!
まず、懲役刑よりも軽い罰金刑になった場合、ほぼ執行猶予になることはないといえます。
罰金刑よりも重い懲役刑になって初めて、執行猶予にするかどうかの判断が行われます。
初犯の暴行罪だからといって、必ずしも執行猶予になるとは限りません。
暴行罪の初犯であることは、刑事裁判において有利に考慮されますが、暴行事件の行為が悪質な場合は、初犯でも懲役実刑になる可能性があります、
暴行罪で刑事裁判になった場合、執行猶予の可能性を高めたければ、被害者と示談を成立させることが大切です。
へえ、罰金の執行猶予ってないんだ!
そして初犯でも、懲役を執行猶予してもらえるとは限らないんですね。
ちょっとガッカリかも。
暴行罪の懲役と罰金の量刑判断は?
一口に暴行罪といっても、暴行の程度ってケースバイケースだと思います。
事件ごとに違う「暴行」。
これを一体どう判断して、裁判官は刑罰を決めるんでしょう?
先生、現場の事情を教えてもらえますか?
暴行罪の懲役と罰金の量刑判断では、①暴行事件の行為の悪質性、②暴行事件の動機、③暴行事件の加害者と被害者との間で示談が成立しているかなどが考慮されます。
行為の悪質性
暴行事件の行為が悪質な場合は、拘留・科料や罰金ではなく懲役になる可能性が高まります。
例えば、凶器を使って暴行を加えたり、何度も執拗に暴行を加えたりするような暴行行為は、悪質と判断されることになります。
示談の有無
暴行事件の示談が不成立の場合は、拘留・科料や罰金ではなく懲役になる可能性が高まります。
示談が成立しているか否かは、被害者が存在する暴行事件の刑事裁判において、重要な量刑事情となるからです。
略式裁判と正式裁判の違い
暴行罪で罰金刑が言い渡される場合は、書面審査のみの略式裁判が行われ法廷には出ずに終わるケースが多いです。
これに対して、暴行罪で懲役刑が言い渡される場合は、必ず裁判所の法廷で正式裁判が行われることになります。
なるほど!
ポイントが3つあるようだ。
まず、行為が悪質かどうか。
次に、暴行の動機はなんだったのか。
それから、被害者との間で示談が成立しているか。
これらを踏まえて、具体的な刑罰が決められるんだね。
まとめ
暴行罪の懲役と罰金の量刑判断は?
懲役刑の特徴 | 罰金刑の特徴 | |
---|---|---|
法定刑 | 2年以下 | 30万円以下 |
裁判の形態 | 正式裁判(公開法廷) | 多くは略式裁判(書面審査) |
被告人の出廷 | 出廷あり | 出廷なし |
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ここまで、暴行の懲役について、弁護士の解説と共にお送りしました。
これで一般的なことはカバーできました。
でもできれば、自分の事件に即した具体的なアドバイスも欲しいですよね?
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まとめ
はい、今回は「暴行罪と懲役」について、弁護士の先生と一緒に見てきました。
初犯て刑を軽くしてもらえるイメージだったんですが・・・
そのイメージがだいぶ変わりました。
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総まとめ
懲役刑 | 罰金刑 | |
---|---|---|
刑罰の内容 | 刑務所に収監されて刑務作業を行う | 一定の金額の罰金を納付する |
法定刑 | 2年以下 | 30万円以下 |
裁判の形態 | 正式裁判(公開法廷) | 多くは略式裁判(書面審査) |
被告人の出廷 | 出廷あり | 出廷なし |