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【実例より】DVの慰謝料・示談金相場は?DVの実態は暴行罪と傷害罪?

  • DV,慰謝料

【実例より】DVの慰謝料・示談金相場は?DVの実態は暴行罪と傷害罪?

近年、社会問題としても取り扱われているDV(ドメスティックバイオレンス)。

ドラマや映画、ニュースなどで見かけても遠い世界の話と思っていませんか?

ふとしたキッカケで自分がDV事件の当事者になる場合もあるかもしれません。

もし、あなたがDV事件の当事者になってしまったら…様々な不安や疑問が浮かぶと思います。

その中でも一番気になるのは

慰謝料示談金はいくらなんだろう…」

という部分かもしれませんね。

そう思っても、DV事件の内容は多種多様。

なかなか人にも聞きづらいことです。

そこで、今回はDVの慰謝料・示談金についてくわしく調査しました!

DVは、「配偶者や恋人など親密な関係の者から振るわれる暴力」という意味で使われます。

具体的には暴行罪傷害罪として処罰される犯罪です。

DVは日常生活でも起こりやすい事件といえます。

最近ではこんなニュースもありました。

(略)県は、県内の配偶者暴力相談支援センターへの被害者本人からのドメスティックバイオレンス(DV)相談件数が2016年度に計1499件あり、前年度より60件増えたことを明らかにした。(略)

こちらの記事をみてもDVはかなりの件数起こっていることがわかりますね…

そのDV事件の中でも、当事者なら、被害者であれ加害者であれ、

「DV事件の慰謝料・示談金はいくらなのか?」

という部分が非常に気になると思います。

というわけで、ここでは

  • 慰謝料・示談金の意味
  • 慰謝料・示談金の相場
  • DV事件の慰謝料・示談金の事例

などを中心に理解を深めていこうと思います!

法律的な部分の解説は、テレビや雑誌でおなじみのアトム法律事務所の弁護士にお願いしています。

実際の事例も確認しつつ、DVの慰謝料・示談金についての理解を深めていきましょう。

では早速、みていきましょう!

【解説】DV(暴行・傷害)における慰謝料・示談金を知る

そもそも「慰謝料」「示談金」それぞれの意味をご存知でしょうか。

まずはDVにおける慰謝料、示談金の意味を押さえていきましょう。

一般的にはどちらも加害者が被害者に支払うもの、というイメージですが…

それぞれの意味は以下の通りです。

  • 示談金:示談の際に支払われるお金の全体
  • 慰謝料:被害者の精神的苦痛に対して支払われるお金

ご覧のとおり、慰謝料は、いくつかある示談金の構成要素のうちの一つなのです。

DVは「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力といわれています。

この暴力には様々な形態があります。

大きく分けると、

  1. 身体的な暴力
  2. 精神的な暴力
  3. 性的な暴力

です。

DVは通常、何種類かの暴力が重なって起こります。

また、ある行為が複数の形態に該当する場合もあるでしょう。

DVについて、示談金や慰謝料が支払われるときには、被害者の被害の程度や被害感情の程度によって金額は変動します。

暴力による後遺症の有無によっても示談金・慰謝料の金額は変わります。

では、表で整理しておきましょう。

まとめ

DVの慰謝料・示談金

慰謝料示談金
性質加害者が被害者に支払う金銭加害者が被害者に支払う金銭
意味DVによる精神的損害に対する損害賠償金DV事件の示談の際に支払われるお金の全体

【具体例】DV(暴行・傷害)の示談金の相場は?

DVにおける「慰謝料・示談金」の意味が理解できました。

しかし、やはり一番気になるのは、具体的な金額や相場ですよね。

DV事件は状況や被害も事件によりそれぞれです。

では具体的なDV事件の事例をみて、慰謝料・示談金の相場を考えてみましょう。

具体例

DV事件の示談金一覧

事件の概要示談金
夫婦喧嘩がエスカレートし、加害者が妻に対し暴行を加えたとして傷害事件になったDV事件。10万円
別れ話に激高し、「絶対わかれんぞ」と言いながら被害女性の顔面を右手甲で殴打して顎部を両手で圧迫するなどの暴行を加え、さらにベッドに押し付けて、無言のまま両手で顎部を圧迫するなどの暴行を加えたDV事件。20万円
被害女性に対し、その後頭部や顔面をこぶしで十数回殴るなどの暴行を加えて、全治10日間の前額部打撲挫創、鼻出血、右手打撲の傷害を負わせたDV事件。50万円
妻に対し、顔面をこぶしで殴るなどの暴行を加えて、全治約3週間の右肋骨打撲、顔面打撲、眼窩上壁骨折等の傷害を負わせたDV事件。75万円

表をみると、ケガの度合いが大きい程、示談金が高額になっていることが読み取れます。

DVは暴行罪や傷害罪にあたるので、以下では暴行と傷害の示談に関する記事をご紹介します。

こちらは「暴行の示談」に関する記事です。

次に、「傷害の示談」に関する記事はこちらです。

暴行・傷害の示談についてさらに理解を深めたい方はこちらの記事もお読みください。

【必見】DV事件の示談書・謝罪文の書き方

ここまで、「慰謝料・示談金」についてみてきました。

暴行や傷害事件で示談をする上で欠かせないのが示談書です。

「示談書」をご覧になったことはありますか?

日常生活の中でなかなか目にすることもないので書き方などをご存じない方も多いかもしれませんね。

被害者の気持ちや状況の変化があった場合にも、動かぬ証拠として示談書があれば何かと安心です。

示談書は自分で作成することも、弁護士に作成してもらうことも可能です。

示談書は後日、警察や検察庁に提出する可能性の高い書面です。

刑事事件における示談では、裁判などへの影響もふまえ次の項目が盛り込まれているかを確認します。

  • DVをした加害者の謝罪意思
  • 示談金の支払い(示談金の金額、支払方法、支払期限)
  • 被害者が加害者を許す意思を持っていること
  • 示談書で取り決めた事項以外に権利や義務が発生しないこと

示談書はご自身でも作成できますが、念のため法律の専門家である弁護士に見てもらっておくと安心です。

示談書を作成するにはこちらのページが役に立ちます。

「傷害の示談書」のテンプレートはこちらです。

事件の内容や状況を考慮し、こちらも参考にしてみてください。

続いては謝罪文です。

謝罪する際、反省文や謝罪文など、手紙の形にして謝ることで誠意が伝わる場合があります。

被害者側に対し謝罪文を書きたい場合は、以下のテンプレートが参考になります。

ただし、あくまでもご自身の言葉で書くことが大切です。

【ここに注意】DV事件の法律相談は弁護士へ!

今回はDV事件の慰謝料・示談金についてくわしくみてきました!

慰謝料・示談金の意味や、相場についてもわかったと思います。

しかし、実際に、自分や身近な人がDVの当事者だったら、もっと具体的なアドバイスを受けたいと考えますよね。

事件のことを相談するなら弁護士に相談したいですよね。

そうなるとやはり、費用面がとても気になります。

しかし、ためらっているうちにも事件はどんどん進んでいきます。

…ということで!

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いつでも専属のスタッフから無料相談の案内を受けることができるので、緊急の時も安心です。

来所相談は、土日や祝日も可能とのことです。

急を要する刑事事件の相談ができるので、頼りになりますね。

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※無料相談の対象は警察が介入した刑事事件加害者側のみです。警察未介入のご相談は有料となります。

ちなみに問合せは、全国対応で受け付けているとのこと。

誰にも知られずに、お悩み解決に近づけるのが魅力的ですね。

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最後に弁護士からアドバイス

では先生、最後にみなさんにひとことアドバイスをお願いします。

DV事件の示談でお困りの方へ。

もし、DV事件の当事者になってしまったらすぐに弁護士に相談しましょう。

刑事事件の解決で大切なのはスピードです。

早い段階でご相談頂ければ、すぐに解決できることもあります。

お一人で悩まずに弁護士にお話しください。

まとめ

事例などからDVの慰謝料・示談金を知ることができましたね。

DVの示談でお困りの際はぜひスマホで無料相談を利用して弁護士に相談してみましょう。

そして、実際にDV事件を弁護士に依頼する際は全国弁護士検索で自分に合う弁護士をみつけてくださいね。

事件を解決するには迅速に行動することが大切です。

事件を起こしてしまったらすぐに弁護士に相談しましょう!

以上、今回は「DVの慰謝料・示談金」についてお送りしました。

他にも関連記事がありますのでぜひお読みください。