注目レポート|薬物所持の逮捕の流れ、その刑期とは?逮捕の次はどうなる?

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注目レポート|薬物所持の逮捕の流れ、その刑期とは?逮捕の次はどうなる?

あの芸能人が薬物所持・使用で逮捕…?

芸能界を震撼させる薬物での逮捕ニュース。

ですが、芸能人にかぎった話ではなく、「薬物事件」はあなたの身近までせまっています。

もしも、家族が薬物事件で逮捕されたら…

逮捕されたらどうしていいのか分からず、戸惑ってしまうと思います。

そこで、本日は「薬物事件の逮捕の流れ」と題してお送りします。

薬物の逮捕事件について、分かりやすくお伝えしていきます。

トピック

薬物(麻薬・大麻・覚醒剤)を規制する法律は?

薬物事件の逮捕の流れがしりたい

薬物事件の後日逮捕と現行犯逮捕

このような点を中心に、薬物の逮捕とはどのようなものなのかおさえていきたいと思います。

解説は、刑事弁護の専門家、岡野武志弁護士です。

大物芸能人の逮捕理由は薬物…ニュースが絶えない薬物の世界

大物芸能人の逮捕理由は薬物...ニュースが絶えない薬物の世界

俳優・女優などの芸能人、元スポーツ選手といった有名人など…

薬物にまつわる事件のニュースばかりはいってきますね。

芸能人による薬物事件の逮捕は、いつでもトップニュースであつかわれがちな印象です。

真相は不明ですが、逮捕も間近な芸能人がいるなどというウワサも出回ったりしているようです…

でも、普通の公務員や会社員による薬物事件の逮捕はたくさんあります。

停車中の乗用車内で大麻を所持したとして、大阪府警住之江署は10日、大麻取締法違反(所持)の疑いで、京都市職員(略)ら2人を現行犯逮捕した。(略)

大麻所持で公務員などを現行犯逮捕したというニュースです。

このように、薬物は身近な犯罪といえるかもしれません。

薬物といっても、このニュースのように大麻などさまざまな種類があります。

逮捕にいたる薬物は、大きく次の3つに分けられます。

違法薬物

① 麻薬・向精神薬

② 大麻

③ 覚醒剤

もちろん、これ以外にも違法な薬物はたくさんあります。

合法ハーブ、アロマと称するような「危険ドラッグ」が若い世代を中心に存在感を高めています。

今回の記事では麻薬・向精神薬/大麻/覚醒剤の3つを軸に「薬物」についてくわしく探っていきたいと思います。

逮捕の可能性が間近にせまる!薬物を規制する法律は?

薬物①麻薬及び向精神薬取締法

麻薬は、ヘロイン・モルヒネ・コカイン・あへん・MDMAなどといった薬物を指します。

では、このような麻薬を規制する法律は、なんという法律なのでしょうか。

麻薬などは、「麻薬及び向精神薬取締法」で規制されています。

違法行為

施用

所持

譲渡

譲受

製造

輸入

輸出

など、このような麻薬及び向精神薬の取りあつかいについて規定されています。

麻薬の違法行為それぞれに対して、細かく規定がなされています。

薬物②大麻取締法

大麻は、大麻の種子・茎以外の部分が取り締まりの対象とされています。

では、このような大麻を規制する法律は、なんという法律なのでしょうか。

大麻は、「大麻取締法」で規制されています。

違法行為

所持

譲渡

譲受

栽培

輸入

輸出

など、このような大麻の取りあつかいについて規定されています。

大麻取締法で注意したいのが、「大麻の使用」が違法行為でないことです。

ですが、大麻を使用(吸引)しているときは大麻を所持していますので、逮捕されることになるでしょう。

薬物③覚せい剤取締法

覚醒剤は、シャブ・スピード・アイスと称されるような薬物などが覚醒剤とされています。

では、このような覚醒剤を規制する法律は、なんという法律なのでしょうか。

覚醒剤は、「覚せい剤取締法」で規制されています。

違法行為

輸入

輸出

所持

製造

譲渡

譲受

使用

など、このような覚醒剤の取りあつかいについて規定されています。

覚醒剤というと、白い粉と注射器というイメージが強いかもしれませんね。

使用や所持だけでなく、輸入・輸出なども違法行為とされています。

薬物で逮捕されたら刑期は何年?

麻薬/大麻/覚醒剤の3つそれぞれの法律についてみてきました。

では、薬物それぞれの法律違反となるとどのような刑期となるのでしょうか。

やっぱり気になりますよね…

違法薬物が多く存在していて複雑なのですが、それぞれの刑期についてみていきましょう。

刑期①麻薬及び向精神薬取締法

まずは、麻薬及び向精神薬取締法違反の場合の刑期についてみていきます。

麻薬及び向精神薬取締法では、麻薬や向精神薬などを3つに分類してそれぞれで刑罰を規定しています。

麻薬などに関して、違反行為は「所持」が多くを占めています。

所持の刑期について解説します。

所持の刑期

ジアセチルモルヒネ等の麻薬:10年以下の懲役

ジアセチルモルヒネ等以外の麻薬:7年以下の懲役

向精神薬:3年以下の懲役

このような範囲で、判決が言い渡されることになります。

この中でも、「10年以下の懲役」と刑期が一番長いのが目立ちますね。

とくにジアセチルモルヒネ(ヘロイン)は依存性が高い薬物であることから処罰が重くなっています。

まとめ

麻薬及び向精神薬の「所持」

ジアセチルモルヒネ等 ジアセチルモルヒネ等以外 向精神薬
刑罰 懲役 懲役 懲役
刑期 10年以下 7年以下 3年以下

麻薬についてくわしくはこちらの記事もチェックしてみてください。

刑期②大麻取締法

つぎに、大麻取締法違反の場合の刑期についてみていきます。

大麻取締法では、「営利外の目的の場合」と「営利目的の場合」それぞれで刑罰や刑期が規定されています。

大麻のあつかいに関して、営利外の目的と営利目的に分けて、解説していきます。

営利外の目的

栽培・輸入・輸出:7年以下の懲役

所持・譲渡・譲受:5年以下の懲役

営利目的

栽培・輸入・輸出:10年以下の懲役または10年以下の懲役と300万円以下の罰金

所持・譲渡・譲受:7年以下の懲役または7年以下の懲役と200円以下の罰金

このような範囲で判決が言い渡されることになります。

営利外の目的、つまり個人的な範囲でおさまる目的とくらべると、営利目的の場合は重い処罰がくだされます。

大麻という違法薬物を、社会に広めるという点が加味されて処罰が重くなっています。

まとめ

大麻取締法違反の刑期・刑罰

営利外の目的 営利目的
栽培・輸入・輸出 7年以下の懲役 10年以下の懲役または300万円以下の罰金を併科
所持・譲渡・譲受 5年以下の懲役 7年以下の懲役または200円以下の罰金を併科

大麻についてくわしくはこちらの記事もチェックしてみてください。

刑期③覚せい剤取締法

さいごに、覚せい剤取締法違反の場合の刑期についてみていきます。

覚せい剤取締法でも、行為の内容によって刑期が異なります。

覚醒剤の逮捕で多くを占める、所持と使用での刑期について解説します。

刑期

所持:10年以下の懲役

営利目的での所持:1年以上の有期懲役または500万円以下の罰金が併科

使用:10年以下の懲役

このような範囲で判決が言い渡されます。

覚醒剤の場合も、営利目的での所持はとくに重い処罰になっています。

まとめ

覚せい剤取締法違反の刑期・刑罰

営利目的外 営利目的
所持 10年以下の懲役 1年以上の有期懲役
1年以上の有期懲役および500万円以下の罰金
使用※ 10年以下の懲役 規定なし

※研究などのための使用ではなく、いわゆる自己使用の場合

覚醒剤についてくわしくはこちらの記事もチェックしてみてください。

薬物事件の逮捕の流れ!逮捕の次に待ちうける手続きとは

薬物事件の逮捕の流れ!逮捕の次に待ちうける手続きとは

【図解】薬物事件の逮捕から勾留、起訴までの流れ

薬物事件「逮捕の流れ」の図を確認

逮捕の流れ

こちらは、逮捕から刑事裁判で判決が言い渡されるまでの流れを示している図です。

逮捕後の流れの大枠をつかむことはできたでしょうか?

さらに、この図にそって各ポイントをくわしく解説していきます。

逮捕
薬物事件で警察官に逮捕されると、警察署で取り調べがおこなわれます。
そのあと、「48時間以内」に検察官に送致されます。

検察官に送致されないときは、釈放されます。

 ↓

送致
検察官に送致されると、検察官による薬物事件の取り調べがおこなわれます。

検察官は取り調べの結果によって、

裁判官に勾留請求する

起訴する

釈放する

これらのいずれかを検察官が決定します。

 ↓

勾留
勾留が決定すると「10日間」留置場で勾留されます。

 ↓

勾留延長
さらに継続して薬物事件の捜査の必要があれば「最長で10日間」勾留が延長されます。

 ↓

起訴
薬物事件の捜査の結果、起訴されれば約1か月後に刑事裁判が開かれます。

保釈が認められないかぎり、薬物事件の裁判が終了するまでは勾留されつづけます。

 ↓

刑事裁判
公開の法廷で、薬物事件の審理がおこなわれます。

 ↓

判決
薬物事件の有罪か無罪かの判決が言い渡されます。

有罪なら、刑罰の内容が伝えられます。

薬物事件における逮捕から勾留、刑事裁判までのおおまかな流れはこのようになっています。

逮捕の流れをまとめた動画も用意しています。

興味のある方は、こちらもぜひご覧ください。

薬物事件で逮捕・勾留される理由は?

薬物事件の罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があると裁判官に判断されれば、逮捕されます。

勾留は、逮捕に引き続きおこなわれる身体拘束です。

勾留は、検察官が裁判官に請求し、裁判官によって決定されます。

勾留の理由

証拠を隠すおそれがある

逃亡するおそれがある

このような理由から裁判官が勾留の必要ありと判断すると、勾留されます。

勾留の必要なしと判断されれば、釈放されます。

薬物事件の逮捕とは?現行犯逮捕と後日逮捕がある理由

薬物事件の逮捕とは?現行犯逮捕と後日逮捕がある理由

薬物事件の逮捕の流れは、現行犯逮捕後日逮捕のケースにおおきく分けられます。

薬物事件、ガサ入れで現行犯逮捕される?

まずは、薬物事件の現行犯逮捕の流れを確認していきます。

薬物事件は、現行犯逮捕されるケースも多いです。

たとえば繁華街をあやしい動きで徘徊しているときに、警察に呼び止められることがあります。

職務質問所持品検査

尿の簡易検査

などにより、薬物の所持や使用が発覚して現行犯逮捕される流れとなります。

薬物の所持や使用で現行犯逮捕されたその後は、警察署の取り調べ室で取り調べを受けます。

そして、そのまま留置場にいれられる流れになります。

ケースによっては、ガサ入れ(家宅捜索)によって、現行犯逮捕されることもあります。

たとえば…

薬物の密売組織が逮捕され、その密売組織がもつ顧客リストから捜査機関にマークされたとします。

捜索差押令状をもった捜査員が自宅に来て、薬物が発見されて逮捕されるケースが考えられます。

現場で違法薬物の簡易検査が行われ、違法性が確認されるとその場で現行犯逮捕される流れになります。

薬物事件の後日逮捕は逮捕状が必要

つぎは、薬物事件の後日逮捕の流れを確認していきます。

薬物事件の後日逮捕は、自宅まで警察官が逮捕状を持ってきて逮捕されるのが一般的です。

薬物の入手経緯はさまざまだと思います。

入手経路のなかでも、密売人などから薬物を入手しているケースが多いです。

そのような密売人の供述などにより犯罪について一定の証拠が集まっていれば、薬物の「譲り受け」などの罪で後日逮捕がおこなわれます。

後日逮捕と現行犯逮捕については、こちらの動画も参考にごらんください。

薬物で逮捕されたら弁護士に相談

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最後に一言アドバイス

それでは、最後に一言アドバイスをいただきたいと思います。

薬物事件は、薬物検査などで発覚すると逮捕される可能性が非常に高くなっています。

逮捕されると、本人は当番弁護士を呼ぶなどして対応することになります。

また、家族は法律事務所に足を運んで法律相談を受けることになるでしょう。

ポイントは、一日も早く弁護士にアドバイスをもらうことです。

仕事や学校など、できるだけ社会生活への影響を小さくする方法を知ることができます。

また、刑事手続きの流れや処分の見込みがわかれば、精神的にも落ち着いて今後の対応を考えることができます。

まとめ

薬物事件の逮捕について、くわしく見てきました。

いかがでしたでしょうか?

薬物(麻薬・大麻・覚醒剤)は種類ごとに法律で規制されている

薬物逮捕の流れについて

薬物の現行犯逮捕と後日逮捕

このような側面から、薬物の逮捕について解説しました。

薬物に関するギモンを早く解消するには、弁護士に相談するのが大切です。

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もっと薬物について知りたい方は、こちらの記事もあわせてごらんください。

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