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【解説】バイク窃盗の時効を調査!刑事・民事の両面から時効を読み解く

  • バイク窃盗,時効

【解説】バイク窃盗の時効を調査!刑事・民事の両面から時効を読み解く

「そんな話はもう時効だ…!」

日常的な何気ない会話でも使うことのある「時効」という言葉。

それでは、バイク窃盗にあてはめて考えてみるとどうでしょうか。

バイク窃盗は何年で時効を迎えるか、多くの方はご存知ないと思います。

実際に起こった刑事事件で使う時効となると、話がむずかしくなります。

そこで、本日は「バイク窃盗の時効は何年?」と題して特集を組みました。

本日のテーマは「バイク窃盗の時効」です。

  • 時効には刑事民事それぞれにある
  • バイク窃盗の時効は何年
  • バイク窃盗について弁護士に相談したい

このような点に注目して調査した結果を報告します!

法律部分の解説に、専門家の協力をお願いしました。

刑事事件を多くあつかう、アトム法律事務所の弁護士です。

よろしくお願いします。

刑事事件を担当して得た現場の感覚をまじえながら、お話したいと思います。

分かりやすい解説となるよう進めます。

法律の専門家の解説付きとは貴重な機会です。

それでは、バイク窃盗の時効についての解説をはじめます。

「時効」そのものの意味を知る

時効という単語を聞くと、一般的にイメージされることが多いのが刑事事件だと思います。

「ひき逃げ事件の時効が成立した。」

「コンビニ強盗事件の時効が成立した。」

刑事もののドラマや映画でも、よく出てくるのではないでしょうか。

こちらのニュースをご覧ください。

群馬県館林市の(略)死体遺棄事件は、遺体発見から未解決のまま15日で丸2年を迎える。(略)死体遺棄事件の時効(3年)まで残り1年を切った。(略)

とある死体遺棄事件の時効がせまっているというニュースです。

時効というと、犯人が見つからずに事件の捜査が終わるというイメージだと思います。

法律上、時効は刑事事件だけに使う言葉ではありません。

実は、民事事件でも時効は存在します。

民事の時効はどのように定義されているかというと、こうです。

一定の事実状態(例えば、他人の土地を所有の意思をもって占有するという状態、あるいは債権者が債権を行使しないという状態)が法定期間継続した場合に、その事実状態が真実の権利関係に合致するかどうかを問わないで、権利の取得や消滅という法律効果を認める制度をいう。

民事事件のトラブルでも、時効の問題は多いようです。

時効の成立によって権利関係が確定することになります。

バイク窃盗における刑事事件の時効

刑事の時効、「公訴時効」を解説

まずはバイク窃盗の時効、公訴時効についてです。

公訴時効

検察官が公訴する権限を消滅させる時効のこと

時効というと、警察官が捜査を続けられなくなったというイメージが強いと思います。

ですが、法律上の意味としては検察官が事件を起訴できなくなる期限のことを時効といいます。

公訴時効が成立すれば、検察官は事件を起訴できません。

時効の起点は、犯罪行為が終わった時からはじまります。

時効の期間は、犯罪の法定刑の重さによって異なります。

バイク窃盗の公訴時効は、7年となります。

現在、ある一定の罪では公訴時効がありません。

具体的にいうと、人を死亡させるような罪で法定刑に死刑を含むものです。

例)殺人罪、強盗致死罪など

バイク窃盗事件における公訴時効は、7年が満了した時点で時効が成立します。

7年目に入っただけでは、時効は成立しない点は注意しましょう。

告訴期間は、バイク窃盗の時効にはならない?

バイク窃盗に関しては余談にはなりますが…

刑事の時効のことを、告訴期間とする場合もあります。

告訴期間とは

親告罪で告訴ができる期間のことをさします。

告訴期間は、被害者が犯人を知った日から6ヶ月です。

告訴期間に関しては、バイク窃盗と関係がありません。

告訴期間が問題になるのは親告罪の場合であるところ、窃盗罪は親告罪ではないからです。

バイク窃盗の時効は、公訴時効の方をおさえておきましょう。

バイク窃盗における民事事件の時効

ここからは、民事事件の時効についてみていきます。

バイク窃盗における民事の時効は…

損害賠償請求権の消滅時効」のことをさします。

まずは、時効の話に入る前に損害賠償請求について知っておきましょう。

「損害賠償請求」を解説

損賠賠償請求という言葉は聞いたことがあるけれど、よく知らないという方が多いと思います。

あいまいなままにせず、ここで理解しておきましょう。

損害賠償請求とは

ある違法行為によって損害を受けた者が、損害を与えた者に対して賠償請求することです。

たとえば、交通事故で人にケガを負わせたとします。

このとき、加害者は被害者に医療費などを支払いますよね。

この医療費などの費用請求が、損害賠償請求にあたります。

イメージはついたと思います。

それでは、バイク窃盗における民事の時効「消滅時効」について解説します。

民事の時効、「消滅時効」を解説

バイク窃盗における民事の時効は、損害賠償請求権の消滅時効です。

この消滅時効は民法によって、規定されています。

民法第724条です。

こちらをごらんください。

不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から二十年を経過したときも、同様とする。

「損害および加害者を知った時から3年間権利を行使しない」と示されています。

バイク窃盗は窃盗罪です。

バイクつまり、他人の財物を盗むことです。

盗んだことで与えた、被害者の金銭的な損害に対して賠償金を支払う義務があります。

犯罪行為で与えた損害に対する賠償責任が民事的な責任として発生します。

バイク窃盗でいうと、民事の時効は3年です。

被害者は損害および加害者を知った時から3年経つまでは、加害者に対し損害賠償請求をすることができます。

これが、バイク窃盗における民事の時効ということになります。

バイク窃盗の時効を総括

バイク窃盗の時効について解説してきました。

それでは、総括です。

バイク窃盗の時効
  • 窃盗罪には、刑事の時効と民事の時効がある
  • 刑事の時効(公訴時効)は7年
  • 民事の時効(被害者の損害賠償請求権の消滅時効)は3年

これまでの内容を表にしてみましたので、最後に確認しておきましょう。

総括

バイク窃盗の時効

  公訴時効(刑事) 消滅時効(民事)
意味 期間が経過したら、検察官は事件を起訴することができない 期間が経過したら、被害者は加害者に損害賠償を請求することができない
起算点 犯罪行為が終わった時から進行 損害および加害者を知った時から進行
バイク窃盗の場合 7年 3年

窃盗罪の時効についてもっと情報が欲しいという方はコチラの記事もご覧ください。

【法律の専門家】バイク窃盗でのお悩みは弁護士に相談

バイク窃盗の時効について解説してきました。

時効についての概要は、ある程度つかめたと思いますが…

やはり、実際に法律の専門家からアドバイスが欲しいと思います。

ここからは、弁護士とつながることができる方法を紹介します。

1.今すぐ相談予約!24時間受付の無料相談窓口

こちらの弁護士事務所は、刑事事件の無料相談を24時間365日受け付ける窓口を設置しています。

いつでも専属のスタッフから無料相談の案内を受けることができるので、緊急の時も安心です。

来所相談は、土日や祝日も可能とのことです。

急を要する刑事事件の相談ができるので、頼りになりますね。

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※無料相談の対象は警察が介入した刑事事件加害者側のみです。警察未介入のご相談は有料となります。

ちなみに問合せは、全国対応で受け付けているとのこと。

誰にも知られずに、お悩み解決に近づけるのが魅力的ですね。

2.ネットから弁護士を検索する、「地元」で見つける方法

弁護士に実際に依頼することになれば、弁護士との相性が気になります。

会ってみないと分からないこともあると思います。

それなら、今すぐ会える弁護士を探しましょう。

実際に足を運ぶなら、地元の法律事務所だと便利です。

そんな、お近くの弁護士をかんたんに探せる方法を紹介します。

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最後に弁護士からひとことアドバイス

最後に、ひとことアドバイスをいただきたいと思います。

バイク窃盗の時効についてお悩みなら、今すぐ弁護士に相談することが大事です。

刑事手続きは止まることなく進んでいきます。

初期対応があるのとないのでは、その後の結果に大きな影響を与えます。

弁護士に相談すること自体、不安に思われることもあると思います。

ですが、ためらわず弁護士に早めに相談するようにしてください。

まとめ

バイク窃盗の時効についてレポートしてきました。

時効についてある程度の理解は深まったと思いますが、やはり弁護士から具体的な意見をもらいたいです。

バイク窃盗で困ったら、弁護士に相談しましょう。

どれも便利なツールです。

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