家族が逮捕されたらどうなるの?|逮捕後の流れや生活への影響を解説
「家族が逮捕されてしまった…」
突然のことで頭が真っ白になるかもしれません。
- 逮捕の連絡はいつくる?
- いつ面会できる?
- 他の家族への影響は?
- 逮捕された父親が公務員だったら報道される?
など、次から次へ疑問や不安が浮かんできますよね。
今回は「家族が逮捕されてしまったら…」というテーマでお送りします!
みなさんの疑問や不安を解決していきましょう。
専門的な部分は弁護士の先生にお願いします。
突然、大切な家族が逮捕されてしまったら非常に不安になると思います。
家族が逮捕されてしまった後、どうなるかなど詳しく解説していきます。
家族が逮捕された場合の疑問を解決していきましょう。
よろしくお願いします。
目次
家族が逮捕されたら…実際に感じる不安とは?
家族が逮捕!
、、、なんて、人生に一度あるかないかの緊急事態ですよね。
突然、警察から連絡が入って、パニックになっているかもしれないので、ここは落ち着いて現状を把握しましょう。
結論から言えば、逮捕されても大丈夫なケースも多いようです。
ご家族には、自暴自棄にならないで冷静な対応を取ることが求められます。
逮捕後の生活や仕事、就職や結婚が不安
家族が逮捕された場合、まず心配になるのが今後の生活のことですよね。
仕事や就職がどうなるのか。
逮捕歴が残ってしまい、結婚や海外旅行も難しいのではないか。
、、、心配ですよね。
逮捕歴が調査されてしまうと、将来的にもいろいろと困ることが出てきそうです。
インターネットのTwitterや2ちゃんねるに実名報道の情報が乗ってしまうと、ずっと検索結果に残るのではないかと絶望的な気持ちになってしまいそうです。
逮捕された夫や子供との面会
また逮捕された本人との面会の方法なども分からないかもしれません。
当然ですよね。
だって、警察からの電話は突然で、しかも担当者が不親切だとすれば、、、
このサイトにも、ご主人やお子様が逮捕されたという相談がよく寄せられます。
みなさん、心配されています。
悩めるあなたと専門家との間に良い出会いがあるように、最後までしっかりとナビゲートさせていただきます!
弁護士に聞いてみた「みんなが困っている一番のポイントは?」
それでは、先生!
ご家族が逮捕された方からの実際の法律相談で、みんなが一番困っているのはどんなことですか?
一番困っている点は、抽象的な答えになりますが、今後の流れが分からないという点です。
逮捕そのものに対する手続き的な知識がなく、逮捕の流れや逮捕から起訴までの流れが分からないために、不安が大きくなっている方が多いです。
また、逮捕されたことで、
・今後の就職や結婚がどうなるのか?
・逮捕歴は残るのか?
・そもそも逮捕歴と前科は違うのか?
といったことでお悩みの方も多いです。
逮捕歴の調査や削除方法、逮捕と前科・結婚・海外旅行の可否といった悩みや、逮捕と履歴書・資格・免許との関係は、ご家族が逮捕された方の共通の悩みといえます。
私たち刑事弁護士は、このようなご家族の悩みにしっかりと対応していけるように、日々弁護活動に取り組んでいます。
家族が逮捕されたらどうなる?逮捕後の流れ
もし、家族が逮捕されてしまったら…
逮捕されてしまった家族はもちろん、ご自身にも影響があるのかも不安になると思います。
今回は、家族が逮捕された際の疑問を徹底解消していきます。
家族が逮捕されたら…その後どうなるの?
窃盗・盗撮・薬物・痴漢・傷害…などの刑事事件で家族が逮捕されてしまったら…
ショックで何も考えられなくなるかもしれません。
これから逮捕された家族がどうなっていくのか心配でたまらないと思います。
こちらでは逮捕後の流れを追ってみましょう。
逮捕の種類
まずは逮捕の種類について見てみましょう。
警察によって逮捕される場合、
- ① 現行犯逮捕や
- ② 通常逮捕(後日逮捕)
をされることが考えられます。
現行犯逮捕とは、「現に罪を行っている者又は行い終わった者が無令状で逮捕されること」です。
これに対して、通常逮捕は「罪を犯した疑いで、逮捕令状に基づいて逮捕されること」です。
後日逮捕の場合は、一定の捜査が進み、逮捕のための証拠が固まった段階で、請求によって裁判官から逮捕状が発付され、逮捕されます。
逮捕から勾留までの流れ
よくある逮捕の種類については分かりました。
次は、逮捕後の流れについてです。
警察の逮捕による身体拘束の制限時間は72時間です。
この制限時間の間に、
- 検察官が裁判官に対して勾留を請求しない
- 勾留請求を受けた裁判官が勾留を決定しない
場合は、留置場から釈放されることになります。
これに対して、被疑者勾留が決定された場合は、原則10日間の勾留生活となります。
さらに10日間延長される可能性もあります。
勾留の最終日、これを「満期日」というのですが、この日に事件が起訴された場合は、被告人として勾留が続きます。
この場合、保釈が認められない限り、裁判の終了まで勾留生活が続くことになるのです。
刑事裁判の場合は、裁判の終了まで2か月前後かかることが多いです。
逮捕から起訴・裁判の流れ
逮捕のあとに10日間の勾留が決定されても、勾留が決定されずに釈放されても、警察の捜査はそのまま続くことになります。
事件が刑事裁判になるのは、検察官が事件を起訴した場合に限られます。
逆に言えば、検察官から事件を起訴されなければ、刑事裁判になることはなく、有罪判決を受けることもありません。
起訴までの期間は、勾留が決定されたケースでは10日〜20日程度、釈放されたケースでは数か月程度のことが多いです。
起訴されたあとは、刑事裁判が終わるまで短くても2か月程度かかることが多いです。
釈放されたケースでは、自宅から裁判所に出向いて行き、刑事裁判に出廷することになります。
これに対して、勾留されたままのケースでは、保釈が認められない限り、留置場や拘置所から刑事裁判に出廷することになります。
逮捕された後、釈放が認められずに刑事裁判で実刑判決が下されれば、そのまま刑務所に行くことになります。
しかし、ここまででお分かりかもしれませんが、逮捕後であっても様々なタイミングで釈放される可能性があります。
釈放のタイミング大きく分けると以下の通りです。
釈放のタイミング
- 逮捕後に勾留が決定されなかった場合
- 勾留決定後に不起訴・略式罰金になった場合
- 勾留されたまま公判請求された後に保釈が認められた場合
- 保釈は認められなかったが、執行猶予付きの判決が下された場合
逮捕の流れがよくわかりましたね。
逮捕の流れを図にまとめているのでこちらでおさらいしましょう。
逮捕後、家族はいつ面会できる?
もし、大切な家族が逮捕されてしまったら…
一刻でも早く面会したいと考えますよね。
家族が勾留されている状態の場合、面会は可能なのでしょうか。
ご家族が面会できるのは、通常は勾留が決定された後になります。
つまり、警察官から逮捕された場合は逮捕後約72時間経たなければ、家族は面会できません。
例えば、水曜日に逮捕されたケースでは、金曜日に勾留が決定されることが多いです。
この場合、面会できるのは、翌週の月曜日になります。
なぜなら、ご家族の場合は土日は面会できない運用になっているからです。
水曜日に逮捕されて月曜日まで面会できないとすると、いろいろとコミュニケーションの点で困ることが出てくるかもしれません。
勾留が決定される前にすぐに面会したい場合や、土日に面会したい場合は、その緊急度に応じて弁護士に面会の代行を依頼する必要があります。
家族が逮捕されたら連絡はいつ?影響は?
家族が逮捕されたら、他の家族への連絡はいつくる?
もし、自分の家族が逮捕されてしまったら…
逮捕された事実はいつ発覚するのでしょうか。
警察から連絡が来る?報道されてやっと知る?
残された家族はどのようにして逮捕された事実を知ることになるのでしょうか。
何か連絡についての決まりはあるのでしょうか。
逮捕後の警察からの連絡については、明確なルールはありません。
もっとも、同居する家族には状況・居場所を伝えておく必要があるため、逮捕後に警察は家族に連絡する流れになるのが通常です。
同居している家族は、連絡もなしに帰ってこなければ心配になってしまいますよね。
未成年や学生の場合は、親(保護者・親権者)に連絡がいきます。
また被疑者が成人していても、親と同居の場合は、警察から親に連絡がいくことが多いようです。
一方、配偶者と同居している場合は、基本的に配偶者に警察から連絡がいくようです。
お子さんがいらっしゃる場合、事件に応じて警察は柔軟に対応していると思われます。
逮捕された家族の会社や学校への連絡は?
逮捕されると、本人は会社や学校に直接連絡を入れることはできませんよね。
では、ご家族はどのように会社や学校に連絡すればよいでしょうか。
家族は会社に欠勤の理由を伝える前に、まず本人と面会をするべきでしょう。
「会社にどう伝えてほしいか」を本人に確認してから連絡を入れましょう。
会社に伝える欠勤理由については一般的には「体調不良」などが多いようです。
しかし、逮捕・勾留され拘束が長引いた際は、事件のことが発覚するリスクがあります。
一度本人に面会して今後の意向を確認するべきだといえます。
ところで、被疑者が留置場にいる際の一般面会の仕方はご存知ですか?
こちらに一般面会の流れをまとめた動画がありますのでご覧ください。
父親が逮捕…他の家族への影響は?
逮捕されてしまった家族のことはもちろん心配です。
しかし、取り残された家族への影響も非常に気になるとことですよね。
逮捕された場合、家族や親族への影響としては、どのようなものがあるでしょうか。
逮捕されたことが知れ渡ることにより、家族や親族がそれぞれのコミュニティーで肩身の狭い思いをすることがあります。
犯罪は本来は個人的な責任のはずです。
しかし、その家族も申し訳ないことをしたと自覚して振る舞うよう暗黙のうちに要求されることが、しばしばあるのです。
これは一般的に「逮捕イコール有罪」というイメージがあることが原因です。
そのため、逮捕された家族と離婚して苗字を変えるケースもあります。
この離婚は便宜上の場合もありますし、本心からの場合もあります。
逮捕された場合、家族や親族にも大きな打撃・影響が及ぶことがあるのですね。
そのため、
- 逮捕されないこと、
- 仮に逮捕されたとしても報道されないこと
を目指すことが重要になるのです。
元校長の父親が逮捕された…公務員だと報道される?
「元校長の父親が逮捕されてしまった…」
このように公務員が事件を起こし、逮捕されることもあると思います。
その際、家族がテレビのニュースで報道されてしまうのか非常に心配になります。
報道されるかの法律的な明確な基準はありません。
しかし、被疑者の職業が公的な側面を有する場合は、報道される可能性が高まります。
公務員や教師、医師、専門士業などの場合がこれにあたります。
確かに、公務員は痴漢や盗撮などで実名報道されているのを目にすることがありますね。
また、民間企業であっても大手会社員などは同様に報道される可能性があります。
家族が逮捕されたら→弁護士無料相談
【スマホで可能】弁護士無料相談窓口をご紹介
もし、突然家族が逮捕されてしまったら…
「家族はどうなってしまうの…?」
と非常に不安になるかもしれません。
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家族が逮捕され、不安でいっぱいだと思います。
頼りになる弁護士に相談して、早急に対処しましょう。
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もし、家族が逮捕されてしまったら…
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しかし、弁護士探しはなかなか骨が折れる作業です。
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いかがでしたか?
すぐに自分の地域の頼れる弁護士がでてきましたね。
刑事事件解決は時間との勝負です。
もし、家族が逮捕されてしまったらすぐに弁護士に依頼しましょう。
最後に一言アドバイス
家族が逮捕されてしまったとき、冷静でいることは難しいですよね。
しかし、事件の流れや逮捕に関しての知識があれば少しは安心かもしれません。
大切なご家族が逮捕されてしまうと、非常に不安になると思います。
まずは冷静になって、弁護士に相談してみることをオススメします。
弁護士であれば、逮捕後の流れや適切な対処法を知っています。
家族を1日でも早く日常生活へ返す為、初期対応は迅速に行いましょう。