逮捕されるかも…不安な方必見!逮捕後の流れは?弁護士に相談すると…
「自分がこの先逮捕される可能性があり不安…」
または、
「旦那が逮捕されるか不安」
「彼氏が逮捕されてしまい、彼氏がこの後どうなるか不安」
といった不安を抱えている方。
もし、ご自身やご自身の旦那さん・彼氏さんが逮捕されてしまったら…
たくさんの不安で押しつぶされそうになるかもしれません。
今回は、そんな不安を払しょくするべく
- 逮捕されるとどうなるのか
- 逮捕を回避することはできるのか
など、弁護士の先生の解説を交えながら特集していきます!
ご自身や旦那さんが逮捕される可能性がある場合、非常に不安になると思います。
逮捕後の流れや、逮捕前の弁護活動について詳しく解説していきます。
よろしくお願いします。
目次
【経験談あり】彼氏が逮捕されて不安…逮捕後の流れは?
逮捕後の生活が不安!逮捕されるとどうなる?
①警察に逮捕されてから勾留までの流れ
まず、逮捕から勾留までの流れをみていきましょう。
犯罪を犯し、加害者を警察が逮捕すると、その後に警察署で取り調べが行われます。
ちなみに、逮捕には「現行犯逮捕」と「後日逮捕」などの種類があります。
逮捕の種類
現行犯逮捕:目撃者や被害者側の関係者、現場に駆けつけた警察官によって行われることが多い。
現行犯逮捕できるのは、基本的にその時その場限り。
後日逮捕(通常逮捕):後日逮捕は警察官などの捜査機関によって行われる。
「現行犯逮捕」は警察以外の私人でも可能です。
私人逮捕の場合はその後警察に引き渡されます。
後日逮捕は、裁判官が発行する逮捕状にもとづいて行われる必要があります。
「現行犯逮捕」と「後日逮捕」の違いを表にまとめましたのでご覧ください。
まとめ
現行犯逮捕と後日逮捕の比較
現行犯逮捕 | 後日逮捕 | |
---|---|---|
逮捕出来る人 | 誰でも | 警察官などの捜査機関 |
逮捕のタイミング | 犯行中、犯行直後 | 事件発生の後 |
逮捕状の必要 | 逮捕状不必要 | 逮捕状が必要 |
警察官に逮捕された場合
警察に逮捕された後、警察官は48時間以内に
- 検察官に事件を送るか、
- 被疑者を釈放するかを
決めなければなりません。
釈放されずに事件が送られる場合、その日の夜は「留置場」で一泊し、翌日か翌々日に検察官へ「送致」されることになります。
送致のあとに釈放されることもあれば、そのまま勾留が続くこともあります。
検察官に逮捕された場合
検察官による逮捕の場合も、その後に取調べられます。
そしてそこから24時間以内に「裁判官に勾留を請求する」か、「起訴」するか、又は「釈放」するかが決められます。
検察官に「勾留請求」をされた場合には、裁判所に行って裁判官と面談をしなければなりません。
裁判所では、裁判官から逮捕の理由となった容疑について簡単な質問を受けます。
これを勾留質問と呼びます。
勾留質問において、裁判官から「この人は、証拠を隠したり、逃亡したりするおそれがない。」と判断されれば、勾留されません。
その場合は、留置場に一旦帰り、そのまま釈放されることになります。
逮捕後、長くても72時間以内には検察官による「勾留請求」「起訴」「不起訴」「釈放」のいずれかが行われます。
留置場に収容されるまでの流れを図で確認しておきましょう。
②勾留から起訴までの流れ
では続いて勾留後から裁判までの流れをみていきましょう。
最初の被疑者勾留期間は10日間です。
しかしその後、勾留を継続したまま捜査を続ける必要性がある場合は、原則として最大10日間まで延長され、最長で合計20日間勾留されることがあります。
なお、犯した犯罪によっては、10日以上の延長が認められる場合もあります。
勾留が決定された場合は、身柄事件として捜査が続行し、勾留が決定されなかった場合は、在宅事件として捜査が続行されます。
捜査が終了した時点で、検察官は事件を起訴するか否かを決定します。
検察官の最終的な処分の内容は、起訴、不起訴、もしくは処分を保留にして釈放することのいずれかになります。
事件が起訴された後は、被疑者勾留は、そのまま被告人勾留へと切り替わります。
起訴後、被告人は留置場から拘置所に移動することが多いです。
起訴の流れについて詳しい図がありますのでご覧ください。
③起訴から裁判までの流れ
事件が起訴されると、その後、刑事裁判を受けることになります。
基本的には、保釈が認められない限り、判決が出て裁判が終了するまで勾留が継続することになります。
事件が起訴された後は、起訴の日から約40日後に刑事裁判の第一回公判が行われます。
容疑を認めている場合は、第一回公判の約10日後の第二回公判で有罪判決がくだされ、刑事裁判が終了することも多いです。
起訴から裁判終了までのわかりやすい図がありますので、参照してください。
このような公判によって進む第1審の流れを詳しく見てみましょう。
第一審の刑事裁判を簡潔にいうと、
① 冒頭手続
↓
② 証拠調べ手続
↓
③ 論告・求刑/弁論
↓
④ 判決
という流れで行われます。
判決では裁判長から、無罪や有罪(懲役〇年執行猶予〇年など)という結論と、その理由について詳しく説明されます。
また、一審の地方裁判所の判決に対して納得できない場合には、高等裁判所に控訴することができます。
控訴をしない場合、または上訴しても覆らなかった場合、判決は確定し、有罪判決では刑罰内容が確定します。
④刑務所に入所時の流れ
最後に、懲役刑が確定したあとの入所後の流れもみていきたいと思います。
刑が確定されると、通常は刑務所に移送されます。
刑の確定後、
- 刑期の長さ
- 犯罪傾向の度合い
- 治療の必要性
- 性別
- 国籍等
などの調査が行われ、その結果が考慮されて服役先の刑務所が決められます。
ここまで、段階別に逮捕~刑務所までの流れを解説しました。
こちらに簡単に全貌をまとめた図がありますのでもう一度おさらいしておきましょう。
今見てきた流れをもっと詳しく知りたい!という方はこちらの記事もお読みください。
詐欺罪、酒気帯び運転、DV、万引きなど様々な罪名の逮捕の流れを確認できます。
逮捕された旦那や彼氏とは面会可能?
旦那・彼氏が逮捕されてしまったら…
- 今、どんな状況にいるのか…
- 本人に一目会いたい…
と考えると思います。
身近な人が逮捕されたら面会することは可能なのでしょうか。
家族や恋人の留置場面会は可能です。
ただし、一般面会と呼ばれる面会方法になります。
一般面会とは、警察官の立会の下、逮捕された被疑者と家族や友人知人とが面会する方法を言います。
一般面会ですと、多くの場合、逮捕されてから2~3日、つまり、勾留決定された日までは面会できません。
それに対し、弁護士は逮捕段階であっても面会することができます。
逮捕による身柄拘束は最大72時間と短く、その間に警察官は多くの捜査を進めなければなりません。
そのため、勾留決定後でなければご家族や恋人は原則として面会できません。
もっとも罪を認めている場合などで、比較的時間の余裕があれば、逮捕当日の面会が認められる場合もあります。
なお、一般面会は平日の日中と限られていますが、弁護士の場合には土日祝日や夜間でも可能です。
他にも、弁護士であれば、完全にプライバシーが確保された状態で面会ができます。
さらに、回数制限や時間制限もありません。
確実に早期の面会を実現するには、弁護士に依頼してみるのも一つの手ですね。
【Q&A】逮捕の不安を経験談を元に解消!
Q1.逮捕を回避する方法は?
「逮捕されるかもしれない…」
もし、ご自身や身近な方が逮捕される可能性があったら…
居てもたってもいられませんよね。
逮捕を回避する方法はあるのでしょうか。
詳しい内容をみてみましょう!
①示談で逮捕を回避する
最初の答えは、示談で逮捕を回避する方法でした。
示談が成立すれば、逮捕は必ず回避できるのでしょうか?
軽微な犯罪であれば、示談が成立すれば、逮捕を回避できる場合があります。
例えば、けがの程度が軽い傷害や、条例違反の痴漢・盗撮などのケースです。
被害者が存在する事件は、被害者の供述を前提に捜査が進められます。
示談が成立し、被害者の方から
「加害者と示談が成立したので被害届を取り下げたい。」
「加害者に対して寛大な刑事処分を求めたい。」
などの申し入れがあれば、警察としてもわざわざ逮捕しないケースが多いです。
弁護士に依頼した場合は、被害者側との示談交渉を弁護士が行います。
その後、弁護士が示談によって取得した被害者の嘆願書を、警察に届けることになります。
もちろん被害者から連絡を一切拒否され、そもそも示談の話し合いができないケースもあります。
その場合でも、弁護士なら豊富な経験や、民事裁判によるデメリットなどを背景に交渉を進めることができる場合もあります。
示談についてより詳細を知りたい方は、下の記事もご覧ください。
示談についてさらに詳しく知りたい方はこちら
②「弁護士」の付き添いの元で出頭し、逮捕を回避する方法
二つ目の答えは、弁護士の付き添いで逮捕を回避する方法です。
弁護士に付き添ってもらえば、必ず逮捕は回避できるのですか?
比較的軽微な犯罪の場合は、逮捕を免れるケースもあります。
弁護士が家族や職場の上司から取得した身元引受書などを持参して、本人と一緒に出頭することになります。
警察としても、
- 軽微な事件で身元引受人まで保証されている
- 弁護士付添いのもと出頭し、容疑を素直に認めている
ケースなどでは、逮捕の必要性が乏しいと考えることが多いからです。
しかし、「必ず」免れるというわけではありません。
重罪の場合は、弁護士が付き添って自首したとしても、その後に逮捕されることもあります。
逮捕前に弁護士を選任すれば、逮捕回避が失敗してもその後すぐ弁護活動を行ってもらえますね。
逮捕回避のポイント
- 被害者がいる事件は、まずは示談を検討する
- 示談が難しくても、弁護士に相談することが大切
Q2.旦那が大麻・覚醒剤(シャブ)で逮捕され不安…逮捕後の流れは?
以下で、具体的な罪名と逮捕の関係について見ていきましょう。
まずは、大麻・覚醒剤(シャブ)と逮捕についてです。
大麻・覚醒剤(シャブ)などの薬物事件の流れをみてみましょう。
薬物事件の逮捕の流れは、大きく、①現行犯逮捕の場合と②後日逮捕(通常逮捕)の場合とに分けられます。
薬物事件の場合は、職務質問や家宅捜索などによって、薬物の所持が発覚し、現行犯逮捕されるケースがほとんどです。 現行犯逮捕されたあとは、警察署の取り調べ室で簡単な取り調べを受け、そのまま留置場に収監されることになります。 薬物事件の場合は、比較的罪が重く、勾留の必要性が高いと判断されるためです。 |
続いて後日逮捕の流れもみてみましょう。
薬物の売買について、取引の関係者から証拠が集まった後に後日逮捕されることがあります。 薬物の後日逮捕は、関係者の供述にもとづくことが多いです。 警察官が逮捕状を自宅まで持ってきて、後日逮捕されるのが一般的です。 |
薬物事件は、職務質問されてから逮捕されるイメージが強いですよね。
それが現行犯逮捕が多い理由なのでしょう。
Q3.違法ダウンロードをしてしまった!逮捕されるか不安…
世間で大きな問題になっている違法ダウンロード問題。
以前は違法に配信した側にのみ刑罰(10年以下の懲役または1000万円以下の罰金)が科されていました。
2012年10月1日から著作権法が変わり、販売または有料配信されている音楽や映像の違法ダウンロードは刑罰の対象になりました。
もし、ご自身が出来心で違法ダウンロード行為をしてしまったら…
「逮捕されてしまうかどうか」という点が非常に気になりますよね。
知らず知らずのうちに違法ダウンロードをしてしまったという経験をお持ちの方もいるかもしれません。
2012年以前は、違法にアップロードされたものと知りながらダウンロードしても、処罰されることはありませんでした。
当然、逮捕をされることもありませんでした。
著作権法の変更によって、逮捕されてしまう可能性もあるのでしょうか。
法律上では現在、私的使用の目的であっても、違法ダウンロードは禁止されています。
違法アップロードの事実を知りながら、録音・録画などの方法でダウンロードする行為は、処罰の対象となります。
当然、前提として逮捕・勾留もされることがあります。
さらに、家宅捜索・差し押さえの可能性もあります。
ただし、違法なダウンロード行為は親告罪です。
権利者からの告訴がなければ起訴できないとされています。
過去、有料で提供されているコンテンツの保護としては、
そのコンテンツをアップロードする行為を違法なものとして処罰する方法
が定められていました。
コンテンツをダウンロードする行為は、限られた範囲で私的に使用する場合は、違法とはされていませんでした。
しかし、コンテンツの保護のためには、アップロード行為を取り締まるだけでは不十分だという意見が強くなりました。
そして年、ダウンロードを禁止する規定が著作権法に設けられ、違法にアップロードされたコンテンツを私的使用目的でダウンロードする行為も違法とされました。
その後、2012年に著作権法が改正され、違法なダウンロード行為について、以下のような罰則が設けられるに至りました。
2年以下の懲役若しくは 200万円以下の罰金、またはこれらが併科される。
決して軽い罰ではありませんね。
「みんなもやっているから」という軽い気持ちで違法ダウンロードはしてはいけません。
もし、逮捕されてしまうと厳しい罰則を受ける可能性もあるということを覚えておきましょう。
【弁護士無料相談】旦那・彼氏が逮捕されてしまった…
旦那・彼氏が逮捕!今すぐに弁護士に相談したい
「旦那が逮捕されてしまった…」
旦那さんや彼氏さんが逮捕されてしまったら、一人で途方に暮れてしまうかもしれません。
しかし、悩んでいる間にも事件はどんどん進みます。
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【全国弁護士検索】事件を弁護士に相談したい…
身近な方が事件の加害者になって逮捕されてしまったら…
ご自身では対応しきれないことがたくさんあると思います。
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いかがでしょうか?
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ご自身だけではたいへん不安で、不明な点も多いと思います。
豊富な経験と知識を持った弁護士に頼り、事件を早期解決できるように努めましょう。
最後に一言アドバイス
この記事を通して逮捕の不安が減りましたね。
人生、何が起こるかわかりません。
逮捕についての知識があれば安心ですね。
身近な方が逮捕される可能性があったり、逮捕されてしまったら非常に不安ですよね。
刑事事件は事件後の対応スピードで今後の流れが大きく変わることもあります。
事件の当事者になってしまったらまずは弁護士にご相談ください。
弁護士なら、逮捕前や逮捕後の対応も適切に行うことができます。